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VISEO MDT191S あらゆるデジタル動画よドーンとこい次世代をいま体験できる新しいVISEO
VISEO MDT191S
NEC三菱電機ビジュアルシステムズ(株)
http://www.nmv.co.jp/

Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2005年2月号
2005年1月18日


VISEO MDT191S
8msの高速パネル採用のTVチューナー、D4端子登載ディスプレイ 「VISEO MDT191S」
製品名
VISEO MDT191S
予想実売価格
10万円前後
発売元
NEC三菱電機ビジュアルシステムズ(株)
http://www.nmv.co.jp/

スタイリッシュであり
しかも多様な映像に対応

 PC用ディスプレイの進化のベクトルは、デジタル動画に高品位に対応することと、インテリアにマッチするスタイルを持つこととの2つの方向性を持つようになってきた。これはもちろん、PCでDVDやTV放送を鑑賞したり、インターネットのブロードバンド化でデジタル動画を見る機会が飛躍的に増えたことと無関係ではない。さらに地上デジタル放送も始まり、PC以外の映像ソースも多種多様化してきている。

光沢感のある「グレアパネル」搭載
黒が引き締まって深みが出て、色彩をより鮮やかに見せる効果のあるツヤツヤ「グレアパネル」を装備。DVD映像などの奥行き感は必見ものだ。
■光沢感のある「グレアパネル」搭載

 NEC三菱電機ビジュアルシステムズ(以下NMビジュアル)では従来からこういったニーズに対応する、動画に強い液晶ディスプレイをいちはやく製品化してきた。他社に先駆けて応答速度を25msから16ms、12msへと向上させてきたが、このたびのMDT191Sではコンシューマー向けディスプレイで初の応答速度8msを実現している。またデザイン面に目を向ければ、MDT191Sでは狭額縁ながら曲線を巧みに活かし、背面の処理にも考慮した、暖かみのあるデザインに仕上がっている。

 液晶ディスプレイは、もはやPCとのマッチングという枠の中だけでは評価しきれなくなったが、こうした中でNMビジュアルは、TV放送チューナーを内蔵したMDT 191Sに、VISEOというブランド名を復活させて冠した。PCインターフェイスのアナログ入力とDVI-D、コンポーネントビデオのD4端子、コンポジットビデオのS端子・ビデオ端子を備え、あらゆる映像ソースに対応する。新時代のディスプレイともいえるこのMDT191Sを子細に見ていくことにしよう。

19型、高速応答8ms、高コントラスト比700:1、高輝度400cd/m2パネル
業界最高レベルの8ms高速応答液晶パネルが採用され、動きの速い映像でもぶれのないリアルな映像が再現される。
高画質TVチューナーを内蔵し、地上波TV放送を楽しめる
3次元Y/C分離回路、3次元IP変換回路などの高画質化回路を搭載しているので、地上アナログTV放送を高画質で鑑賞できる。
グレアパネルを採用し、深みのある黒、鮮やかな色彩を表現
パネルは光沢のあるグレアパネルを採用しているので、くっきりとした奥行きのある映像で、色彩をより鮮やかに映し出す。
D4端子搭載で、デジタルハイビジョン機器の接続にも対応可能
1080iフォーマットにも対応しているので、デジタルハイビジョンチューナーなどを接続すればデジタル放送も高画質で楽しめる。

VISEO MDT191S
PC用途だけでなく、さまざまな映像ソースに対応する豊富な入力端子。D4端子を備えるのでデジタルハイビジョンチューナーなどの高画質AV機器も接続可能だ。
背面の端子類
上からTVアンテナ、S端子/ビデオ入力、D4端子。S/ビデオとD4にはそれぞれ音声端子も持つ。
下部にあるPC入力端子
PC向けにはアナログのミニD-sub15ピンとDVI-Dの2系統を装備し、2台のPCを切り替えて使用できる。
■豊富な入力端子でPC、AV機器に対応


デジタル動画だからメリハリのあるパネルが必要

 いわゆる“ツヤツヤ液晶”の「グレアパネル」は、前モデルのRDT194Sで採用され、本モデルにもそれが受け継がれている。グレアパネルは黒が引き締まり、色彩が鮮やかになるという効果があり、映画の鑑賞などにうってつけだ。さらに700:1という高コントラスト比も映像のメリハリに寄与している。ツヤツヤであるために画面の反射はもちろんそれなりにあるが、映画を見ている際などはまったく気にならない。動画鑑賞で一度これに慣れてしまうとグレアパネルから通常パネルへは戻れなくなるほどだ。

OSDでの操作が軽快
4方向のスティックはクリック感があり、OSD(オンスクリーンディスプレイ)での操作が軽快。
各種調整のOSDは見やすく操作しやすい印象
ブライトネスやカラー調整などの各種調整のOSDは見やすく操作しやすい印象だ。
■直感的なOSD操作が可能な「E-STICK」

 また、高速応答の8msパネルであるので、動画を見る際に違和感になる残像はまったく感じられなかった。動画映像では、画面が明るいというのは最重要項目であるが、本機の場合これを楽々とクリアする400cd/m2の最大輝度を持っている。

 これまでの液晶ディスプレイと見比べた際に感じることは、画像の奥行き感が圧倒的に異なることだ。低コントラスト比のディスプレイでは、階調が足りないことで起こる黒ツブレや白ツブレが起きてしまうし、低輝度の場合に無理にメリハリをつけようとすると黒ウキ(もっとも黒い部分が白側に寄って黒く見えない現象)して、どう調整しても平板に映ってしまいがちだ。MDT 191Sではパネル自体のこうした特性に歴然とした違いがあることが感じられる。

高さ調整
チルト調整
スイベル調整
■使い勝手のいい、高さ、チルト角、スイーベル調整機構 高さは上下に90mm、チルト角は上30°、下5°、左右のスイーベルは340°の調節が可能。特にチルト、スイーベルは余分な力を加えなくてもスムーズに動かせる。


多様なソースに対応するための
ユーザー本位の機能を装備

 オフィスアプリやWebの画面は、そもそもの対象がPC限定であるので、色のダイナミックレンジをそう大きくとる必要はない。これが、映画やTV放送となると内容はかなり異なってくる。明るい部分と暗い部分がひとつの場面に同居していたり、明るい場面から一転暗い場面に切り替わったり、そうした映像表現として演出されることが多々あるためだ。特に映画館で上映される映画ではダイナミックレンジの広さは顕著である。

VISEO「キレイ」の気になる4つのポイント その1
テレビをキレイに見せる高画質信号処理
従来の3次元Y/C分離回路なし
従来の3次元Y/C分離回路なし
MDT191S
MDT191S

TV放送やビデオ映像はコンポジット信号のために、デジタル信号と異なり、余分な色のにじみやノイズが発生してしまう。これらを低減する「3次元Y/C分離回路」「3次元ノイズリダクション回路」がMDT191Sには備わる。またインターレース信号をプログレッシブに変換する回路が「3次元IP変換回路」。1画面の縦横に加えて、時間軸上の前後の画面(フレーム)を対象として処理が行われるので「3次元」と呼ばれ、だからキレイなのだ。


 元々の映像ソースのダイナミックレンジの迫力をできる限り損なわずに映し出すための仕組みを、MDT191Sでは「DV MODE」として備えている。ガンマ値と色補正をあらかじめプリセットしてあり、ソースに合わせて瞬時に切り替えられる。TV/ビデオ入力時には[シネマ][ブライト][ユーザー]から、PC入力時には[MODE 1][MODE 2][MODE 3]から、それぞれに適した設定を選ぶことができる。多彩なソースに対応するゆえんがここにあるといえるだろう。

VISEO「キレイ」の気になる4つのポイント その2
8msの高速応答と高輝度400cd/m2パネル
従来
従来
MDT191S
MDT191S

黒→白→黒または白→黒→白と画素を変化させたときの切り替わりの速さ(追従性)が応答速度で、もちろん速ければ速いほど映像がなめらかに表示される。8msはクラス最速の応答速度となる。また、これまで一般的な液晶ディスプレイの輝度が、高くても250〜300cd/m2であったのに対し、400cd/m2を実現。映画やTV放送を楽しむのにまったく遜色のない高い輝度といえる。明るいのは人間の感覚としてキレイに直結している。


 また、パネル解像度は1280×1024ドットのいわゆるSXGAであるが、これは縦横比が5:4となる。一般的なTV放送の比率の4:3や、デジタルハイビジョンの16:9などが入力された際には、縦横比(画面サイズ)を6種類から選択できるデジタルズーム機能が備わる。例えば画面の左右が欠けるのがきらいな人もいれば、画面全体に映し出されないとイヤという人もいるだろう。希望の比率で見られるのはうれしい装備だ。

 TV放送向けには、最近のPC用TVチューナーには当たり前の機能として装備されている「3次元Y/C分離回路」「3次元ノイズリダクション回路」がMDT191Sにも当然備わっている。加えて、インターレース信号をプログレッシブに変換する際に生じるギザギザ感を低減する「3次元IP変換回路」が備わるので、TV/ビデオ入力時には違和感のない映像を楽しむことができた。

VISEO「キレイ」の気になる4つのポイント その3
拡張されたDV MODE
ビデオ入力時の[シネマ]モード
ビデオ入力時の[シネマ]モード
ビデオ入力時の[ブライト]モード
ビデオ入力時の[ブライト]モード

たとえばDVDビデオを見る場合、映画の内容によってはもともとが全体に暗めのしっとりした映像であったり、明るいピーカンの屋外映像であったり、ダイナミックレンジがさまざま。より迫力のある見やすい映像に設定できるのが「DV MODE(Dynamic Visual Mode)」だ。TV/ビデオ入力時に、映画の暗部を美しく再現する[シネマ]ほか3種類、PC入力時には同じく3種類が用意されている。要するにプリセットされたガンマ値・色補正をワンタッチで切り替えられるのだ。


 液晶パネルそのものと、高画質化回路が高品位な次元でバランス良くまとめられている印象のMDT191Sであるが、ユーザーインターフェイスも高いクオリティでまとめられている。従来モデルとくらべて操作ボタンの数が減っているが、「E-STICK」という4方向スティックがパネル下部に備えられていて、各種の調整がこれと左右ボタンで行なえる。適度なクリック感のあるスティックで調整はスムーズに行なえた。DV MODEと映像ソースの切り替えボタンは独立しているので、この切り替えも瞬時に行なえて気持ちがいい。

VISEO「キレイ」の気になる4つのポイント その4
PinP、デジタルズーム機能搭載
PinP
PinP
左がノーマル、右がフル
左がノーマル、右がフル

テレビチューナーを搭載して、しかもPCにも接続できるとなると、両方いっぺんに見たいという欲張りな要望に応える機能がPinP(ピクチャーインピクチャー)。TV/ビデオの画面とPC画面を親子画面として同時に表示でき、親子画面や位置などを選択できる。また画面の表示を好きなサイズに切り替えられるのが「デジタルズーム機能」だ。ノーマル/ワイド/リアル/ズーム/フル/カスタムから選択できる。


 画面のチルト角、左右のスイーベル、スタンドの高さ調節機構はすべて備わり、調節範囲も広い。TVチューナーを内蔵していることもあり、画面の下部にはステレオスピーカーが備わる。これが、エンクロージャーが大容量なので中低音域に量感がある再生音を聞かせてくれるのだ。


 多種の映像ソースに対応したインターフェイスを装備し、動画・静止画・PCの作業画面といった多様なコンテンツに対応する能力を持った、これからのディスプレイに求められる機能をすべて備えたといってもいいだろう。そういったディスプレイに仕上がっているのがMDT191Sである。

VISEO MDT191Sの主なスペック
製品名 VISEO MDT191S
液晶パネル 19型TFT SXGA
表示画素数 1280×1024
表示色 約1677万色
輝度 400cd/m2
コントラスト比 700:1
視野角 左右170°/上85°/下70°(コントラスト比5)
応答速度 8ms
水平周波数 31.5k〜81.1kHz
垂直周波数 56〜85Hz
PC入力 DVI-D、ミニD-SUB15ピン
TVチューナー VHF、UHF、CATV(C13〜C38)
ビデオ入力 ビデオ入力×1、S端子×1、D4端子×1
サイズ 412.5(W)×231.7(D)×406.5〜496.5(H)mm
重量 約7.4kg(スタンド含む)

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