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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
携帯電話


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Nokia E61 (ノキア・ジャパン) (2006年12月27日)
Nokia E61 (ノキア・ジャパン) (2006年12月26日)
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Printable Version 2006年1月4日

第3回ではW-ZERO3の最大の特徴であるキーボードをメインに、第1回で紹介し切れなかったウェブブラウジング機能の詳細などに関して触れていく。W -ZERO3の最大の魅力は、スライド式のQWERTYキーボードだろう。あのギミックに惚れ込んで、W-ZERO3に興味を持ったユーザーも少なくないのではないだろうか。

QWERTY配列
W-ZERO3のキーボードは、パソコンにも用いられているQWERTY配列だ。


キーボードにはホームポジションが分かる仕掛けを!!

  当社取締役の遠藤諭は、別記事で海外のスマートフォンで“ヨコだし”キーボードがひとつのカテゴリーを形成しつつあるとコメントしているが、ポケットから取り出して手先の動作だけですぐに使い始められる点や、キーボードを出さない状態でもペン操作が可能といった特徴は、確かに「ケータイの“2つ折り”以来の大進化」と言ってもいいかもしれない(関連記事)。

ヨコだしの手軽さ
ポケットから取り出して手先の動作だけですぐ使い始められるのが“ヨコだし”の手軽さ。

  これまでもQWERTYキーボードを採用したスマートフォンやPDAは数多く存在しているが、W-ZERO3はヨコだしにしたことにより、キーボードの幅を確保できているのは特筆すべきポイントである。キーボードを出して横位置で使用した場合の幅は13cmほどあるが、これにより両手で挟み込むようにホールドした際の安定感が増し、快適なキー入力に必須となる十分なキーピッチも確保できる。Palm OS搭載の「Treo」のように液晶ディスプレーの下にキーボードを配置するタイプに比べると本体が大型になってしまうのは難点だが、大画面の液晶パネルと使い勝手のいいキーボードを両立し、しかもシームレスに連動する(キーボードを出すと、自動的に画面が縦横切り替わる)点は国内の製品ではこれまでなかった画期的なギミックと言える。

キーボード搭載のスマートフォン。左からW-ZERO3、HPのiPAQ Pocket PC h6315、palmOneのTreo。W-ZERO3がやや大柄なのが分かる。
iPaq
HP iPAQ Pocket PC h6315には本体に覆いかぶさるようなキーボードが装着できる。

  W-ZERO3のキーボードは、パソコンと同じQWERTY配列だが、キー数は54個と若干少なくなっている。利用頻度が高い数字キーが独立しているが、 “;”“:”“。”など記号類がスペースキーの右横に配置され、それに伴いスペースキーも左側に寄せられてしまっている点や、“@”や“DELETE”ボタンが“Fn”キーとのコンビネーションで入力する形になっている点は特殊で、操作には慣れが必要かもしれない。また、携帯電話機で一般的な入力補助機能(最初の数文字から連想される語句を候補一覧に表示する)などもできれば装備してほしかった機能のひとつである。

  W-ZERO3もほかのPDAやスマートフォンなどと同様に手書き文字認識の機能を持つが、キーボードの利点は、個人的に2点あると考えている。ひとつは意図した文字が確実に入力できる点で、これは文字の種類が多く、認識が難しい日本語では手書きに比べて明らかに有利である。もうひとつが、(慣れれば)押したボタンを目で確認せずに、指先の感覚や手触りでスムーズに操作できる点である。慣れてくると無意識に操作できるようになり、手元を見ずに画面だけを確認して、すばやく操作できるようになる。

スタイラス使用
W-ZERO3。キーボードが特徴だが、手書き認識やソフトキーボードも利用できる。
タッチタイプ可能な仕掛けが欲しい
キーボード中央部の拡大写真。タッチタイプ可能な仕掛けが欲しい。

  ただ、W-ZERO3の場合少し残念なのは、感触でホームポジションを確認する方法が用意されていない点だ。パソコンでは、タッチタイプできるように普通“F”と“J”キーの形状が変えてあるが、W-ZERO3ではそういった仕掛けは特に施されていない。したがって、目で確認する作業がどうしても必要になってしまう。また、逆ハの字型の配列は“F”と“G”の間で左右に分割されており、中央が“G”と“H”の間になるなど、パソコン用のキーボードと比べると“キー1つぶんずれる形”になっている。この違いも意外に戸惑う部分だ。ホームポジションの印は、同じシャープ製のPDA“ザウルス”などでもない機種が多いのだが、普段キーボードでのタイピングに慣れている人ほど、いちいち目で確認しないと操作できないという点はなんとも歯がゆく感じる。

  また、キーボードショートカットで基本的なメニュー操作を行なえるようにしてほしい、という欲求も感じた。Windows Mobileではメニュー画面をタップして操作するが、スタイラスとキーボードを両方持って使用するのは面倒だし、画面を指で触れるにしても、キーボードを両手で抱えた状態から本体を持ち替える手間が生じてしまうのはあまり“スマート”ではない。タッチは比較的しっかりしており、キートップの間隔も十分に空いているほか、キートップがオレンジ色に光り、暗所でも操作しやすいなど、現時点でもすでに使いやすい完成度の高いキーボードと言えるだけに、こういった細かい工夫や改良こそが今後の検討課題になるのではないか、と考える。




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