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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
デジタルカメラ


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デジタルカメラの“基本のホ” デジタルカメラに最適の電池はどれだ! デジタルカメラユーザーのための基礎技術解説 第2回
デジタルカメラの“基本のホ” デジタルカメラに最適の電池はどれだ!

Printable Version アスキー PC Explorerアスキー PC Explorer 2002年7月号
2002年7月20日


デジタルカメラは、フィルムの装填や現像の手間(時間)が必要ないので気軽に使える。ただ手軽に使うだけじゃなく、PCユーザーだからこその“こだわり”を持って使いこなしたいものだ。前回のCFカード徹底検証に続いて、今回は一気に大容量化が進んだ単3電池の実力にこだわってみたい。デジタルカメラをより快適に利用するために、各メーカーの最新型単3乾電池&充電池のパフォーマンス比較を基に、最適な製品を選び出そう。

新型電池が続々登場

 デジタルカメラといっても、専用バッテリパックを用いるものもあれば単3電池を2本ないしは4本利用できるもの、バッテリパックと単3電池を併用(あるいは同時装着)できるものなどがある。これらを横並びに比べられないのは当然だが、どこでも手軽に手に入る単3電池が1つの標準であることは間違いない。
 デジタルカメラが単3電池採用モデルなら、(ニッケル水素)充電池を用いるのが一般的だ。ただし、ごくたまに撮影する程度の利用頻度ではアルカリ乾電池を入れるという人も多いようだ。
 毎日使うにしても、たまに撮影するにしても、デジタルカメラを利用していてもっとも気になるのが電池切れ(次は記録メディアの残り容量)であり、電池駆動時間もしくは撮影可能枚数という点では、アルカリ乾電池は専用リチウムイオン充電池や単3型ニッケル充電池に一歩及ばない。

 最近のデジタルカメラの普及による需要増加を見込んで、東芝電池と松下電池工業から相次いで新方式の乾電池が登場した。東芝電池のニッケル乾電池「GigaEnergy(ギガエナジー)」と松下電池の「ニッケルマンガン電池」だ。いずれも従来のアルカリ乾電池の数倍の利用時間をうたっているのが特徴だ。また、従来からのアルカリ乾電池もデジタルカメラ対応として長寿命化されているほか、価格的にはアルカリ乾電池の4倍近いものの約3倍以上の電池駆動が可能な単3型リチウム乾電池の評判も高い。これらの電池は一次電池、つまり充電のできない使い捨て電池なので、コストパフォーマンスについては特に気になるところだ。
 二次電池である充電池のスタンダードになったニッケル水素充電池に関しても、年々大容量化が進んでおり、2002年1月にリリースされた松下電池の最新モデル「メタハイ2000」では1900mAhという大容量を実現している。
 まずはこれらの単3電池の新製品を中心にその特徴を見てみよう。なお、実売価格は2002年5月下旬のもの。

LR6G
【アルカリ乾電池】パナソニックアルカリ(金) LR6G
【アルカリ乾電池】パナソニックアルカリ(金) LR6G
松下電池工業
価格 160円(1本)/購入価格 680円(4本)

 俗に“金パナ”と呼ばれる定評のシリーズ。同社は1年ごとにアルカリ乾電池を改良してリリースしており、年々大容量化を進めている。今回(2002年3月発売開始)はセパレータ(正/負極を分ける部材)を薄型化するなどして反応物質を増量している。さらに、負極材料である亜鉛粉末を微細化することで反応面積を増やし、短時間での大電流放電でも電圧低下を起こしにくくなり、よりデジタルカメラなどの機器に向いた放電特性となったという。



GigaEnergy(ZR6G)
【ニッケル乾電池】GigaEnergy(ZR6G)
【ニッケル乾電池】GigaEnergy(ZR6G)
東芝電池
価格 960円(4本)/購入価格 680円(4本)

 2001年12月に発表、2002年3月より発売開始された新型の一次電池。正極に採用したオキシ水酸化ニッケルは微細な層構造を持ち、高密度な充填をしつつも反応効率を向上させており、デジタルカメラに適した放電特性を実現している。パッケージにも“アルカリ乾電池の約5倍”の撮影枚数をうたっており、次世代の一次電池として期待される。また、リチウム電池ほどではないもののアルカリ乾電池より低温特性が良く、寒冷地での利用に向いている。



ZR6D
【ニッケルマンガン乾電池】ニッケルマンガン乾電池(ZR6D)
【ニッケルマンガン乾電池】ニッケルマンガン乾電池(ZR6D)
松下電池工業
価格 220円(1本)/購入価格 680円(4本)

 2002年1月に発表され、3月より発売が開始された一次電池。正極にオキシ水酸化ニッケルと二酸化マンガンを採用。デジタルカメラに向いた放電特性が特徴で、GigaEnergyのように具体的に“×倍”とはうたっていないものの、カタログ上での撮影テストではアルカリ乾電池の約3.4倍の撮影枚数となっている。二酸化マンガンを用いることでアルカリ乾電池のような特性も残しており、保存性(1年後も放電特性90%を維持)に優れているという。



FR6
【リチウム乾電池】単3リチウム電池(FR6)
【リチウム乾電池】単3リチウム電池(FR6)
富士写真フイルム
価格 1600円(4本)/購入価格 1430円(4本)

 富士フイルムが販売する一次電池(製造元は富士フイルムバッテリー)。4本パックで1500円弱と、アルカリ乾電池の4倍近い価格だが、機器によってはアルカリの3〜4倍(カタログ上の数値は3.1倍)動作するのが最大の特徴。重量もアルカリ乾電池の約2/3程度(約22.7g)と軽量で、-20度という低温環境でも起電力を維持するため、持ち運ぶ荷物を少しでも軽くしたり、寒冷地で利用する機会もあるアウトドアユーザーには特に人気が高い。また、5年以上という良好な長期保存特性も魅力。



HHR-3EPS
【ニッケル水素充電池】メタハイ2000(HHR-3EPS)
【ニッケル水素充電池】メタハイ2000(HHR-3EPS)
松下電池工業
価格 1940円(4本)/購入価格 1800円(4本)、4980円(急速充電器セット)

 松下電池工業が2002年2月に発表、4月より販売を開始した二次電池。メタハイ2000という名称だが容量は1900mAh。とはいえ、同社の従来製品「メタハイ1700」(1650mAh)よりも15%容量がアップし、1600〜1700mAhが主流の単3型ニッケル水素充電池の中では最大となった。大容量化のポイントは正極の新活物質の開発と、機構部品の改良とのこと。充放電回数は約500回。




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