ぷらっとホームの「OpenBlockSシリーズ」は、2000年に発売されて以来、ユーザーの意見を積極的に取り入れ、OpenBlockSS、OpenBlockSRとモデルチェンジを行なうたびに、より完成形へと近づいているマイクロサーバである。当初から“手のひらの上に乗る大きさ”というコンセプトを、かたくなに守りながらも、OpenBlockSSではCPUの高速化(50MHzから200MHzへ)、OpenBlockSRではラックマウント対応(コンパクト化)など、高性能化や拡張性の向上を図ってきた。
今回発売された『OpenBlockS(OPENBLOCKS266)』では、名称はあえて当初のOpenBlockSに戻し、ユーザーの要望を取り込んで、CPUをOpenBlockSS/Rの200MHzからさらに266MHzへと高速化するとともに、本体内部にあるハードディスクインターフェイスの改善(PIOからDMA対応に)、コンポーネントの刷新(ラックマウント対応)が施されている。おまけに製品の直販価格も4万9800円から3万9800円へと大幅に引き下げられた。
さて、OpenBlockS266とはいかなるサーバなのだろうか? その仕組みを動作状況を追いながら説明しよう。
OpenBlockS266では、この状態でWebサーバ(Apache)、telnetサーバ(in.telnetd)、DHCPサーバ(dhcpd)などが動いており、IPルータや簡易ファイアウォールとして機能する。また、設定もWebサーバが動いているので、Webブラウザを経由するなどしてGUIベースで行なうことができる。
さらに、オプションのコンパクトフラッシュ(CF)カード、あるいは2.5インチのハードディスク(HDD)を内蔵すると、ユーザーのメモリ領域が拡大され、以下の動作が行なわれる。
これにより3.の各種サーバ機能の使用が可能となる。設定次第で、家庭内LANを統括するセキュリティサーバや、企業の部署単位のメールサーバなど、どこにでも設置できるコンパクトさと、ファンレスサーバの静穏性、可動パーツを廃した高信頼性を活かして、さまざまなシーンで使えるだろう。
(池田 圭一)