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長い間2.5インチHDDをリリースしていなかったSeagateが再び送り出す2.5インチHDDが「MOMENTUS」だ。回転速度は5400rpmで、プラッタ1枚あたりの記録容量は40GB。同社では4200rpmモデル並の消費電力とノイズレベルを達成していることをアピールしている。シングルプラッタ構成をとるため最大容量は40GBと物足りないが、内部転送速度は48.25MB/秒、平均シークタイムも10msと性能面でも目を引くものをもっている。製品バリエーションは40GBと20GBの2種類、それぞれにキャッシュ容量が2MBと8MBのモデルがあり、合計4モデルが用意されている。 ベンチマークテストの結果は、下記のグラフで示した。比較対象には昨年発売されたノートPCによく使われていたHGST(当時日立)の「DK23EA-40」(回転速度4200rpm)を利用した。Winbench 99のDiskTransferRateは、シーケンシャルのリード性能を見るテストだが、DK23EA-40に比べてMOMENTUSは1.3倍以上、Travelstar 7K60では1.5倍近い性能を発揮している。38.1MB/秒という数値も文句のないものだ。一方、Disk Access Timeはランダムアクセス性能を見るテスト。こちらもDK23EA-40に対して、MOMENTUSで21%、Travelstarは28%という目ざましい性能向上が確認できた。また、HD Tach 2.61ではシーケンシャルのリード/ライト性能を測定したが、Winbench 99のDisk Transfer Rateと同じ傾向となっている。 2.5インチHDDの回転速度といえば、長らく4200rpmが主流で、それ以上は当時の主流よりも厚みのあるごく一部の製品が存在しただけだった。9.5mm厚の2.5インチHDDが5400rpmを達成したのは2002年2月になってからで、それから1年半ほどで一気に7200rpmにまで引き上げられており、ここ1〜2年の高速化は相当な急ピッチだ。この背景にはPC全体に占めるノートPCのシェア増大があることは間違いない。それは当然メーカーの開発姿勢にも反映されており、新製品登場のサイクルも早まっている。今後もより魅力的な製品の登場を期待してよさそうだ。
(鈴木 雅暢) |
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