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サイバーショットDSC-T10 気軽さが魅力の薄型・高機能デジカメ
サイバーショットDSC-T10
ソニー/ソニーマーケティング
オープンプライス
(実売価格:4万円前後)

0570-00-3311
http://www.sony.jp/
http://www.ascii.co.jp/sonyflash/


2006年8月25日

アスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト “SONY Flash on ASCII”
サイバーショット『DSC-T10』はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト “SONY Flash on ASCII”に移動します。

コンパクトなボディーに機能をギュッと詰め込んだサイバーショット“T”シリーズ。その最新機種「DSC-T10」が発売された。価格はソニースタイルでは4万円(送料別)となっている。新機種ではISO 1000への対応など、より感度の高い撮影が可能となっている。今回はそのあたりの画質も含めてレビューをお届けする。



“ダブルでブレない” さっと出せて、パッと撮れる!

シルバー
今回評価した「DSC-T10」シルバーモデル。
ピンクカラー
ホワイトカラー
ブラックカラー
シルバーカラーのほかにピンク、ホワイト、ブラックのカラーモデルが用意されている

 DSC-T10では、撮像素子が1/2.5インチ有効約600万画素(従来機のDSC-T9)から、1/2.5インチ有効約720万画素へ高画素化したほか、最高感度がISO 640からISO 1000相当となった。これにより被写体ぶれがさらに軽減され、光学式手ぶれ補正と合わせて最近のサイバーショットシリーズが謳う“ダブルでぶれない”というコンセプトを追求している。

 屈曲型光学系の採用によってボディー内にレンズを縦置きし、さらに光学式手ぶれ補正機構も内蔵することで撮影時にもレンズが伸張しないなど、ボディーデザインや機能は基本的にT9と共通だ。ただし、フロントのレンズカバーの形状が変更されており、カバーの右側にあるふくらみが大きくなっている。持ったときに指掛かりがよくなったのはありがたい。内蔵するズームレンズや光学式手ぶれ補正機構に加え、剛性感のあるボディーにより、コンパクトな本体に似合わず手に持ったときはズシリと重く感じ、撮影時の安定性や高級感はなかなかのものだ。

本体上面
本体上面。レンズを収めることもあって本体はグリップ側がわずかに厚い。長円形のシャッターボタンの右にあるのは手ぶれ補正ON/OFFボタン、左にあるのは電源スイッチ。
本体側面
本体左右側面。左はレンズカバーがレンズを覆っている状態、右は撮影可能な状態。ボディー右側面にはバッテリーとメモリースティック Duoスロットを備える。
本体背面
本体背面。ボディーに対して大きめの液晶ながら操作系を圧迫するほどではなく、カーソル中心にメニュー、記録画素変更(ごみ箱)、露出補正など使いやすい位置にある。画面はメニューを表示させ撮影感度を設定している。

 基本操作もDSC-T9と同様で、液晶上部にあるスライドスイッチによる撮影/再生/動画撮影の切り替え、背面側に集中した操作系と液晶下部に表示されるメニューなどは薄型のサイバーショットシリーズに共通するものだ。

 フロントカバーを下にスライドさせると撮影可能になる方式もそのままだが、横にスライドさせる方式と違って薄いポーチから出し入れする際に不意に電源が入ることがないのはありがたい。

バッテリーパック
バッテリーはDSC-T9と同じインフォリチウム『NP-FT1』。T10の底面にはUSBインターフェイス(ただしコネクター形状は独自で、パソコンとの接続などは付属の専用ケーブルが必要)を持つがDC入力はなく、バッテリーの充電は一度取り出して付属の充電器を用いる。

 このほか、電源は従来と同じリチウムイオンバッテリパック(NP-FT1)を使用する。ただしDSC-T10では高画素化されつつ省電力化されたおかげで約250枚/約125分と、DSC-T9(約240枚/約120分)から若干電池の持ちがよくなった。

 屈曲光学系を採用するコンパクト機は薄型ボディーやレンズの伸縮沈胴がないこともあってポケットからの取り出しなどを含めた動作をすばやく行なえる。気軽に使えるカメラに得てして撮影時のホールドなどがおろそかになりやすいものだが、光学手ぶれ補正の搭載によって失敗しにくいのは初心者にやさしい作りと言える。



 ここからは撮影サンプルを見ながら画質について検証してみたい。

サンプルその1
アップ
すっきりした色味やノイズの少ない画像処理となっている。ISO感度は80固定を選択、シャッター速度1/250秒、F5.6。元画像は3072×2304ドットで、全体の縮小画像や切り出し画像はそれぞれ640×480ドットへのリサイズ(左)およびトリミング(右)を行なったのみで、そのほかの画像補正はかけていない。
サンプルその2
アップ
描写もコンパクト機としては良好だが低ノイズ処理のせいかやや描写が甘い印象を受ける。また、ハイライトの白とびもやや大きめ。プログラムオート、1/250秒、F3.5、ISO 80。
サンプルその3
アップ
ISO 1000による高感度撮影。プログラムオート、1/8秒、F3.5。手持ちでの撮影だがシャッター速度は遅いものの光学式手ぶれ補正もあって、しっかりとホールドすれば手ぶれはかなり抑えられる。暗所ではかなりノイズが目立つがパソコン上で全体をリサイズした画像(左)ではそれほど目立たない。
サンプルその4
アップ
マクロは最短8cm(ワイド時)に加えて、ワイド時固定ならば最短1cmまで近接できる“拡大鏡モード”を備えるなど強力。プログラムオート、1/13秒、F3.5、ISO 80。

 撮影した画像はサイバーショットらしい明るめの発色となっており、やや発色が浅くコントラストが低い印象を受けるものの、嫌味のない絵作りとなっている。今回追加されたISO 1000の高感度撮影に関しては、ノイズは多めになってしまうものの、十分鑑賞できる程度のざらつきに収まっている。何より、光学式手ぶれ補正もあって少々薄暗いところでも三脚やフラッシュなしで撮れるのは便利だ。ただし小さな撮像素子と複雑な光学系ということもあってか、やや白とびが目立つ。コンパクト機としてはやむを得ないところだが、コントラストの高いシーンだとハイライト部周辺の光にじみや階調の飛びが気になるところだ。

 薄型ボディを実現する屈曲光学系と気軽に扱える光学式手ぶれ補正というデジタルカメラにとっては強力な要素をコンパクトにまとめており、非常に完成度が高い製品と言える。

サイバーショット「DSC-T10」の主なスペック
製品名 “メモリースティック”デジタルスチルカメラ DSC-T10
撮像素子 有効720万画素(総画素数740万)1/2.5インチCCD
レンズ レンズ 光学3倍ズーム対応、f=6.33〜19.0mm(35mmフィルムカメラ換算時で38〜114mm相当)、F3.5-4.3
静止画撮影 最大3072×2304ドット、JPEG形式
動画撮影 最大640×480ドット/30fps、MPEGムービーVX(MPEG-1形式)
液晶ディスプレー 2.5インチ“クリアフォト液晶プラス”
画素数 23万400ドット
記録メディア メモリースティック Duo/メモリースティック PRO Duo、内蔵約56MBメモリー
電源 専用リチウムイオン充電池(付属)
インターフェース
(付属アダプター側)
USB 2.0(Hi-Speed対応)、AV出力(モノラル音声)
本体サイズ 幅89.7×奥行き20.6(最薄部16.8)×高さ54.9mm
重さ 約140g(撮影時約165g)
“吉田カバン”特製ケースをゲットしよう!
ケース
味わい深い、落ち着いた色合いのオリジナルケース

コンパクトで持ち歩くのに便利なDSC-T10だが、凝ったデザインの本体が傷つくのを防いだり、液晶ディスプレーを保護するために、ぜひともキャリングケースを用意したいところ。できれば高級感のあるものが欲しいなぁ……とお考えの読者に朗報!ソニースタイルで購入すると、写真の「吉田カバンオリジナルケース」も購入することが出来る。

生地は通常のナイロンより細く硬い糸で織り上げられた“66ナイロン”を採用し、オイルドレザーでふちを囲むことで、丈夫で、かつ使い込むほど味が増していく。また止め具にはイタリアのFiocchi(フィオッチ)社のものを採用し、全体の雰囲気を壊さないように金ボタンを使うなど細部にもこだわった作りとなっている。さらにケースのデザインにあったストラップも用意(別売)しており、いたせりつくせり。T10を購入するならぜひゲットしたい逸品だ。

「DSC-T10」用吉田カバンオリジナルケース 1万2800円
吉田カバンオリジナルストラップ 2100円




(行正 和義)




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