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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
デジタルカメラ


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2002年8月31日


ホワイトバランス(第6回)やマクロ(第5回)、フラッシュ(第7回)など、デジタルカメラに内蔵される基本機能を有効活用しようということで、それぞれの使い方を数回にわたって紹介してきた。今回は、それらの基本機能に続き、見落としがちな小さな機能と工夫を紹介しよう。

小さくてもいいからまずは三脚を使おう

手ぶれあり
写真1a ぶれを効果的に使う写真もあるにはあるが、普通の写真ならば手ぶれは大敵。
手ぶれなし
写真1b どんな状況でもぶれのないしっかりとした写真を撮ろう。
写真1 手ぶれは大敵、確実にカメラを静止させよう

 デジタルカメラは露光、つまりシャッターを開けている時間が長いとノイズが増えて画像が荒れやすい。このため、ちょっと前までのデジタルカメラは1秒以上の長時間露光、つまりスローシャッター撮影機能が搭載されている機種は少なかった。ところが最近はノイズリダクションの性能も上がり、普及機や入門機と呼ばれるクラスにも搭載されている。
 長時間露光と言えば、まず真っ先に思い浮かぶのが夜景撮影だ。被写体との距離がたかだか数mの人物ポートレートと違い、ビルや山といった遠景まではどんなフラッシュでも照らし切れないため、スローシャッターが必要になる。長時間露光で、最も注意しなくてはならないのが手ぶれだ。一般的に、1/焦点距離(35mmフィルムカメラ換算)のシャッター速度が手ぶれをしない限界とされている。デジタルカメラの多くは広角側で35〜40mm前後だから、だいたい手持ちでぶれずに撮影できるシャッター速度は広角側で1/35秒、光学3倍ズームの望遠側で1/100秒ということになる。慣れた人ならばしっかりホールドしてがっしりと構えることで1秒近いスローシャッターでもほとんどぶれずに撮ることができるが、2秒や4秒ともなると手持ちで撮影するのはまず無理だし、きちんとした写真を撮りたいのなら三脚を使いたい(写真1)。

 三脚はカメラにとってかなり大事な周辺機材であり、本格的な三脚の話は別の機会に詳しく紹介するとして、カメラバッグに入ってしまうような小型の三脚を1つ持っているだけでも意外と便利に使えるものだ。俗にテーブル三脚とも言われているが、量販店に行けば数千円程度で購入できる。小型三脚といえどもやはりピンからキリまであるが、なるべく小さくて軽いほうが携帯時に邪魔にならなくていい。
 もちろんミニ三脚では高さが足りないので、普通の三脚のように地面に立てて視点位置にカメラをセットするわけにはいかないが、テーブルや窓枠、柵や椅子などを利用すればそれなりに使える。また、三脚を広げずに足の部分を胸などに押し当てるようにして構えても、単に両手だけで持つよりも安定する(写真2)。ライフルのストックの要領だ。さらに、両手でしっかりとホールドしにくいコンパクトカメラの場合、ミニ三脚などをカメラに装着して足の部分を左手でピストルのグリップのようにがっしり握れば安定させやすい。
 夜景や夕景のように周囲が暗くてシャッター速度が遅くなってしまうとき以外にも、望遠撮影をするときに手ぶれを抑える場合や、マクロ撮影時に絞り込みたい(=シャッター速度が遅くなる)際にはかなり役に立つ。

三脚の活用法1
写真2a 花の接写など、カメラが不安定になりがちな場合に手持ちの補助に使うと安定性がグッとアップする。
三脚の活用法2
写真2b 特に望遠で撮影するときには意外にぶれやすいので胸に押し当てて使うと楽だ。
写真2 ミニ三脚を活用しよう


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