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■製品レビュー
(パーツ)
HDD


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Adaptec SCSI Card 39320D (アダプテックジャパン) (2002年11月8日)
Ultra133 TX2 (Promise Technology/シネックス) (2002年8月9日)
Adaptec ATA RAID 1200A (アダプテックジャパン) (2001年6月3日)
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Deskstar 60GXP (IC35L040AVER07) (IBM) (2001年3月31日)
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Adaptec SCSI Card 39320D 最大640MB/秒を実現するサーバ向けSCSIインターフェイス
Adaptec SCSI Card 39320D
アダプテックジャパン
オープンプライス(予想実売価格:4万円前後)
03-5308-6120(アダプテックジャパン・サポートセンター)
http://www.adaptec.co.jp/


Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2002年10月号
2002年11月8日


最新最速のSCSI規格に対応した
インターフェイスとドライブ

Adaptec SCSI Card 39320D
写真1 Ultra320 SCSIインターフェイスカード「Adaptec SCSI Card 39320D」。内部にひとつ、外部に2つの68ピンコネクタを装備する。
Ultra133 TX2
IDEインターフェイスカード、Promise Technology/シネックスの「Ultra133 TX2」レビュー(写真をクリックすると当該記事に移動します)。
Adaptec ATA RAID 1200A
アダプテックのIDE RAIDカード「Adaptec ATA RAID 1200A」レビュー。

 現在、クライアントサイドのPCのディスクシステムはほぼIDEベースに統一されており、よほどこだわりのあるユーザー以外はSCSIを使うことはなくなっている。しかし、接続できるデバイス数の多さや信頼性、内蔵でも外付けでも使える拡張性の高さといった特徴から、サーバ向けでは依然としてSCSIが使われている。

 「Ultra320 SCSI」は、SCSI規格の最新版で、先行したUltra160 SCSIに対してデータ転送速度を2倍に向上させ、320MB/秒を実現している。ネットワークのスループットでよく使われているbps(ビットレート)に換算すると約2.5Gbpsになり、さまざまなコネクション技術の中でも現時点での最高クラスの速度を実現していることが分かる。

 Ultra320 SCSIは高速性が最大の特徴だが、この速度の実現は、細かな改良の積み重ねによって実現している。まず、コマンドプロトコルにパケット型SCSIが採用され、1回の接続で複数のコマンドを転送できるようになったことでコマンド発行のオーバーヘッドが減少した。また、QAS(クイックアービトレーションアンドセレクション)の採用により、デバイス切り替えのオーバーヘッドを減少させるなど、従来の規格に内在していた無駄(オーバーヘッド)を減少させることで、高速転送を実現している。



製品仕様と
気になるパフォーマンスは?

「Atlas 10KIII」
写真2 日本マックストア製のUltra320 SCSI対応HDD「Atlas 10KIII」。10000rpmで容量は18.4〜73.4GBというモデルで、シークタイム4.5ms、キャッシュバッファ8MB、内部転送速度は622MB/秒、Ultra320接続時の転送速度は55MB/秒。ディスクの物理的なスペックはUltra160の同ランク機と大差ない。

 「Adaptec SCSI Card 39320D」は、Ultra 320 SCSIに対応したデュアルチャンネルのインターフェイスカード。2本のバスを持ち、それぞれ最大320MB/秒の速度と15台のデバイス接続が可能なので(ホストコントローラが1台分占有しているため、規格上は本来16端末接続)、合計で最大転送速度640MB/秒、デバイス数は最大30台という大規模なシステム構成が可能となっている。PCとの接続は64bit 133MHz PCI-Xまたは32/64bit PCIに対応している。しかし、320MB/秒という転送速度を活かすためには64bitバスは必須と言ってもよいだろう。コネクタは全部で3つ用意され、内蔵用が1つ、外付け用が2つある。内蔵用は、外付け用の1つと共用(Aチャンネル)であり、Bチャンネルは外付け専用となる。

 また、今回はテストにMaxtor製のUltra320 SCSI対応HDD「Atlas 10KIII」を使用した。ディスク1台でのパフォーマンスは、現在求め得るソリューションの中でも最高クラスのもの。しかし、インターフェイスの実力を遺憾なく発揮するようなシステム構成を組むためには、外付けSCSI RAIDユニットとの併用などにより物理的なディスクの転送速度の壁をクリアする必要がありそうだ()。同一チャンネル内でのデータ転送においても高スループットを保っていることから、上に述べたQASなどの新機能が有効に作用していることがうかがえる。



グラフ
図 Ultra160とUltra320の転送速度比較の結果。ディスクの物理的な転送速度にほぼ差がないため、誤差範囲といった結果だ。ディスク単体ではUltra320の効果は出ていないが、Ultra320のHDDを2台使用して同時にアクセス(並列コピー)した場合には、インターフェイスの性能を反映して圧倒的にパフォーマンスが高かった。

 HDDのデータ転送速度は高速化が進み、40MB/秒を超えるものが市場に出てきている。SCSIバスには平均4台接続しているようで、こうしたシステムではUltra160 SCSIの理論値である160MB/秒を超えることになる。これが、Ultra320 SCSIが必要とされる理由だ。逆に言うと、ドライブ単体でのデータ転送に対してはUltra160 SCSIでもまだまだ余裕があるので、ドライブを1、2台接続する程度の用途では、Ultra320 SCSIはオーバースペックと言える。明らかに個人用とは考えられないが、現在Ultra160 SCSIでシステムを構成しているユーザーで、帯域不足が切実な場合には、もっとも移行が容易なアップグレードパスとなる。

Adaptec SCSI Card 39320Dの主なスペック
製品名 Adaptec SCSI Card 39320D
SCSIコントローラ AIC-7902
SCSI BIOS あり(フラッシュメモリ)
バス 64bit 133MHz PCI-X(64bit PCI/32bit PCI)
外部接続用コネクタ 68ピン(ミニチュアタイプ VHDCI)×2
対応OS Windows NT 4.0/2000/XP、NetWare 4.2/5.x/6.x、Caldera Open Unix 8、SCO UnixWare 7.1、Solaris 8、DOS 6.22以降、Linux(※1)
カードサイズ 162×90.7mm
※1 Linux Linuxシステムをサポートしているが、ドライバは各OSの開発元の提供に問い合わせること。

(渡邉 利和)



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