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WiNDy AquaGizmo Prescottでシステム一新を狙うため、静かで高効率の冷却ユニット探しに必死
WiNDy AquaGizmo
ソルダム
4万740円(ATX/MicroATX/キューブ型対応モデル)
3万8640円(ATX/MicroATX対応モデル)

http://www.soldam.co.jp/

Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2004年2月号
2004年7月15日


驚愕のコンパクトさを誇る水冷システムユニット

ベアボーンPC「Tipo 800i AP」にAquaGizmoをセット
写真1 同社のベアボーンPC「Tipo 800i AP」にAquaGizmoをセット。キューブ型ケースでもすっぽり収まるコンパクトなユニットだ。

 最近のハイエンドCPUの熱さと言ったら、それはもう常識をかけ離れたレベルになっている。インテル系のCPUを例にすると、TDPはNorthwoodのPentium 4-3.0GHzで80Wを超え、90nm製造プロセスであるPrescottのTDP枠も100W前後となっている。60Wの裸電球ですら周りは熱気でムンムン、触ると即火傷なのだから、とんでもない発熱量なのが分かるだろう。このCPU消費電力拡大傾向は今後も続くと見られており、そうなるとハイエンド向けCPUのTDPは、限界値と予想されている140Wまで一直線で伸び続けるに違いない。

AquaGizmoの仕組み図
ソルダムが公開しているAquaGizmoの仕組み図。ジャケットで熱を拾い、冷却液にてラジエータまで移動させて冷やす。

 CPUが熱くなれば、冷却システムも強力にする必要があるのは当然のこと。そこで、かつてはマニアしか見向きせず、キワモノ扱いされてきた水冷システムが注目されている。「水冷なんてまだいらないよ」と思われるかもしれないが、CPUの熱を空冷よりも効果的に逃がせればシステム全体の安定化に貢献するのは確実であり、すでに製品バリエーションも豊富になってきているため、今すぐに導入してもよいくらいだ。

 しかし、水冷システムを導入するとなると、液漏れといった動作トラブルや循環による騒音、設置時のスペースといった空冷システムにはない不安点がある。日本では小さくて静かな製品に人気が集まることを考えると、理想的な水冷ユニットも「タフ」「静か」「コンパクト」の3つに注目していきたいところだ。

水冷システム
ポイントチェック!

ラジエータの冷却ファンは80mmタイプ
写真2 ラジエータの冷却ファンは80mmタイプ。一般のケースでも直径5mmファン固定用ネジ穴と、ケース内部に設置スペースの余裕があれば取り付け可能。

 水冷ユニットで今最もスポットを浴びているのが、ベアボーンシステム「WiNDy」シリーズで自作ユーザーにはおなじみのソルダム。同社の「AquaGizmo」は、上に挙げた水冷ユニットに必要な「タフ」「静か」「コンパクト」の3要素をすべて満たしている。

 まず「タフ」について見てみよう。製品寿命に直結する耐久性は、ポンプの連続運転時間4万4000時間、つまり使いっぱなし状態で約5年の保証が付いている。コアな自作ユーザーなら同じヒートシンクを3年以上使い続けることすら珍しいというのに、軽く5年保つというのは驚異的な耐久性だ。さらに“低液損失率により冷却液の補充が必要ない”と公表されている。筆者のようなモノグサ人間にとってこれはとても素晴らしいポイントだ。「タフ」については実際に使い続けてみないと分からないことが多いが、メーカーがここまで保証しているのなら安心もできるハズ。



冷却液循環用のマイクロポンプ
写真3 中央にある黒いパーツが冷却液循環用のマイクロポンプ。このサイズでホントに大丈夫なのかと心配してしまうほど薄くて小さい。

 「静か」は、実際に動かして見たところ不満な点はまったくない。ケースを開けて耳を近づけると「ゴポゴポ」という水が流れる音を聞くことができるが、これもほんのわずかである。ケースのカバーを閉めればほぼ無音と言っていい。

 そして特筆すべきなのがとても「コンパクト」なところ。水冷ユニットというと、CPUの上にかぶせる液冷ジャケットと冷却液を循環させるマイクロポンプが巨大で購買意欲が失せてしまうものだが、AquaGizmoのこれらはびっくりするくらい薄くて小さい。ポンプとジャケットが極小のため(写真4、5)、ラジエータの設置場所を確保できるケースなら取り付けOKと汎用性も高いのも注目すべきポイントだ。

液冷ジャケットはCPU用とチップセット用がセットになったもの
写真4 液冷ジャケットは、CPU用とチップセット用がセットになったもの。写真上の金属板がCPU用のジャケットだ。

 正直なところ「水冷なんて当たり前」になっていることを痛感した。もはや空冷は時代遅れだったのである。AquaGizmoの価格は3万8640円と値が張るのだが、それに見合った性能を持つハイクオリティな水冷ユニットと言える。もっとも、きちんとした水冷パーツ一式をそろえたら、おそらく3万円台ではきかないから、格安とも言えるのだ。3GHzオーバーのCPUを使っているのなら今すぐソルダムのWebサイトで「カートに入れる」ボタンをクリックすべし!

ラジエータ部、カバーあり
ラジエータ部、カバーなし
写真5 ラジエータには上下にリザーブタンクがあり、その間を冷却液が巡回する。3層仕様により耐腐食性と高耐久性を確保する。

(宇野 貴教)



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