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DSC-N1 タッチパネル装備で大画面液晶をコンパクトボディに搭載
DSC-N1
ソニー/ソニーマーケティング
オープンプライス
0570-00-3311
http://www.sony.jp/
http://www.ascii.co.jp/sonyflash/


2005年11月28日

“SONY Flash on ASCII”
「DSC-N1」はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト“SONY Flash on ASCII”に移動します。

 コンパクトデジタルカメラが搭載する液晶ディスプレーはどんどん大型化が進んでいる。大型の液晶パネルの搭載は、撮影/再生時の画像が非常に見やすくなるというメリットがあるが、すでにコストや消費電力ではなく、デジタルカメラ本体のボディサイズが画面サイズの大型化の制約になりつつある。ポピュラーなカードサイズデジタルカメラでは、あまりユーザーから求められなくなった光学式ファインダーを外してスペースを稼いでいるケースが多いが、2.5インチ以上のパネルを搭載するには、背面の操作部分を小さくする必要があり、逆に本体の操作がしづらくなるという弊害も生じてきている。



本体前面
シンプルで軽快な印象を持つ本体前面。表面にはレンズを中心にヘアライン加工が施され、レンズシャッターにもモールドされている。
本体背面
右上のズームレバーと右下の2つのボタンのみという斬新な背面。画面上は再生モードでのアルバム表示だが、下部にMENUボタンや左右キーのアイコンが表示されているほか、画像を直接タップすれば拡大表示される。
左右側面
バッテリーとメモリーカードスロットは右側面に配置されている。左側面にはスピーカーが内蔵される。
上面と底面
電源ボタンとシャッターボタンのみというシンプルな上面。底面には三脚穴が装備されているのがうれしい。インターフェースはUSBマルチ端子で、USBやAVに変換するケーブルが付属する。リモコン操作も可能なクレードル『サイバーショットステーション CSS-TNA』(価格8085円)はオプションとなる。

 ソニー(株)の『DSC-N1』は、タッチパネルの採用で大画面と携帯性という相反する要素をうまく両立できた製品だ。タッチパネルによって操作ボタンの数を最小限にでき、大画面の液晶パネルを違和感なく搭載してみせた。DSC-N1はデジタルカメラとしては現在最大の3インチパネルを搭載。実際に手にとってみると、背面のほとんどが液晶パネルということにあらためて驚嘆する。





基本感度が上がり、ノイズ低減でも有利に

 DSC-N1のボディデザインは、シンプルな直方体のボディーに沈胴式の光学3倍ズームレンズを搭載する、極めてスタンダードなものだが、前述したように物理的なスイッチ類は極めて少なく、上部にある“電源ボタン”と“シャッターボタン”、側面にある“撮影モードの切替スイッチ”、そして背面の“ズーム”レバー、“画面表示ON/OFF”と“オンスクリーンキー”ボタンしかない。

アイコン
撮影中に右下のオンスクリーンボタンを押せば、画面いっぱいにアイコンが表示される。写真で表示されているのは撮影モードを示すメニューで、プログラムオートモード、露出補正なし、スポットフォーカスモードなどが並んでいる。
3インチ液晶パネル
同時発表された『DSC-T9』(2.5インチ液晶ディスプレー)と比べると、3インチがいかに大きいのかがわかる。N1の画面は撮影モードでのファインダー画像で、画面をタップすればフォーカス枠が移動する。左下にはリアルタイムヒストグラムが表示されている。

 オンスクリーンキーボタンを押すと、画面上に“撮影モード”(オート、プログラムオート、各種シーンプログラム)や“フォーカスモード”、“セルフタイマー”などのアイコンが表示され、それぞれをタップして項目を選択できるようになる。一般的なデジタルカメラでは、これらのメニューを十字キーと決定ボタンで選択するが、タッチパネルはより直感的であり、すばやく目的の項目にアクセスできるのは思いのほか使いやすく感じた。

 タッチパネルならではの便利な機能としては“スポットフォーカス”が挙げられる。これは被写体のどの部分にピントを合わせるかを“任意に指定できる”機能だ。ピントを合わせたい場所に指先でタップすると、その場所にピントが合う。また、再生モードでは撮影した写真上に手書きのメモが付けられる“ペイント”機能も利用できる。

ペイント機能
内蔵機能のペイントを使えば、N1単体で簡単なお絵かきが可能だ。

 指で触るため手の脂で液晶ディスプレーの表面が汚れやすいのは、タッチパネル操作の問題点のひとつだが、実際に利用してみると画面に多少指紋が付いた程度ではあまり気にならない。これは、輝度が高く見やすい“クリアフォト液晶プラス”と低反射コートのおかげだ。

付属品
バッテリーの充電器やケーブルのほか、ストラップと小さなスタイラスが付属する。ギターのピックのような形状のスタイラスはストラップに通しておくことができるようになっている。

 DSC-N1にはストラップなどに装着しておけるミニサイズのスタイラスが付属する。撮影時の操作に関してはアイコンが大きいためスタイラスの必要性はないが、ペイント機能などで細かい操作が必要になる場合や手の汚れが気になる人は使うように心がけるとよいだろう。また、オプションで保護シート(PCK-L30、価格945円)も用意されている。

スロット部分
右側面にバッテリーおよびメモリースティックDuo用スロットが内蔵される。また、内蔵メモリーが26MB用意されているため、メモリースティックを入れ忘れたときなどの緊急用として重宝するだろう。


 肝心の撮影機能としては、有効810万画素と高画素なCCDを搭載したほか、新たに追加された“クリアRAW NR”など強力なノイズリダクション機能によって夜景でのスローシャッターや高感度撮影時でもノイズレベルが低く抑えられている。明るめですっきりした発色もサイバーショットならではだ。また、マニュアル撮影(絞り3段階)やオートブラケッティング撮影も搭載しているため露出調整は容易だ。

 薄型軽量化が進むコンパクトデジタルカメラの中で、単に薄くて軽いだけではなかなか差別化しづらくなっているのも確かだ。タッチパネル操作をメインに据える本機は、一見すると奇をてらったようにも思えるが、コンパクトボディーと大画面の両立をする上では極めて自然な選択だ。大き目のアイコンを使用し、指に触れて直感的に操作できるなど利点も多く、使い勝手の面でもバランスのとれた1台に仕上がっている。

 また、画質面でもメリハリの利いた発色で、ノイズも少ない。全体でシャープで引き締まった印象となっており、かなり好印象だった。その意味ではTシリーズやLシリーズといったコンパクト機ではなくWシリーズやVシリーズといった撮影機能にこだわったコンパクト機に近いものとなっており、薄型でコンパクトなボディーと画質を両立したいというユーザーにもオススメできる。

リサイズ
640×480ドットにリサイズ
切り抜き
中央部分を切り抜き
撮影サンプル。すっきりとした色合いはCyber-shotならでは。コンパクト機としては細部描写もしっかりしている。プログラムオート、ISO64、F4.0、1/320秒。
リサイズ
480×640ドットにリサイズ
切り抜き
中央部分を切り抜き
マニュアル露出モードがあるため、夜景撮影時の露出調整も行ないやすい。夜景でもノイズリダクションにより、星状ノイズやざらつきはほとんど見られない。マニュアル露出、ISO64、F8.0、5秒。
リサイズ
480×640ドットにリサイズ
切り抜き
中央部分を切り抜き
コントラストの強い場合はやや白とびを起こしてしまう機種が多いが、ハイライト部分でもぎりぎり階調が残っているなど画像処理エンジンの性能の高さをうかがわせる。プログラムオート、ISO64、F3.5、1/125秒。
筆者注:画像はすべて3264×2448ドットで撮影。Photoshopにてリサイズおよび切り抜き処理を行なっているが、それ以外の画像処理はかけていない。

サイバーショット「DSC-N1」の主なスペック
製品名 サイバーショット DSC-N1
撮像素子 有効810万画素(総830万画素)1/1.8インチCCD
レンズ 光学3倍ズーム対応、f=7.9〜23.7mm(35mmフィルムカメラ換算時で38〜114mm相当)、F2.8-5.4
静止画撮影 最大3264×2448ドット、JPEG形式
動画撮影 最大640×480ドット/30fps、MPEGムービーVX(MPEG-1形式)
液晶ディスプレー 3インチクリアフォト液晶プラス(半透過型TFT方式、タッチパネル対応、画素数23万ドット)
記録メディア メモリースティック デュオ/メモリースティック PRO デュオ、内蔵26MBメモリー
電源 専用リチウムイオン充電池『NP-BG1』(付属)
インターフェース
(付属アダプター側)
USB(USB2.0 Hi-speed対応)、AV出力(モノラル音声)
本体サイズ 幅96.7mm×高さ61.1×奥行き22.7mm(突起部含まず)
重さ 約151g(撮影時は185g)

(行正和義)




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