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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
デジタルビデオカメラ


iVIS HV10 (キヤノン) (2006年9月5日)
HDR-HC3 (ソニー) (2006年3月28日)
DCR-DVD505/DCR-SR100 (ソニー) (2006年3月22日)
ハイビジョンハンディカム HDR-HC1 (2005年12月20日)
NV-GS250/GZ-MG70/DCR-DVD403 (松下電器産業/日本ビクター/ソニー) (2005年11月8日)
HDR-HC1 (ソニー) (2005年9月29日)
Everio GZ-MC500 (日本ビクター) (2005年7月25日)
ハンディカム DCR-PC1000 (ソニーマーケティング) (2005年6月10日)
DCR-DVD403 (ソニーマーケティング) (2005年4月5日)
ハードディスクムービー Everio GZ-MC200/GZ-MC100 (日本ビクター) (2005年3月8日)
Qcam Orbit (QVR-1) (ロジクール) (2004年7月12日)
DCR-IP1K (ソニー) (2003年12月2日)
Motion Pix (アイ・オー・データ機器) (2003年6月17日)
Network Handycam DCR-IP7 (ソニー) (2002年1月18日)
FV20 (キヤノン) (2001年3月23日)

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Network Handycam DCR-IP7 PCとの連携を重視した超小型デジタルカムコーダ
Network Handycam DCR-IP7
ソニー
オープンプライス
0570-00-3311
http://www.sony.co.jp/


Printable Version 2002年1月18日

カムコーダの小型軽量化もココまできたか! ――思わずそううならしめるコンパクトモデルがソニーより登場し、注目を集めている。その名は「Network Handycam DCR-IP7」。ビデオフォーマットに「MICROMV」を採用する、ユニークなコンセプトのモデルだ。

コンパクトなボディに豊富な機能を満載

ボディの左側には、2.5インチの液晶パネルとコントローラが付属する。液晶パネルはバックライトのオン/オフにより透過型と反射型のメリットを持ち合わせるハイブリッド液晶だ。
 DCR-IP7(以下IP7)は、ソニーオリジナルのデジタルビデオフォーマット「MICROMV」(マイクロエムヴィ)を採用、独自の「MICROMVカセット」に記録することでコンパクトサイズを実現したデジタルカムコーダだ。本体は47(W)×80(D)×103(H)mmと、完全に手の中に収まるサイズながら、テープへの撮影機能のほかに、メモリースティックへの静止画/動画記録、PCとのデータ連携、Bluetoothで携帯電話などを経由してのビデオメール送信、Webブラウジングといった付加価値を盛り込んだ多機能モデルである。

 カムコーダとしての基本スペックは、カメラ部が光学10倍ズームレンズに1/6インチCCDの組み合わせで、電子式手ぶれ補正を搭載する。プログラムAEはオートのほか、絞り優先やシャッタースピード優先、夜景撮影などが可能。フォーカスとホワイトバランス調整はオートのほか、マニュアルでの操作できるなど、コンパクトサイズのカムコーダが持つ標準的な機能は一通り装備している。

 続いてVTR部だが、本機の特徴であるMICROMVフォーマットは、DV相当の動画品質をより少ない記録情報量で実現することを目指してソニーが開発したもので、フレームサイズとフレームレートはDVと同じ720×480ドット/29.97fpsながら、動画の圧縮/復元アルゴリズム(CODEC)としてDVよりも圧縮率の高いMPEG2(転送レート12Mbps)を採用する。



本体の右側面が大きく開いてMICROMVのカセットを装着する。主なカムコーダと操作方法は同じだ。
 記録メディアは専用テープカセット「MICROMVカセット」を使用する。カセットは46(W)×8.5(D)×30.2(H)mmと、DVテープよりもさらに小さく、オーディオ用のマイクロカセットに近いサイズだ。なお、残念なことに今のところ60分記録のカセットしか用意されていない。




右側がMICROMVカセットで、左側は一般的なDV対応のビデオカメラが採用しているminiDVカセット。このように比較すると、いかにMICROMVカセットが小さいかがよくわかる。実際、miniDVカセットに対して容積比はわずか30%。

 ボディのデザインは縦型のDVカムコーダをそのまま小さくしたようなデザインで、縦長の本体上側にレンズとビューファインダ、左側面にはアングル可変式の液晶モニタを搭載する。ボディ右側面には録画のスタート/ストップ、静止画撮影シャッター、ズームボタンといった撮影に最低限必要な機能ボタンが並ぶ。

液晶面を表にして閉じた状態。右上にカーソルコントローラがある。各種設定や操作時の露出/フォーカス制御、ブラウジングや文字入力まで、ほとんどの操作をメニューとカーソルで行う。
 液晶画面にメニューを表示させて操作する場合はボディ左側面(液晶パネル側)のカーソルキーを使う。メニューはタブで機能を切り替える方式なので、触ればすぐに理解できるだろう。ただし、カーソルを初めとした操作スイッチ類は本体サイズに合わせて小さく、メニュー操作などはシビアで誤操作しやすい。



レンズ周囲にはソニーお馴染みのCarl Zeissのロゴが配置されている。側面のバッテリを大容量の「NP-FF70」(1万2000円)に交換すると、アクセサリキットに「NP-FF50」の約2倍の容量となるが、バッテリの厚みも約2倍あるので、グリップ部が11.6mm太くなる。
 撮影中でも、多くの操作をボディ左側面のカーソル(5WAY方式)で行うのだが、三脚で固定しているような場合ともかく、手持ちで撮影している最中にフォーカスや絞りのマニュアル操作をするのは非常に難しい。前述のとおりズームは右側面のスライダを使うのだが、こちらのスライダも非常に小さいうえ、誤動作防止用に押し込んでからスライドさせる構造になっているため、撮影中に片手で行うのは困難だ。手ぶれの問題も考えれば、手持ちでの撮影は設定固定・ズームは広角側で行うなど、割り切った使い方が必要となるだろう。



MICROMVによる動画撮影結果。DVと同じフレームサイズを実現しており、静止画にしてみると少々見劣りがするが、動画だとかなり“見れる”絵になる。
 撮影した動画を見てみると、細部までカッチリとした描写にはなっているが、DVでの画像に比べると若干甘く感じられる。いわゆるMPEG2圧縮が最も苦手とする木の葉が風に揺られるようなシーンでは細部の描写も多少甘くなるが、ビデオエンコーダソフトを使ってMPEG2にしたときのように明確にブロックノイズが目立つことはない。また、発色に関してもDV画像に比べると色に深みがなく、階調表現が浅い印象を受ける。




MICROMVデータをメモリースティックの映像記録モードでもっとも画質の高い「スーパーファイン」にコンバートした映像のサンプル。MICROMVと比較するとどうしても眠たい印象の画質だが、フレームレートは30fpsなので動きにはギクシャクした感じはない。

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