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マザーボード


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P4T オーバークロック向け設定も充実したPentium 4マザーボード
P4T
ASUSTeK/ユニティ
オープンプライス(実売価格3万6000円前後)
http://www.asus.com.tw/
http://www.unitycorp.co.jp/


Printable Version 2000年12月19日

独自のレイアウトを採用
リテンション固定用の金属板を同梱

 ASUSTeKは、台湾ではもちろん、世界中で絶大なブランド力を誇るマザーボードメーカー。日本の自作市場にも早くから参入しており、日本でも最もメジャーなマザーボードメーカーと言っていいだろう。部品品質の良さや手厚いBIOSサポートによる製品寿命の長さは定評のあるところだが、最近はオーバークロック向けの仕様を積極的に盛り込むなど、アグレッシブな製品展開を見せている。

 そのASUSTeKのPentium 4マザーボード「P4T」は、Intelの「D850GB」と並んで、いち早く市場に登場した製品だ。チップセットはi850だが、Intelはじめ他社のPentium 4マザーとはかなり異なったレイアウトを採用しており、各社Pentium 4マザーの中で外観の印象がこの1枚だけ異なる。CPUソケットの位置も異なっており、Pentium 4対応ケースのネジ穴とは位置が合わない。CPUクーラーの取り付けは、マザーボードとPCケースの間に独自に金属版を挟んでCPUクーラーのリテンションを固定するという方式を採用している。



付属品。CPUリテンション固定用の金属板に絶縁用のラバー板、特殊I/Oパネルに対応したバックパネル、USBポート増設用ブラケット(2ポート)など、付属品は多彩。ユニティ扱いのパッケージにはCPUクーラーの取り付け方を日本語で解説したマニュアルも同梱している。
 このP4Tのパッケージには、マザーボードとほぼ同じ大きさの金属板と絶縁用ラバー板を同梱しており、これをボード裏に取り付け、金属版のネジ穴を使ってCPUクーラーのリテンションを固定する。CPUクーラー取り付け用のネジ穴がない既存のケースにもPentium 4を取り付けることができるようになっている。この金属板とラバー板あわせて690gもあり、システム全体がかなり重くなってしまうのは賛否両論あるだろうが、ケースを選ばず、強度の不安も一切なくCPUクーラーを固定できる点は魅力だろう。



RIMMソケットにRDRAMのモジュールを装着したところ。他社のPentium 4マザーボードと異なり、このように1枚おきに装着するような形となる。
 さて、拡張スロットの構成は、AGP Proスロットが1本、PCIスロットが5本、RIMMソケットは4本。RIMMソケットにはRIMMモジュールを2枚1組で装着する必要がある。他のPentium 4マザーボードとはチャネルの配置が異なり、RIMMを2枚だけ差す場合は1枚おきに差す形となる。ボード上には、AC'97オーディオコーデックやEthernetの物理層チップ用のパターンがあるが、チップ自体は省かれている。そのためかI/Oパネルが変則的で、ゲームポート、オーディオI/O部分のパネルがごっそりとなくなっているほか、USBポートだけが離れた位置にポツンと配置されている。




金属板(とラバー板)を取り付けた状態の背面。各種I/Oコネクタの並びも変則的だ。これに対応したバックパネルも同梱している。

脇のジャンパピンの2-3をショートすると、ディップスイッチによる各種設定が有効になる。CPUなどのクロックを任意設定可能。ディップスイッチの設定表には、倍率の項目も用意されているが、やはりPentiumIIIなどと同様、倍率はCPU内部で固定されているようだ。
 また、このP4Tは、同社のメインストリーム向けマザーボード(i815E搭載のCUSL2など)と同様に、オーバークロックに向いた機能も盛り込んでいる。FSB設定クロックをBIOS上で13通りに設定できるほか、CPUコア電圧を7通り、RDRAMの動作クロックも、FSB設定クロックの3倍にするか4倍にするかを選べる。FSB設定クロックは、ジャンパピンではさらに細かい設定をすることができる(下表参照)。編集部でも試してみたところ、定格電圧でFSB設定クロック115MHz×15=1725MHzまでの動作が確認できた。ベンチマーク のページでは、このオーバークロック時の結果も掲載しているので参考にしてほしい。

 Pentium 4というCPU自体がハイエンド層をターゲットにしているからか、各社ともPentium 4用のマザーボードは安定性を最重視して設計しているようで、現在のところこのようなオーバークロック向けの仕様を持つのはこのP4Tだけ。もちろんオーバークロックは保証外の行為なのだが、それを承知のうえでちょっとだけ試してみたいといったユーザーにとっては非常に魅力的なマザーボードだろう。



チップセット i850(Intel)
メモリソケット RIMM×4
拡張スロット AGP Pro×1、PCI×5
FSB設定クロック(FSB:PCI=3:1) 100、103、105、108、110、112、115、118、120、122、125、130、133MHz
FSB設定クロック(FSB:PCI=4:1) 120、133、136、138、140、142、144、145、148、150、152、154、156MHz
FSB設定クロック(FSB:PCI=5:1) 133、150MHz
CPUコア電圧 1.7〜1.85V(0.025V刻み)
CPU I/O電圧 自動
クロックジェネレータ 9250AF-37(ICS)
ハードウェアモニタ AS99127F(ASUSTeK)
BIOS AWARD
ボードサイズ 305(H)×244(W)mm
問い合わせ先 株式会社ユニティ
http://www.unitycorp.co.jp/

(長谷部優人)



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