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CAMEDIA E-20 500万画素CCD搭載のオリンパスフラグシップモデル
CAMEDIA E-20
オリンパス光学工業
22万円(11月中旬)
046-42-7499
http://www.olympus.co.jp/


Printable Version 2001年10月19日

オリンパスの「CAMEDIA E-20」は、500万画素CCDを搭載する一眼レフタイプのフラグシップモデルだ。基本デザインは従来の「CAMEDIA E-10」とほぼ共通で、大口径4倍ズームレンズなどの基本仕様も継承する。

E-10から継承する堅牢ボディとハイスペック

E-20上面
シャッターボタンとモード切り替えボタンの間にあるのがサブコマンドダイアル。指をシャッターから少しずらせばすぐにアクセスできる。内蔵フラッシュもあるが、専用フラッシュ用のホットシューを装備し、より大光量の外部フラッシュで自動調光が行える。長いレンズの鏡筒には手動で操作するズームリングとマニュアルフォーカス用のリングが用意されている。手動で操作するズームリングはフレーミングの微調整が行えて便利。

 CAMEDIA E-20は、同社の400万画素デジタルカメラCAMEDIA E-10とほぼ同じボディを採用し、500万画素CCDを搭載したモデルと言える。CCDは2/3インチ有効390万(総400万)画素から同サイズの有効495万(総524万) 画素に変更にされている。

 外観の変更点は、ペンタプリズム部分に書かれている「OLYMPUS」のロゴが白から金色になり、同様にボディサイドに表記されている機種名も金色に変更されている程度で、一瞬見ただけでは旧機種と見まごうほどだ。

 35mmAF一眼レフカメラ機のような大柄のボディにレンズを一体化した構造に変更はなく、搭載されているレンズも35mmフィルムカメラ換算で35〜140mm相当、明るさF2.0〜2.4の光学4倍ズームのままだ。高倍率化が進む最近のデジタルカメラの中では多少見劣りのするスペックなのは残念だ。



E-20背面
背面の液晶モニタは上下方向に角度を変えることができ、ローアングル時での撮影に便利だ。

 CCDのサイズが変わっていないため、レンズの焦点距離に変化がなく、レンズや本体といった部分の流用が可能になっている。同じサイズのCCDなのに画素数が増加した分、受光素子1つあたりの集光面積が低下し、感度の低下やノイズの増加、ラチチュードなどが懸念されるが、最近の画像処理技術の進歩で十分にクリアできる問題だろう。事実、コンシューマ向けで一般的に発売されている1/1.8インチサイズのCCDが200万画素から300万画素、さらに同じサイズのまま400万画素化したときにも同様の心配がもたらされたが発売された機種のほとんどが少ない画素数のCCDと同レベル、物によってはより高画質になったのをみれば本機の500万画素化も期待が持てる。素子1つあたりの受光面積云々よりも、画素数が上がったことで、よりきめ細かい画像が得られる効果のほうが大きい。



E-20側面
左側面にインターフェイスが隠されていて、普段は蓋が閉まっている。フラッシュは手動でポップアップさせないと発光しない。長いレンズを使っているため、近接撮影でもレンズで光が遮られないように、フラッシュは高い位置から照射する。汎用シンクロ接点と、専用フラッシュ用接点の2つが側面に用意されている。スタジオ撮影等で使う大型フラッシュにも対応できるため、プロの現場でも使用可能だ。フォーカスの切り替えやホワイトバランスのセットボタンなど、左手でカメラを構えたままでも操作できる位置に配置されている。

 このほか、E-10から継承する特徴として、オートフォーカスはパッシブ方式(レンズから入ってくる光から検出)に加えて赤外線を照射して距離を計測するアクティブ方式を併用することで高速なAFが可能となっている。背面の液晶モニタは上(約90度)/下(約10度)方向にチルトし、ウェストレベルでの撮影に利用できるなど、操作性に関してはE-10とほとんど変わっておらず、使い勝手の良さは本機種でも健在だ。



1/18000秒の超高速撮影も可能

E-20左後ろ
小さいボタンが多く配置され煩雑な感じも受けるが、各ボタンには機能を示すアイコンが表示されているので操作に戸惑うことは少ない。十字キーはメニューを呼び出した状態での設定変更を行い、撮影中には使うことはない。カメラをかまえたままで操作しやすいように、親指をちょっと左にずらすだけで操作できるコマンドダイアルが装備されている。メニュー項目は上下方向に一列で表示され設定内容を確認しやすい。

 E-20の基本的な撮影機能は、E-10からほとんど変更されていない。プログラムオート、絞り/シャッター優先、マニュアルとひととおり揃っている。ハイエンド指向のデジタルカメラとはいえ、シーン選択方式の導入があればもっとユーザー層を広げられるのではないかと思える。

 今回の新機能のひとつとして、CCDの読み出し方式に通常のインターレース方式の他にプログレッシブ方式を加えたことが挙げられる。

 従来のインターレース方式では(露光中に)CCDの電荷を2回に分けて読み出すが、プログレッシブ方式は1回で読み出すことで、シャッター速度が大幅に向上する(露光時間を短くできる)。E-20では、インターレースモードでの最短露光が最高1/640秒なのに対し、プログレッシブモードでは最短1/18000秒まで速めることができる。ただし、CCD上の撮像素子を一度に2行分まとめて1つおきに読み出すため、記録画素数は半分の250万画素相当となる。1つおきの読み出しでは縦横比も変わってしまうが、読み出したCCD情報から画像補完してJPEG保存するため、記録される画像は正常な縦横比となる。なお、プログレッシブモードはシャッター優先オートとマニュアルのときにのみ使用可能だ。



E-20スロット
記録メディアはスマートメディアとコンパクトフラッシュのマルチスロットを採用。光学ファインダの右下に切り替えボタンがあり、手動で切り替える。CF TypeIIに対応し、マイクロドライブも使用可能だ。

 高速読み出しが可能なプログレッシブCCDを採用するわけではないので、同社の「CAMEDIA E-100RS」や三洋の「DSC-MZ1」などのように最高画素数のまま高速撮影ができないのは残念だが、デジタルカメラの応用範囲を広げることができるのはありがたい。

 このほかにも、最近の高画素デジタルカメラでは標準的に装備されている機能「ノイズリダクション」が追加された。スローシャッター時に通常露光と同じ時間、シャッターを閉じたまま露光を行い、減算合成することで暗ノイズを低減させる機能だ。




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