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(情報家電&AV機器)
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【絵で分かるキーワード】xDピクチャーカード(えっくすでぃーぴくちゃーかーど) 富士写真フィルムとオリンパスが開発したデジカメ用の小型フラッシュメモリカード
【絵で分かるキーワード】xDピクチャーカード(えっくすでぃーぴくちゃーかーど)

Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2002年11月号
2003年6月22日


関連キーワード

なぜまた新規格が必要だったのか?

xDピクチャーカードとスマートメディアの違い
●【xDピクチャーカードとスマートメディアの違い】 xDピクチャーカード:富士写真フィルムとオリンパスが開発したデジカメ用の小型フラッシュメモリカード

 キーワード的な説明をすれば「富士写真フイルムとオリンパスが開発したデジカメ用の小型フラッシュメモリカード」のこと。フラッシュメモリカードにはすでに複数の規格が存在するが、また新顔が加わったわけだ。

 両社はこれまでスマートメディアを採用してきた。スマートメディアはそもそもデジカメ用に開発された規格で、この2社が深く関わってきており、両社の合計シェア4割はイコールスマートメディアのシェアでもあった。そんな両社が新しい規格を発表した第1の理由は、スマートメディアのサイズにある。登場当初こそ1mm以下の極薄メディアとしてもてはやされたが、タテヨコの面積は他規格と比べるともっとも大きく、これをホールドするためのスロット部品は極薄のメリットが吹き飛ぶほどのサイズになる。デジカメの小型化という最近のトレンドに乗れないだけでなく、設計の自由度が極端に制限される状況を脱したいというわけだ。

サイズ比較
図 xDピクチャーカードとほかのメモリカードとのサイズ比較。

 第2の理由は容量のジレンマだ。コンパクトフラッシュやSDメモリーカードが大容量化する一方で、スマートメディアは128MB以上の製品がない。スマートメディア規格を統括する団体・SSFDCでは256MB版規格の策定は終えているものの、実際の製品化に踏み切るメーカーはまだなく――最大の顧客でもある富士とオリンパスが独自規格を策定していたことを考えれば当然ではあるが――0.76mmというカードの薄さを考えると大容量化のスピードは鈍らざるを得ないと判断したからだ。そして3つめはデジカメ用としてコントロールできるメディアを欲したことだ。加盟150社に膨れあがり、汎用メディアとなったスマートメディアは、デジカメ業界の事情をスピーディに反映するのが難しくなったためだ。

 そんな経緯で登場したxDピクチャーカードは、20×25mm、厚さ1.7mmとスマートメディアの3分の1以下。もちろんデジカメ用では最小サイズだ。指先でつまむレベルまで小型化された。記録容量を上げるため厚みこそ1.7mmになったが実装上のデメリットはない。年内には256MB版が発売される予定で(それ以下はすでに発売中)、ロードマップ的には8GBまでのフォーマットが策定されている。ちなみに現行他規格の採用も検討されたらしいが、デジカメ用途を主眼においたため、メモリースティックやSDメモリーカードが持つ著作権保護技術や多用途対応の仕組みは不要なので候補から外れたという。なお、xDピクチャーカードもスマートメディア同様、カード側にはメモリのみを実装し、コントローラはホスト側に置くことで低コストなメディアを実現している。製造はスマートメディア同様、東芝だ。

 今後、両社は自社製品への展開とともに他メーカーへ採用を呼びかけていくという。またスマートメディアとすぐに決別するわけではなく製品企画によって今後も対応製品が登場する可能性はあるという。もちろん年単位の長いスパンで言えば、いずれ置き換わっていくだろうが。



(浅野 純也)



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