一家に1台はおろか、一人1台の勢いで売れているというデジタルカメラ。いわゆるカメラマニアじゃない人々も、普通にカメラを持ち歩き、気になるものを手軽に映像で記録できるようになった。
デジタルカメラの利点はフィルム代や現像代を恐れずにどんどんシャッターが切れることだが、ピントや露出合わせをフルオートのカメラ任せにしていると、撮影ミスにがっかりすることも少なくない。被写体の手前にある別のものに焦点が合ってしまったり、マクロ(近接撮影)モードに切り替え忘れてピントが合わなかったり、あるいは晴天の日向などコントラストの強いシーンで白とび/黒つぶれなど、自宅に帰ってPCの画面で初めて気付くものも多い。デジタルカメラの液晶モニタは全体の雰囲気を確認するには便利だが、細部のピントや露出はなかなか確認しづらいものだ。
そこで、もしノートPCをお持ちなら、撮影に出かけるときにノートPCも携行することをオススメしたい。夢中で撮影していてメモリーカードが満杯になっても、いちいち画像を取捨選択せずにまとめてHDDにバックアップできるほか、撮った画像をその場で大きな画面にいながら確認できる(いざとなれば、すぐ撮り直しが効く)という利点があるからだ。ノートPCの画面でも単に表示しただけでは白とび/黒つぶれの確認は難しいが、「Adobe Photoshop」などのフォトレタッチソフトを使えばヒストグラム(輝度分布)表示が可能だ。スナップ撮影なら、ちょっとした失敗でも思い出のひとつになるだろうが、風景をじっくり撮りたいなら1カット1カットを大切に撮ってみよう。失敗が少なくなるにつれて、撮影の腕も上達するはずだ。
さて、実際に屋外でデジタルカメラとノートPCを組み合わせて使うのは、簡単なようで案外面倒がある。最近のデジタルカメラはほとんどがUSBインターフェイスを搭載し、Windows XPなどではUSBケーブルでPCに接続するだけで撮影データの読み出しが可能になるが、カメラを三脚に取り付けているとケーブルの届く範囲にノートPCの安定して置ける場所があるとは限らない。特に風景写真を撮っていると一度セッティングしたカメラの位置を変えたくない。それに、撮影データを読み出すためにカメラのバッテリーを消費するのは惜しい(1枚でも多くシャッターを切りたい!!)。電源が取れない屋外撮影では、メモリとバッテリの残量があるほど安心できるものだから。
普段利用しているカメラが1台だけなら、そのメモリーカードに対応したPCカードアダプタをノートPCに挿しておけば済むが、新製品を購入したり、友人からカメラを借りる機会もあるなら、より多くのメディアに対応したメモリーカードリーダーを1つ持っておくと便利だ。特にUSB接続のコンパクトなカードリーダーを普段からかばんに入れておけば、ノートPCを持ってこなかった場合でも、ネットカフェなどPCが利用できる環境があればそこにつないで画像を確認できるからだ。