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dynabook Satellite AW6 強力グラフィックの直販限定ノート
dynabook Satellite AW6
東芝
18万9800円から
http://www3.toshiba.co.jp/jdirect/custom1/satellite_aw6.htm?banner_id%3d1080

2006年9月14日

インテル® Centrino® Duoモバイル・テクノロジー

去る5日に(株)東芝が発売したウェブ直販限定ノートパソコン「dynabook Satellite AW6」は、高速グラフィックスチップ(GPU)を搭載する“グラフィック強化モデル”と、CPUやHDD容量、メモリー容量などを選択可能な“カスタマイズモデル”がラインナップされている。特にグラフィック強化モデルはインテルの最新CPUと高速GPUの組み合わせにより、優れたパフォーマンスが期待できるノートパソコンとなっている。本稿では店頭で触れる機会のない直販限定製品の、スペックと実力について確認してみたい。なお以下でAW6と記載している場合は、特に明記がない限りグラフィック強化モデルを示す。



ウェブ直販限定のインテル® Core™ 2 Duoプロセッサー搭載ノート

dynabook Satellite AW6
dynabook Satellite AW6

 AW6は今年5月に発売された「dynabook Satellite AW5」グラフィック強化モデルの後継に当たる製品で、特にCPU性能とGPU性能の強化を特徴としている。インテル製CPUとチップセット、無線LANモジュールを搭載し、“インテル® Centrino® Duoモバイル・テクノロジー”に対応したノートパソコンである。

インテル® Core™ 2 Duoプロセッサー。
インテル® Core™ 2 Duoプロセッサー。

 まずCPUには、8月29日に発表されたばかりのノートパソコン向けデュアルコアCPU、“インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー T5500”をいち早く採用している。動作周波数は1.66GHzで、CPUとチップセットをつなぐシステムバス(FSB)の周波数は667MHz。CPU性能を大きく左右する2次キャッシュメモリーには、2つのコアで共有されるタイプのキャッシュメモリーを2MB内蔵している。コード名“Merom(メロン)”と呼ばれていたこのCPUの詳細については、発表会等の記事を確認していただきたいが、要点を挙げると同時処理命令数の増加やマルチメディア命令処理の高速化、2次キャッシュの効率的な利用などの技術を駆使して、消費電力を上げずに処理性能を向上させたCPUである。

 前モデルであるAW5 グラフィック強化モデルのCPU“インテル® Core™ Duo プロセッサー T2300”と、ベンチマークソフト“PCMark05”で比較してみると、動作周波数が等しいにも関わらず、AW6搭載のインテル® Core™ 2 Duo プロセッサー T5500は、約1.1倍のパフォーマンスを発揮した。dynabookシリーズ全機種の中でも、インテル® Core™ 2 Duoプロセッサーを搭載するのは、AW6とQosmioシリーズの最上位機種「Qosmio G30/797HS」だけ。つまりdynabookの中でもAW6は優れたパフォーマンスを備えていると言っていい。



PCMark05によるdynabook Satellite AW6とAW5のCPU性能比較(東芝による測定)
PCMark05によるdynabook Satellite AW6とAW5のCPU性能比較(東芝による測定)

 またGPUには米エヌビディア(Nvidia)社製のノートパソコン向けGPU“GeForce® Go 7600”を搭載している。DirectX 9のShader Model 3.0に対応するGPUだ。GeForce® Go 7600はGeForce® Go 7x00シリーズでは中位に位置するGPUだが、より上位のGPU(GeForce® Go 7800〜7900 GTX)は消費電力や発熱量が非常に高くノートパソコンには搭載しにくいため、日本国内で販売されているノートパソコンのGPUとしては、最速クラスのGPUを搭載していることになる。

 実は前モデルAW5も、同じGeForce® Go 7600を搭載していた。しかしAW6では搭載ビデオメモリー量が128MBから256MBへと倍増されたうえ、ビデオメモリーへのメモリーインターフェースも、AW5の64bit幅から128bit幅へと強化された。AW5では「GPU性能に対してメモリーインターフェースが狭く、GPUのパフォーマンスを生かし切れていないのでは」という厳しい意見もあったが、AW6はこの点もしっかり強化しているわけだ。また256MBのビデオメモリー量は、最新の3Dグラフィックスエンジンを使ったシューティングゲームなどで、高品位の影や光の表現を行なうのに必要とされる容量である。インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー T5500のパワーと合わせれば、ヘビー級の最新ゲームでも軽快に動作させることが可能だろう。

AW6でオンラインRPGをプレイする筆者。自宅のデスクトップと変わらないパフォーマンスで動作し、実に快適にプレイできた。無線LAN機能を標準搭載するので、電源さえ確保できればどこでもプレイできるのも良い。
AW6でオンラインRPGをプレイする筆者。自宅のデスクトップと変わらないパフォーマンスで動作し、実に快適にプレイできた。無線LAN機能を標準搭載するので、電源さえ確保できればどこでもプレイできるのも良い。

 実際のゲームでのパフォーマンスを体感すべく、筆者が日頃プレイしているオンラインRPGを2タイトルほどAW6で試したみた。例えばプレイヤーの多い町中などは表示の負荷が高く、処理性能の低いパソコンの場合、グラフィックの品質(表示するキャラクター数や表示範囲)を落とさなくては満足に移動もできなくなりがちだ。しかしAW6では表示品質を最高レベルに設定していても、一般的なゲーム場面では実に快適(表示フレームレートにして毎秒30フレーム以上)な状態をキープできたうえ、前述のような負荷の高い場面でも、移動や会話には不自由ないレベル(フレームレートで10〜15程度)をキープしていた。想像以上にパフォーマンスは良好だ。「ノートパソコンではきつい」とよく言われるオンラインRPGでも、AW6なら快適に遊べるのは間違いない

dynabook Satellite AW6 グラフィック強化モデルの主なスペック
CPU インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー T5500 1.66GHz
チップセット モバイル インテル® 945PM Express
メモリー DDR2-533(PC2-4200) 512MB〜1GB
液晶ディスプレー 15.4インチワイド液晶ディスプレー 1280×800ドット
グラフィックス NVIDIA GeForce® Go 7600 ビデオメモリー256MB(メモリーインターフェース 128bit)
HDD 120GB(5400rpm)
光ディスクドライブ DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL 最大4倍速書き込み、DVD±R 最大8倍速書き込み、DVD+RW 最大8倍速書き換え、DVD-RW 最大6倍速書き換え、DVD-RAM 最大5倍速書き換え、CD-R 最大24倍速書き込みなど)
スロット ExpressCard/54(/34対応)×1、PCカード TypeII×1、ブリッジメディアスロット×1(SDメモリーカード、xD-ピクチャーカード、MMC、メモリースティック/PRO対応)
通信 IEEE 802.11a/b/g無線LAN、10/100BASE-TX、V.90対応56kbpsモデム
I/O USB 2.0×4、i.LINK(IEEE 1394、4ピン)×1、外部アナログディスプレー端子(ミニD-sub 15ピン)、Sビデオ出力、ヘッドホン出力など
バッテリー駆動時間 約2.0時間
サイズ(W×D×H) 360×267×36.8(最薄部29.8)mm
質量 約2.8kg
OS Windows XP Home Editon SP2
価格 メモリー512MB:18万9800円
メモリー1GB:19万9800円
Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Centrino、Centrino ロゴ、Celeron、Celeron Inside、Intel Core、Core Inside、Pentium、Pentium Insideは、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。



インテル® Centrino® Duoモバイル・テクノロジー

 その他のスペックとインターフェース類について見てみよう。まずチップセットにはモバイル インテル® 945PM Expressチップセットを搭載。GPUはチップセットとPCI Express経由で接続されている。メモリースロットは2スロットが用意され、DDR2-533メモリーを装着する。メモリー搭載量は512MB、1GB(512MB×2)から選択可能である。1GBのメモリーを搭載する場合はデュアルチャンネル接続となるため、メモリーアクセスのパフォーマンスが向上する。

 HDDには5400rpmのシリアルATA接続120GB HDDを内蔵する。光ディスクドライブには2層式DVD±R対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載。2層式メディアに最大4倍速での記録が可能で、ノートパソコン用としては高速なドライブと言える。液晶ディスプレーは15.4インチワイドサイズで、解像度は1280×800ドット。



AW6のキーボード面。キーピッチは約19mmで、デスクトップ向けと変わらない打ちやすさだ。左には音楽再生時などに使う機能ボタンが並ぶ
AW6のキーボード面。キーピッチは約19mmで、デスクトップ向けと変わらない打ちやすさだ。左には音楽再生時などに使う機能ボタンが並ぶ
キーボード上部に並んだ“harman/kardonスピーカー”。ノートパソコンの内蔵スピーカーとしては、非常に良好な音質を実現する
キーボード上部に並んだ“harman/kardonスピーカー”。ノートパソコンの内蔵スピーカーとしては、非常に良好な音質を実現する

 本体側キーボード左右上部には、米Harman International Industries社製の“harman/kardonスピーカー”を搭載している。このスピーカーは、小型ながら低音の表現力に優れるほか、中高音域の音質も良好。DVD再生や音楽再生の際に、一般的なノートパソコンとは一味違った音質での再生を実現する。

液晶ディスプレー部天面は、鮮やかなピーコックブルーのカラーリングが施されている
液晶ディスプレー部天面は、鮮やかなピーコックブルーのカラーリングが施されている

 その他のインターフェース類としては、メモリーカード用のPCカードスロットやブリッジメディアスロットに加えて、ExpressCardスロットを備える点がポイントである。本体左側面にある上下2段のカードスロットのうち、下がPCカードで上がExpressCard用となっている。ExpressCardはPCカードより高速な転送速度を誇るインターフェースで、現在はメモリーカードアダプターやGigabit Ethernet(GbE)カードなどが販売されている。AW6本体のLAN端子は10/100BASE-TX用なので、GbEによる高速なネットワークを利用する場合は、ExpressCardを利用するとよいだろう。そのほかに、USB 2.0ポートを4つ、i.LINK端子1つを装備している。利用するデバイスの多いUSBポートが多めなのは評価できるポイントだ。

本体前面。中央にブリッジメディアスロットとヘッドホン出力、マイク入力、ボリュームダイアルが並ぶ
本体前面。中央にブリッジメディアスロットとヘッドホン出力、マイク入力、ボリュームダイアルが並ぶ
本体背面。中央にバッテリーが装着されている。右端にはUSBポートが2つとLAN端子、ACアダプター用コネクターがある
本体背面。中央にバッテリーが装着されている。右端にはUSBポートが2つとLAN端子、ACアダプター用コネクターがある
左側面。中央の通風口が目を引く。通風口左側にディスプレー出力、右側にはSビデオ出力、i.LINK、ExpressCardスロット(上)とPCカードスロット(下)が配置される
左側面。中央の通風口が目を引く。通風口左側にディスプレー出力、右側にはSビデオ出力、i.LINK、ExpressCardスロット(上)とPCカードスロット(下)が配置される
右側面にはDVDスーパーマルチドライブが配置されている。写真左側から無線LANスイッチ、USB×2、ドライブトレイ、モデムが並ぶ
右側面にはDVDスーパーマルチドライブが配置されている。写真左側から無線LANスイッチ、USB×2、ドライブトレイ、モデムが並ぶ

 AW6と店頭販売モデルのdynabookシリーズを比べると、dynabookシリーズの最上位モデルである「dynabook TX TX/980LS」が比較対象となるだろうか。本体サイズや重量、液晶ディスプレーはほぼ同等だが、TX/980LSはCPUがAW5と同じインテル® Core™ Duo プロセッサー T2300で、GPUはモバイル インテル® 945GM Expressチップセットの内蔵機能を利用している。パフォーマンス面ではAW6が大きくリードしている。

 dynabook TXシリーズは、タッチパッドがアプリケーション起動ボタンなどになる“ワンタッチボタン付き光るタッチパッド”機能が備わっていたり、横スクロールボタン付きUSBマウスが付属しているが、AW6ではこれらは付属しない。またOffice Personal Edition 2003などのビジネス系アプリケーションも付属しない。AW6はどちらかと言えば、パソコンにある程度習熟したユーザーを主なターゲットとした製品であるため、これらを省いてその分価格を安価に設定しているわけだ。

 「プリンストールアプリケーションはシンプルで構わない」というパソコン中〜上級者にとっては、シンプルな構成で安価かつハイパフォーマンスの製品を選べる点は、直販モデルならではの魅力と言えよう。パフォーマンスに優れたAW6は、家庭で使うメインマシンとして求められるあらゆる用途に、十分な実力を発揮できる製品である。

CPU、HDD、アプリを選べるカスタマイズモデル

 dynabook Satellite AW6はグラフィック強化モデルだけでなく、CPUやHDDなどパーツ構成を選択可能なカスタマイズモデルも販売されている。カスタマイズモデルでは、CPUやチップセットの異なる2つのベースモデルに、メモリーやHDD容量、Office Personal 2003の有無などを選べるようになっていて、バリエーションは16機種にものぼる。

 ベースモデルは、インテル® Core™ Duo プロセッサー T2300 1.66GHzをCPUとしたインテル® Centrino® Duoモバイル・テクノロジー対応モデルと、インテル® Celeron® Mプロセッサー 410 1.46GHzをCPUとしたモデルの2種類が用意されている。主な構成要素は以下のとおり。

インテル® Centrino® Duoモバイル・テクノロジー対応モデル
CPU:インテル® Core™ Duo プロセッサー T2300 1.66GHz
チップセット:モバイル インテル® 945GM Expressチップセット
無線LAN:インテル® PRO/Wirelessネットワーク・コネクション(IEEE 802.11a/b/g対応)
インテル® Celeron® Mプロセッサーモデル
CPU:インテル® Celeron® Mプロセッサー 410 1.46GHz
チップセット:モバイル インテル® 940GML Expressチップセット
無線LAN:IEEE 802.11b/g対応無線LAN

 このベースモデルに、メモリー(512MB、1GB)やHDD(80GB、120GB)、さらにOffice Personal 2003の有無を選んで注文を行なう。液晶ディスプレーや光ディスクドライブ、harman/kardonスピーカーやインターフェース類の仕様は、グラフィック強化モデルと同様である。

 最も安価な構成(インテル® Celeron® Mプロセッサー 410、512MBメモリー、80GB HDD、Officeなし)の価格は11万8800円と非常に安価な点が魅力である。

Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Centrino、Centrino ロゴ、Celeron、Celeron Inside、Intel Core、Core Inside、Pentium、Pentium Insideは、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。

(編集部・小西利明)




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