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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
HDD/DVDレコーダ


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記録型(レコーダブル)DVD丸わかり辞典 DVDは“観る”から“録る・作る”へ!
記録型(レコーダブル)DVD丸わかり辞典

Printable Version 2001年8月8日

mpEGG!

 業務向けのソフトウェアエンコーダ「CinemeCraftEncoder」シリーズの高速エンジンを搭載した低価格MPEG1/2エンコーダ。最新バージョンはCCEシリーズと同じ2.62で、細かい設定項目などの点で機能は本家に劣るが、試用版が用意されているのでエンコード品質に納得してから購入することができる。また、DVD-Video規格に沿ったエンコードを行うワンタッチ設定があり、規格外データを作ってしまう心配がない。

「mpEGG!」の起動画面。
発売元:カスタム・テクノロジー(株)
価格:9800円(オンライン販売のみ)
対応OS:Windows 98/Me/2000
URL:http://www.ctech.co.jp/http://www.mpegg.com/


MTV1000

 発売されるやいなや大ヒットとなった、カノープスのTVチューナ搭載のハードウェアMPEG1/2エンコーダカード。同社の業務向け製品と同じ松下電子製のチップを採用し、高速・高画質のエンコードを実現している。このチップを使って、DVコーデックのAVIファイルをMPEGに変換するユーティリティも付属する。

「MTV1000」のカード本体。
発売元:カノープス(株)
価格:4万9800円
対応OS:Windows 98 SE/Me/2000
URL:http://www.canopus.co.jp/ なお、レビュー記事を【こちら】に掲載している。


記録型DVD

 記録できるDVDには、現在4つのフォーマットが存在する。

  • CD-Rと同じように、メディア上の一箇所に一度しか書き込めない追記型の「DVD-R」
  • 早くからリムーバブルメディア市場に投入されたためPCとの親和性が高く、書き換え可能な「DVD-RAM」
  • 主に民生機向けの規格としてデビューした書き換え型の「DVD-RW」
  • (2001年7月現在では)製品化には至っていないが、DVD-ROM(DVD-Video)とのメディア互換性が非常に高い「DVD+RW」

 このように、記録型DVDには複数の規格が存在するため、ユーザーとしてはいずれを選べばいいのか迷ってしまうところだ。各規格の特徴は一覧にまとめてあるが、特に迷うのは、PC用ドライブと民生用レコーダの両方ですでに製品化されている書き換え型のDVD-RAMとDVD-RW、どちらを選ぶべきかだろう(両者とも最新ドライブでは“DVD-Rの書き込み&読み出し”を揃ってサポートしている)。
 現状では大容量の両面メディア(9.4GB)が製品化されているのはDVD-RAMだけであり、さらにRAM陣営はドライブ&メディアともに低価格化が進んでいるためやや優勢といえる。が、PC用ドライブとしてのスペックを注視すると、“DVD-Rの2倍速書き込み”に対応しているのは現在DVD-RWドライブだけだ。製品レベルでは優劣はつけがたい。(片面の)容量・記録時間など、規格そのものは両者拮抗しているので、選ぶなら規格=スペックではなく用途と予算、それに製品単体の性能で判断すべきだろう。

コーデック

 コーデック(CODEC)とは、COmpression/DECompressionの略で、文字どおり“圧縮伸長”を行うプログラムのこと。たとえばファイル名(拡張子)が同じAVIであっても、非圧縮、DVコーデック、MPEG4コーデックなど、圧縮時に使われているコーデックによって画質やファイルサイズ、必要な再生環境が変わってくる。Windowsのシステム上にコーデックが存在しない(組み込まれていない)と、そのファイルを再生(伸長)できないので、特に友人からもらった動画の再生時などに注意しよう。

参照型AVI

 本文中で触れているように、FAT32やNTFSのファイルシステム上であっても、2GBを超えるAVIファイルを作ることはできない。参照型AVIとは、映像データを複数の別ファイルとして生成し、AVIファイル本体は“それらの参照先”を記述しただけのインデックスとして扱うデータ形式のこと。この方式を利用することで、たとえばWindows Meなら、最大4GBまでの複数の映像ファイルとそれを参照するファイル(拡張子はAVIだが、ごく小さなファイル)という構成で、長時間のAVIファイルを作成可能になる。

録画モード

 DVD-RAM陣営とDVD-RW陣営では、録画モードにも違いがある。たとえば松下電器産業のDVD-RAMレコーダには、XP(高画質)/SP(標準)/LP(長時間)の3モードがあり、メディア1枚4.7GBにそれぞれ約1/2/4時間の記録を行える。同社の新機種「DMR-E20」ではさらに長時間の「EPモード」が追加され、最長約6時間の記録が可能になった。EPの画質は「VideoCD並み」で、実際試してみたところ解像度は低く圧縮ノイズが散見された。これは動きの激しくない番組で、かつ見たらすぐ消してしまうような画像記録向きのモードと言えるだろう。
 一方DVD-RWの場合、ビデオレコーディング規格の「VRモード」では、1時間記録するSP(標準)モードと録画時間を1〜6時間まで32段階で設定できるMN(マニュアル)モードの2種類がある。さらに、「ビデオモード録画」の場合は1時間記録の「V1」と2時間記録の「V2」という2つモードが用意されている。
 なお、DVD-RW陣営は、DVD-Rにはビデオモードでしか記録できないため最長でも2時間記録にとどまるが、DVD-RAM陣営のDMR-E20は「ハイブリッドVBR」を採用し、DVD-RメディアにもXP〜EPの各モードで記録できる。

ビデオモード

 DVDレコーダで採用されているビデオレコーディング規格で録画したディスクは、一般のDVDプレーヤやDVD再生ソフトではフォーマットが違うため再生できない。そこで、DVD-Videoとフォーマットの互換性がある記録方式として登場したのが「ビデオモード」だ。
 ビデオモードで記録したディスクは、映像の分割や入れ替えなどの編集作業が行えない反面、ファイナライズ処理を行うことで一般のDVDプレーヤで再生できるようになる。ファイナライズ処理にかかる時間は通常で5分程度。メディアに未使用領域が多いほどファイナライズに要する時間は長くなり、20分近くかかる場合もある。

追っかけ再生

 タイムシフト再生とも呼ばれる。TV番組などの録画中に、すでに録画済みの番組冒頭から再生を始めたり、音声つき2倍速再生などを使ってリアルタイム放送を追いかける再生方法のこと。もちろん、その間も録画は中断されずに続行されている。高速なランダムアクセス性を持つHDDレコーダの得意技だが、松下電器産業の「DMR-E20」が記録型DVDレコーダとしては世界で初めてこの機能を搭載した。また、DMR-E20は「同時録画再生」機能もサポートしており、録画中に以前録画した映像を再生・表示することも可能だ。たとえば、連続ドラマの今週分を録画中に、先週録った放送分を観るといった楽しみ方ができる。

ディスク予約

 DVD-RWレコーダに搭載。あらかじめディスク自体に「毎週月曜日の26時25分から55分までを録画」といった録画情報を持たせておくことで、ディスクをレコーダに挿入して予約ボタンを押すだけで、録画スタンバイとなる機能。連続ドラマなどをディスクごとに録り分けている場合に、特に重宝する機能だ。

(松本)


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