ちょっとしたことでパソコンの使い勝手はグッと変わる。その代表例が、KVM(キーボード、ディプレイ、マウスの切り替え器)。省資源を考えて、メーカーも、キーボード、ディププレイ、マウス別売りの商品を出してほしい。 お金をかけるなら、 ディプレイとキーボードに!
日本のブロードバンド利用者のパソコン利用時間は、1カ月に17時間という調査結果がある。いまのところTVの84時間にはほど遠いが、今後10年以内に逆転してしまう可能性もあると思う(個人的には15年前から逆転しているが)。
あくまでブロードバンド利用者に関しての話だが、ブロードバンドの普及率では米国を超えており、2003年末には、現在の2倍以上の2500万人に達するといわれる。IT先進国といわれる韓国では、現時点で、すでにパソコンの利用時間がTVの利用時間の約半分となっている。
その一方、1台のパソコンの平均利用年数は、どんどん伸びる傾向にある。
ほんの数年前、パソコンを気持ちよく使いたかったら「2年くらいで買い換えなきゃ」といわれたものである。それが、いまでは3年、4年たっても案外使えたりする。ところが、そのマシンで満足できるかというと、ブロードバンドコンテンツを軽快に楽しもうとか、TV録画などの映像系のことをやろうとすると、やっぱり最新のマシンが欲しくなる。
その結果、「パソコンの所有台数は増え続ける」ことになる。
パソコンと付き合う時間が増えたのなら、そこにお金をかけるのはまともな発想だろう。2台〜4台は当たり前という時代が来ているのなら、ディスプレイやキーボードやマウスは1個に集約するのはどうか? むかしから賢いユーザーはやってきたことなのだが、1個ずつですんだ分、最高のディスプレイやキーボードやマウスを導入することをお勧めする。
ぷらっとホームの『PShare EX』を用いれば、1セットのキーボード・マウス・ディスプレイで、4台のパソコンを切り替えて操作できる。机の上をすっきりと整理できるし、当然のことながら相当のコストセーブになる。
切り替え操作は、本体のボタンからワンタッチでできるのはもちろん、キーボードのショートカットでも可能なので、いちいち手を離さなくてもいいわけだ。
また、切り替え器によっては、プラグアンドプレイ対応ディスプレイの信号をPCに伝えることができず、本来の性能を活かせないことがある。PShare EXでは内部メモリに情報を保持して、PCすべてに信号を伝えている。この種の製品で大切なところはキッチリおさえられている。
ところで、4台までといったが、PShare EXを2段につなげば(カスケード接続)、なんと最大16台までのパソコンが使えちゃったりする。サーバー管理やCGのレンダリングなどの用途で威力を発揮するだろう。さすがに、個人で十台以上を切り換えて使う人は滅多にいないと思うが、これって、なんだか「ひつじ飼い」になったような気分になりそうだ。
(月刊アスキー編集長・遠藤 諭)