ノートPCの魅力といえば、なんといってもケーブルいらずでどこにでも持ち運べ、自由なスタイルでPCを楽しめる点だ。そんな魅力に惹かれて、ノートPCを購入したり今も使っている人は少なくないだろう。かくいう私もそんなノートPCユーザーの一人である。
ノートPCのある生活は快適そのものだが、ひとつ困ったことがある。それはインターネット経由で各種のコンテンツを楽しみたいときに、PC−ADSLモデム(やブロードバンドルータ)間を接続するネットワークケーブルが原因で、行動範囲が大いに制限されてしまうことだ。ベッドに寝そべりつつあんなWebページをこっそり楽しみたいのに、あとちょっとのところでケーブルの長さが足りなくて……といった調子では、あまりにも切ない(無理をすると、モデムを床に落としたりと、さらなる悪夢が待っている)。
また、家族みんなのPCでWebページやメールを楽しんだりファイル共有をしたいけれど、ケーブルを部屋同士に結ぶのはどうにも美しくないし、足をひっかけたりして大変なことに――と、難儀している方もいることだろう。そうした皆さんにぜひオススメしたいのが、ここで紹介するワイヤレスネットワーク環境の構築。つまり「無線LAN導入計画」だ。
無線LANの導入と聞くとなにやら難しそうだが、無線LANの構築に必要なものは、PCに接続して電波でデータの送受信を行う「無線LANアダプタ」と、複数の無線LANアダプタ間もしくは無線LANアダプタ−インターネット接続機器(モデムやブロードバンドルータなど)間で電波を中継する「アクセスポイント」だけ。最低限この2つの機器を揃えれば、無線LANの導入は完了だ。最近発売されているものなら、お使いのノートPCにも無線LAN機能が搭載されているかもしれないが、もしイチから無線LANを構築する場合には、メルコの「AirStation G54 WHR-G54/P」のようにアクセスポイントと無線LANアダプタ(ノートPC向けのPCカードタイプ)がセットになっているものを購入するのがおトクで便利だ。
なお、アクセスポイントには大別すると“ルータ機能搭載モデル”と“ルータ機能非搭載モデル”の2種類がある。ルータ機能とは、簡単に言えば複数のPCを1つの回線でインターネットに接続するための交通整理を行うためのもの。ルータ機能のないADSLモデムやケーブルモデムなどと接続して、アクセスポイント経由で複数のPCからインターネットにアクセスしたい場合にはルータ機能搭載モデルを選択する必要がある(ちなみに「WHR-G54/P」はルータ機能搭載モデル)。すでにブロードバンドルータを導入して複数のPCを利用している場合には、ルータ機能非搭載モデルでもOKだ。
また、無線LANアダプタにはノートPCに適したPCカードタイプのほかに、デスクトップPCに組み込んで使うPCIスロット用の本体内蔵タイプや、デスクトップ/ノートを選ばずに手軽に利用できるUSB接続の外付けタイプ、さらにネットワーク対応プリンタを無線LAN経由で利用する際に便利な有線LAN−無線LANのコンバータタイプなどさまざまなものがある。PC環境に応じて最適な無線LANアダプタをチョイスしたい。