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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
MP3/WMAプレーヤ


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Voice-Trek W-1 デジカメ内蔵小型ICレコーダー
Voice-Trek W-1
オリンパス光学工業
2万8000円
0120-084215/
0426-42-7499
http://www.olympus.co.jp/


Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2002年12月号
2003年2月4日


オリンパスから、同社初となるデジタルカメラ内蔵型のICレコーダー「Voice-Trek W-1」が2002年11月15日に発売された。30万画素のCMOSイメージセンサー搭載で、録音時でも随時撮影が可能。デジタルメモ機器として新たな可能性を感じさせる製品だ。

紙芝居のような、斬新なメモ機器

Voice-Trek W-1
写真1 デジタルカメラ付きボイスレコーダーで、取材などの仕事にはうれしい「Voice-Trek W-1」。
GFORT
ソニーのICレコーダー「ICD-S1」レビュー。写真をクリックすると当該記事に移動します。

 30万画素程度のデジタルカメラなら、今やケータイにも搭載されている。メモとして考えてみても、30万画素のデジカメというのはちょっと心許ない。しかし、Voice-Trek W-1を触ってみると、単に「音も絵も撮れる」ということ以上の、これまでとはまったく違った利用方法に気づく。

 デジカメ内蔵のICレコーダーという企画商品自体はすでにいくつかあったし、東芝の「VOICE BARシリーズ」のようにオプションでカメラを取り付けられるICレコーダーもある。そういう意味ではW-1は新しいジャンルの製品ではないが、W-1の新しいところは、紙芝居のように音声と撮影画像を時間軸にそって統合した点にある。例えば、会議を録音中、資料や商品などを撮影すれば、その音声ファイルをPCで再生したときに、それぞれシャッターが押されたタイミングで画面に写真がポップアップする。簡単に言えば、パラパラと画像が切り替わる簡易ムービー的なメモとして活用できるわけだ。さらに、録音したWAVEファイルと撮影したJPEG画像をAVIファイルに落とすこともでき、このとき画像の入る位置や数は自由に編集可能となっている。

 月刊アスキー編集部の小西は取材の先々でVAIO C1のムービー録画機能で数GBの動画をHDDに溜め込んでいるが、音声とリンクしたタイミングで静止画が挿入できるW-1的な紙芝居ムービーのほうが向いているケースは、特にビジネスの場面などでは多いだろう。高さ119.5mm、幅29.5mm、厚み19.5mm、重量70gという、胸ポケットに収まる小型軽量さは、常時携行できる強力アイテムだ。



左側面
写真2 左側面。ファインダ横にLEDがあり、半押しの状態で緑になれば撮影可。使い始めは勝手が分からずエラーばかりが出てシャッターが切れなかった。
右側面
写真3 右側面。露出、ホワイトバランスともフルオート。F2.8 f=6.5mm(35mmフィルム換算61mm相当)で、撮影可能範囲は80cm〜∞。

ICレコーダーとしての機能は
もう1歩

付属USBケーブル
写真4 PC接続キットは標準添付で、接続はUSBケーブル1本。一般的なアルカリ単4電池2本で動く。

 最近のICレコーダーは録音可能時間が10時間や20時間というのが当たり前で、そういう基準から見ると、W-1のICレコーダーとしてスペックは、ちょっと見劣りがする。W-1は32MBのフラッシュメモリ内蔵で、長時間モードで約6時間、標準モードなら約2時間17分、高音質モードだと約1時間半の録音時間とやや心細い。コスト削減と小型化のためだろうか、液晶はアルファベットと数字のみで日本語表示不可、フォルダ数も2つ+画像用1つと少ない(個人的には少ないほうがスッキリしていていいが)。同じオリンパスの「DS-10」のPC用ソフトにあるようなノイズキャンセル機能や、テープ起こしに欠かせないファンクションキーを使った再生制御、多段階の再生速度調整などもなく、割り切った設計となっている。



Olympus Voice Album
上部アップ
画面 添付のソフト「Olympus Voice Album」。再生時間を示す上部のバーに赤い小さな矢印(▲)があるのが分かるだろうか(右画面の上部アップを参照、赤い矢印の先)。これが、シャッターが切られたタイミングで、再生がここまでくると画像が表示される。紙芝居的に画像と音声を統合したわけだ。画像の位置や数は編集可能で、AVIに落とし込むこともできる。

 サイズやコストの制約もあるので欲を言えばきりがないが、デジカメのほうも画像の荒さが目立ち、Webページに載せたり、プレゼン資料に張り込むにしても、まだ画質が低すぎるという印象を受けた。

 とはいえ、メモ、あるいは遊び気分と割り切れるなら、さまざまな使い方ができる強力アイテムだ。

撮影サンプル
写真5 30万画素CMOSで撮影した結果。まずまず全体の雰囲気は伝わる。メモ代わりとしては十分だろう。
Voice-Trek W-1の主なスペック
製品名 Voice-Trek W-1
記録媒体 32MBフラッシュメモリ(内蔵)
録音時間 HQモード:約1時間31分
SPモード:約2時間17分
LPモード:約6時間4分(いずれも撮影なしでの連続録音)
スピーカ 内蔵(110mW)
インターフェイス イヤホンジャック
撮像素子 1/4インチ有効30万画素CMOSセンサー
撮影範囲 0.8m〜∞
画像記録サイズ 640×480ドット
画像記録枚数 最大250枚
電源 単3電池×2
サイズ 29.5(W)×19.5(D)×119.5(H)mm
重量 約70g(電池込み)

(月刊アスキー編集部・西村)



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