|  |
ユーザーインタビュー
一太郎2006に回帰することで、日々の文書作成が大きく効率化!
|
2006年2月20日
栃木県宇都宮市に創作和食店“石の蔵”を経営するほか、レストランなど複数の飲食店の経営、および不動産開発などを手がける企業家として活躍されている上野氏。自身で銀行やクライアントに提出する企画書や指示書、見積書など様々なビジネス文書を作成しているため、一日の大半をパソコンに向かって文書作成に勤しむ。以前は一太郎を使っていたこともあるが、最近は業務の都合でOfficeを使っているという。そんな上野氏が、一太郎2006の“日本語の表現力を高める新機能”などに魅力を感じ、改めて最新版の一太郎を使ってみた。
一日の半分を文書と格闘する日々
[――]
最初に、今回一太郎2006を使ってみようと思ったきっかけを教えてください。
[上野氏]
私の仕事では、例えばご登録いただいたお客様向けのメールマガジン、店のパンフレット、取引先などに向けたビジネス文書と、様々な文書を作成する必要があります。一日の半分から1/3程度はパソコンに向かっていることになります。毎日何通も文書を書いていると、つい同じような言い回しや語尾を使ってしまったり、文書がつまらなくなってしまうこともあるので、一太郎2006の“日本語の表現力を高める機能”という文句には引かれるものがありました。また、“提出確認”という機能が文章内の表記の不統一や誤字脱字を指摘してくれるというのもうれしいですね。
[――]
上野さんの日々の文書作りは、どのようなプロセスで行なわれているのですか?
[上野氏]
時期によって多少の波はあるのですが、一日の始めに自分の業務リストを箇条書きにしたり、本や書類を読んでいて自分の仕事の指針になる部分があれば書き出したり、部下への業務指示をまとめたりと実に様々ですね。例えば新規の飲食店の企画書を作る場合には、出店する場所や広さなどの条件、予算、周囲の環境による顧客層の予測などまず思いつく限りの項目を書き出して、さらに細かい情報を追加をして、最後に読みやすく文章にまとめるというパターンがあります。
[――]
実際に一太郎2006を使ってみて、いかがですか?
[上野氏]
“提出確認フェーズ”は、数ページにわたる企画書の順番を自由に並べ替えることができるんですね。従来のワープロソフトだと提出先に合わせて文書ファイルから不要な部分を削除したり、文章を編集して前後を入れ替えて別の名前で保存し直したりと面倒があったのですが、一太郎2006ならページごとに入れ替えができるので、これなら修正の漏れも防げそうです。
同じく提出確認フェーズに含まれる校正機能も以前より使い勝手がよくなっていますね。文書を作成し終わったときに、この提出確認の校正機能を必ず使うように習慣づければ、誤字脱字だけでなく、表記ゆれなど細かい文書上のミスを見逃さずに済むので、文書の品位を確実に上げられます。
また銀行や設計事務所に提出する文書が極秘の内容なのか、ドラフト段階の文書なのかを明確しておく必要があるのですが、これも新機能のスタンプ機能やすかし機能を使えば、簡単に解決できますね。
[――]
上野さんのお仕事では利用する機会が少ないかもしれませんが、提出確認フェーズにはそのほかにも他人からの編集作業や印刷を禁止する改ざん防止機能、役所に提出する場合にふさわしい表記を指示する“公用文”校正モードも用意されています。
では、日本語の表現力の向上については、いかがですか?
[上野氏]
ATOK 2006を使うことによって、スムーズに変換できるメリットは予想以上ですね。明らかに入力作業の手間が減ったと感じます。また、仕事柄、全国の地名や、料理、日本酒の名前など一発で変換候補に出てきにくい固有名詞を使うケースも多いのですが、ATOK 2006では正しい候補が表示されるので助かります。特に合併した新しい自治体名がさっと変換できるのがありがたいです。
それ以外にも、日本酒の名前はお客様も読みにくいので、パンフレットやメニューなどにルビを振るケースもあるのですが、一太郎2006は“ふりがな機能”が充実していますね。右寄せだけでなく等間隔に置いたり、漢字一文字ごとに読みを配置すること(モノルビ)もできて、さらにルビのフォントも変えられるんですね。メニューなどではフォントにもこだわりたいので嬉しい機能です。
ほかにも気に入ったのが、“きょう(今日)”や“きのう(昨日)”と入力するだけで、日付が入力できる機能ですね。この機能があればカレンダーも不要ですよ(笑)。
これもATOKの機能ですが、“連想変換”によって言い回しを変えられるというのが、私の仕事には特に役立ちます。“静かな(雰囲気で)”とか“楽しく(お食事いただけます)”といったフレーズはどうしてもよく使ってしまうのですが、近い段落に何度も出てくると文章がつまらなくなりますよね。そんな時にこの機能を使えば表現が陳腐化しないで済みます。ほかにもまだ試していない機能もあるのですが、さすがに日本人が日本人のために作ったソフトだけあると、実感できましたよ。
|
|
普段の業務と同じように、一太郎2006でビジネス文書を作成してもらった |
[――]
上野さんはこれまで他社のオフィスソフトを使われていたそうですが、他社の文書ファイルとの互換性の高さも一太郎2006の特徴なのです。
[上野氏]
それは表や罫線を組み込んだWord文書でも大丈夫なんですか。これまで蓄積された文書を活用できるのはとても助かりますね。実はほかのワープロソフトを使っていて気になったのが、罫線機能なのです。以前に一太郎を使っていたときにも感じていたことですが、一太郎って罫線が引きやすいですよね。今使っているワープロソフトではどうしても微妙に頭がずれてしまったりするのですが、一太郎はピシッと揃うところが気持ちいい。先に文章を記入しておいて、後から罫線を引いたり消したりもできますしね。書くときには先に項目を並べてブロックごとに移動しながら考えをまとめることが多いので、後から罫線を使って見やすく加工できると便利ですから。
[――]
一太郎はここ数年で、“書くためのツールから、考えるためのツール”へと大きく変貌しています。実際に使ってみて、そうしたコンセプトを感じられたでしょうか?
[上野氏]
まだ数日しか試していないので、考えるツールを実践するところまでは行きませんが、一太郎2006は確かに“思考するためのツール”になりそうですね。私の場合、最初に商品や店舗のアイテムを書き出してから、時系列や関連性に応じて並べ替えたり、さらにアイデアを書き足していって並べ替える、という文書作りが多いのですが、アウトラインモードを使うと見出しと付随する項目という具合にまとめてブロックのように管理できるので、考えをまとめたり企画をより深掘りしやすいですね。例えばお店の席数をどうするか、単価をどう決めるか、その場合の売り上げ目標をいくらに想定するかといった具合に、数字や項目を入れ替えながら試行錯誤するわけです。
このアウトラインモードを使ってみると、全体を構成していく手順が洗練されていて、ロジックやツリー構造など、項目が派生していく部分、さらにはほかの項目との関連性の図示など、文書を書きながら自分のプロセスが整理されていくように感じました。
[――]
最後に一太郎2006をまとめるとどんな印象ですか?
[上野氏]
基本的に日本語を自由自在に扱えるワープロソフトとしての一太郎らしさを残しながら、一太郎2006では“文書のインテグレーター”を指向していることを強く感じました。新しく搭載された“提出確認フェーズ”や変換精度が大幅に向上した「ATOK 2006」を始め、文書の品質をアップしてくれる機能を多数搭載しています。
さらに思考ツールとしてのアウトラインモードもあるし、文章だけでなく、自由に描ける罫線を含めてグラフィックスや簡易図形を描くツールも包含されている。ほかのオフィスソフトで作られた文書ファイルを取り込んで、一太郎の中で作った文書と並列に扱うこともできる。毎日集まってくるフラグメント(断片的)な情報に関連性を見出したり、順番立てて考えてみる、意味付けてみるということが、日々の仕事を大きく効率化してくれると思います。これからぜひ仕事にも使い込んでみたいですね。
 |

作成結果を手にして、「一太郎2006が日々の仕事を効率化してくれるだろう」、と上野氏 |
|