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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
デジタルカメラ


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Contact Information


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Kodak mc3 手軽なMP3プレーヤ内蔵VGAデジタルカメラ
Kodak mc3
コダック
価格未定
お客様相談センター 03-5644-5050
http://www.kodak.co.jp/


Printable Version 2001年2月24日

「Kodak mc3」は、米Kodakが発売するMP3再生機能付きデジタルカメラだ。解像度は640×480ドットながら、屋外で気軽に楽しめるような機能が盛り込まれている。

手軽で気軽なデジタルカメラ&MP3プレーヤ

縦型の本体は右手でホールドしやすいようにグリップが設けられ、上面にはシャッターボタン/ボリューム/ヘッドフォン端子(ステレオ)が集中する。背面には液晶モニタやカーソルボタン、モード切り換え用スライドスイッチ、スピーカ(モノラル)が配置されている。液晶表示はバックライトがないため室内では相当暗い。

 Kodak mc3は、米国でも発表されたばかり、日本国内での販売は未定という新製品であるが、コダックより借用できたのでレビューをお届けする。
 Kodak mc3は、撮像素子に30万画素CMOSセンサを採用し、最大640×480ドットの静止画や、320×240ドットの動画を撮影できるデジタルカメラだ。さらに撮影画像の記録媒体でもあるCFカード(TypeI)内のMP3ファイルの再生機能も備えるのが特徴だ。
 光学ファインダを装備していないため、撮影の際には液晶を見ながら撮影するわけだが、フロントライトを搭載していない反射式液晶のため、屋内では相当に見づらい。シャッターを切れば“ブッ”という軽い電子音とともに撮影画面が表示されてメモリに書き込みが行われる。動画を撮影する場合はシャッターボタンを押すと撮影開始され、もう一度シャッターを切るまで動画をCFカードに書き込み続ける。動画は320×240ドット、10コマ/秒もしくは20コマ/秒のQuickTime形式で、64MBメディアで約20分の動画を記録可能だ。



付属のUSBクレードル。単なる台で、ロック機構も持っておらず、本体下面のUSB端子と三脚孔に合わせるだけなのだがデザインは秀逸だ。


側面はCFスロット、下部はビデオ出力端子と電池スロット、USBインターフェイスと三脚用ネジ孔が備わる。

 MP3再生は、スライドスイッチを「音符」アイコンに移動させればCFカード内の「MUSIC」フォルダ(フォーマットしたカードなどフォルダがない場合は、自動的に生成される)内のMP3ファイルを検索してファイル名順で再生される。曲名(ファイル名)を一覧表示する機能はなく、十字ボタンの左右で選曲できるのみだ。再生時のメニューとして、音楽に合わせたエフェクト(Pop/rock/jazz/classical/voiceの5種類)を掛けられるようになっている。



音楽を再生中は、MP3ファイル名などが表示されるが省電力のため3秒程度で表示は消える。選曲やボリュームスイッチを押せば復帰する。左の縦バーはボリュームレベル。

 ヘッドフォンだけでなく、本体内蔵のスピーカも使えば、数人程度で音楽を聴くには十分の音量で再生できる。ただし、スピーカはモノラルで、音も割れ気味なので音質は期待できない。なお、付属するヘッドフォンはシンプルなインナーイヤータイプで、リモコンによる選曲といった機能は一切ない。ヘッドフォン端子のほうもシンプルな3極型なので、リモコン機能などは最初から組み込まれていないようだ。



英語版を借用したにも関わらず、言語選択ではドイツ語、フランス語、イタリア語などに加えて日本語や中国語(2種)なども選択可能。ただし日本語化はネイティブな日本人が担当しなかったのか、一部笑える表記もある(「音楽トラツク」とか)。なお、ファームウェアバージョンを表示する画面もあるので、アップデートも可能なのだろう。

"遊び"の実用性は高そうな製品

屋外における撮影。ビルの窓などコントラストの強い部分には偽色が発生している(クリックすると640×480ドットの撮影データが表示されます)。

 屋外での撮影結果を見ると、全体的にノイズが載った偽色が目立つ画像となり、昨今の100万画素クラスのデジタルカメラと比べるまでもなく見劣りする。しかし、画像そのものの解像感は良好で、1万円以下で販売されているトイデジカメ(バンダイ「C@mail-F38」 やカシオ「LV-10」 )に比べればさすがにカメラメーカーが作った製品、という感じを受ける。



屋内(タングステンライト)での撮影。若干の色かぶりはあるものの、それなりに「見られる」絵になっている。(クリックすると640×480ドットの撮影データが表示されます)

 実際に持ち歩いてみると、ポケットにすっぽりと収まって撮影時のホールド感もよい。電源スイッチを入れてから撮影可能になるには3〜4秒程度、撮影間隔は約3秒程度(640×480ドットの場合)かかるのも、この種の低価格デジタルカメラが搭載するCPUからすればやむを得ないだろう。また、撮影モードは静止画/動画の切り換え(+セルフタイマ)しか持っておらず、余計なコトをまったく考えないというのは入門者や子供向けてとしてもお勧めできる。

 肝心の価格だが、米国での発売もまだなので実売価格も現在のところ未定だ。150万画素クラスのデジタルカメラが実売で3万円を切っている現在の国内市場では、2万円前後が妥当な価格ではなかろうか。また、1万円以下のトイデジカメのほとんどが搭載していない液晶画面を持つmc3が国内投入されれれば、低価格デジタルカメラ市場に大きな影響を与えることは間違いないだろう。



 
レンズ37mm(35mmフィルム換算)、固定焦点(0.7m〜無限遠)
撮像素子 640×480ドット正方画素CMOSセンサ
表示 1.6インチ反射型TFT
解像度 640×480ドット/フルカラー、160×120ドット/フルカラー
動画 320×240ドット、10FPS/20FPS、QuickTime形式
インターフェイス CF(TypeIスロット)、USB、ビデオ出力(NTSC/PAL)
サイズ 65(W)×35(D)×105(H)mm
重量 約170g(電池含む)

(行正)



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