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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
HDD/DVDレコーダ


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PK-AX10 ネットワーク上のPCで視聴、録画予約、編集できるHDDレコーダ
PK-AX10
NEC
オープンプライス(予想店頭価格:10万円前後)
0120-977-121
http://121ware.com/nsserver/


Printable Version 2002年11月28日

ホームAVサーバ AX10
NEC「PK-MX10」のホームAVサーバとして使い方を提案するレビュー記事が、こちらにも掲載されています。写真をクリックすると当該記事に移動します。
2002年の冬モデル商戦で、「ブロードバンド」の次のキーワードとして注目を浴びている「ホームサーバ」。折しも、米Microsoftが9月に「Windows XP Media Center Edition」をOEM出荷したばかりということもあり、PC業界のみならず家電業界でもホームサーバへの関心は高い。そんななかNECが発表(ニュース)した「PK-AX10」は、単体のHDDレコーダでありながら、ネットワークでつながったPCへの映像配信やPCからの録画予約受け付け、PCへの映像データファイルの転送が行えるビデオサーバとしても機能する。なお、記事中の評価に使ったAX10は試作機のため、製品版では一部仕様や動作が異なる可能性があるので注意してほしい。



チューナ部には
GR、3DY/C分離、DNR、TBC回路を搭載

前面
写真1 メインスイッチとLCDのみのシンプルなフロントパネル。LCDには日時や接続中のクライアントPC台数などが表示される。その右側には小さなドアがあり、中には外部入力端子が並んでいる。
背面
写真2 映像の入出力はS-Videoとコンポジットビデオで、D端子や色差端子などのコンポーネント信号端子は装備していない。
SmartVision HG/V
写真A NECのハードウェアMPEG-2エンコーダ付きTVチューナカード「SmartVision HG/V」。写真をクリックすると当該記事に移動します。

 AX10の外形寸法は横幅430×奥行き280×高さ68mm(写真1、2)。外観からはこれまでの民生向けHDDレコーダと変わりないように見えるが、背面のEthernetポート(10BASE-T/100BASE-TX)の存在によって、従来製品とは一線を画すものであることが分かる。AX10は、このポートで接続したLAN上のPC(同時に最大2台まで)に対して、映像の配信が行えるビデオサーバでもあるのだ。



リモコン
写真3 プッシュエンター式のカーソルキーを持つリモコン。小ぶりだが絶妙なボタン配置で使いやすい。誤作動を防ぐために削除ボタンがフリップカバーの下に配置されているが、このフリップを開くのがやや手間に感じられる。実際の番組削除時には確認ダイアログが表示されるので、リモコン表面にあっても問題なかったのではないだろうか。

 AX10のTVチューナ部には、同社のハードウェアMPEG-2エンコーダ付きTVチューナカード「SmartVision HG/V」と同等の回路が採用されており、録再時のクオリティを高めるため「ゴーストリデューサ」「3次元Y/C分離」「デジタルノイズリダクション」「タイムベースコレクタ」の4つの機能が盛り込まれている。特に、ビル街や山間部などで電波の反射によって発生する映像の多重化(ゴースト)は、地域と視聴チャンネルによっては何重にもなって現れてしまうので、ゴーストリデューサの搭載はうれしいポイントだ。

 内蔵HDDは80GB。録画モードはあらかじめプリセットされている「高画質」「標準」「長時間」に加えて、圧縮形式と解像度、ビットレートを選択できる「ユーザー設定」が用意されている。各モードと録画時間の相関はのとおりで、最も高画質なMPEG-2(CBR:固定ビットレート)/720×480ドット/15Mbpsの設定なら約11時間、逆に最も画質の落ちるMPEG-1を選ぶと約124時間の録画を行える。



表 各録画モードと録画時間の関係
録画モード圧縮形式解像度
(ドット)
ビットレート
(※1)
音声録画時間
高画質MPEG-2(CBR)720×4808MbpsMP2 48kHz/
224kbps
約20時間
標準MPEG-2(VBR)720×4804Mbps約40時間
長時間MPEG-2(VBR)352×4802Mbps約76時間
ユーザー
設定
MPEG-2(CBR)720×4804〜15MbpsMP2 48kHz/
224kbps
約11〜40時間
352×4803〜10Mbps約16〜52時間
352×2402〜6Mbps約27〜76時間
MPEG-2(VBR)720×4804〜7.5Mbps約22〜40時間
352×4803〜6Mbps約27〜52時間
352×2401.2〜3Mbps約52〜119時間
MPEG-1352×2401.15MbpsMP2 44.1kHz/
224kbps
約124時間
※1 ビットレートは0.5Mbps刻み

メニュー
画面1 メインメニューの画面。これらはTV画面に表示される。
環境設定
画面2 環境設定の画面。
メインメニューと環境設定メニュー。シンプルな階層構造で理解しやすい。

 ところで、AX10のチューナが受信した映像は、常にMPEG形式にエンコードされているので、圧縮回路をスルーしてチューナの映像を直接TVに表示することはできない。その際の(つまり普段の視聴時の)画質は前述の4つのモードから選ぶのだが、問題になるのはどの程度の画質まで許容できるかということだ。

 長時間モードは、MPEG-2(VBR=可変ビットレート)で平均2Mbpsとデータ量が少ないこともあって、視聴中しばしば映像の破綻が見られた。特に歌番組のように、動きの早いシーンや細かいものが一斉に動くシーンが多いと、瞬間的に画面を覆うようにブロックノイズが現れ、設定を標準モードに変えても大きな差は見られなかった。さすがに高画質モードを選ぶと安定するので、普段の視聴はこのモードをお勧めしたい。なお当然ながら、タイムシフト再生および時間をさかのぼって録画を始めるタイムシフト録画時の画質は、ここで設定したモードが適用される。

映像設定
画面3 3次元Y/C分離回路とゴーストリデューサは、ユーザー自身でオン/オフを選択できる。
録画・タイムシフト設定
画面4 通常視聴時の画質は4つのモードから選ぶ。圧縮形式と解像度、ビットレートを任意に組み合わせる「ユーザー設定」モードも用意されている。

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