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■製品レビュー
(PC本体)
A4ノート


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dynabook Qosmio G30/697HS (東芝) (2006年6月16日)
“VAIO type A” VGN-AR90PS・AR90S (後編) (ソニー/ソニーマーケティング) (2006年6月9日)
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” VAIO type A” VGN-AR90PS・AR90S (前編) (ソニー/ソニーマーケティング) (2006年5月16日)
VAIO type F light (ソニー/ソニーマーケティング) (2006年4月13日)
2006年春パソコンを振り返る――ノートパソコン編 (2006年2月13日)
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Mebius PC-AE50J (シャープ) (2005年11月14日)
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ノートPC 裏 技術情報 前編:日本IBM ThinkPad 【特別企画】Notebook開発の汗と涙を密着取材!!
ノートPC 裏 技術情報 前編:日本IBM ThinkPad

Printable Version アスキー PC Explorerアスキー PC Explorer 2002年7月号
2002年9月14日


技術者の仕事は過酷だ。納期が迫れば徹夜も辞さない。土壇場の仕様変更もある。製品への思い入れがなければ始まらない仕事なのだ。特にノートPCにはサイズや重量の制約があり、性能と品質を両立するための技術的な工夫がデスクトップPCの何倍も要求される。それだけ、設計に関わる技術者の苦悩も多い。ここでは、日本IBMとNECの最新マシンにスポットを当て、ノートPC設計のコンセプトと開発の現場に迫る。

入力デバイスにかけるこだわり

 日本IBMの「ThinkPad」シリーズは、漆黒のボディと赤いTrackPointがトレードマークである。TrackPointはタッチパッドと人気を二分するスティックタイプのポインティングデバイスであり、ThinkPadシリーズに一環して採用されてきた。
 ノートPCを選択する基準は人によってさまざまだ。それは、大きさや重さだったり、デザインだったり、機能の豊富さだったりする。しかし、マシンが長く支持されるためには何よりも「使いやすく」なくてはならない。そして、使いやすさを決める重要なポイントがポインティングデバイスとキーボードという2種類の入力デバイスである。これらは、最も触れる時間が長い部品だけに、マシンの操作感を大きく左右する。IBMは、このTrackPointの使いやすさと、キーボードの打ちやすさに徹底的にこだわってきた数少ないメーカーのひとつである。ThinkPadのキーボードに絶大な信頼を寄せるユーザーも少なくない。

ThinkPad T30
写真1 5月13日に発表された「ThinkPad T30」。Pentium 4-M-1.60GHz/同-1.80GHz搭載のA4ノート。写真をクリックすると発表時のニュース記事に移動します。
 このThinkPadシリーズに従来の伝統を打ち破るマシンが登場した。5月に発売された「ThinkPad T30」シリーズ(ニュース1ニュース2ニュース3)には、ThinkPadのトレードマークであるTrackPointに加え、タッチパッドの装備されている(コラム参照)。市場のニーズに応え、同社としては新しい試みであるポインティンングデバイスのダブル搭載に踏み切った。ただし、TrackPointがあくまでもポインティングデバイスの主役という思想は変わらない。ThinkPad T30は単にTrackPointとタッチパッドを両方が選べる機種ではない。他方をスクロールやアプリ起動など補助的な入力デバイスとして使用する「ウルトラナビ」の機能を採用することで、さらなる使いやすさを追求した製品なのだ。
 まずはThinkPadシリーズの人気を支える入力デバイスの構造と設計する上での思想について解説していくことにする。

ダブル・ポインティングデバイス搭載で実現する新たな伝統
『ThinkPad T30』
 TrackPointはThinkPadの代名詞である。しかし、そんな常識を破る製品が5月に登場した。「ThinkPad T30」である。
 ThinkPad T30はThinkPad 600→T20の流れを汲むA4スリムノートで、CPUにPentium 4-1.8GHzを搭載するなど、同シリーズのフラッグシップ的存在になっている。外見上の一番の特徴は何といってもパームレスト部分に搭載したタッチパッドである。これは主にTrackPointになじめない初心者ユーザーを対象にしたものだが、それだけで終わらないのがIBMらしいところである。
 2つのポインティングデバイスは、
  1. スティックだけを使用
  2. パッドだけを使用
  3. スティックをカーソル移動、パッドを拡張機能として利用
  4. パッドをカーソル移動、スティックを拡張機能に利用
  5. 両方使用する
──という5通りに設定することが可能。この拡張機能は「ウルトラナビ」と名付けられており、TrackPointをメインに使う従来からのThinkPadユーザーでも、パッドのタップやドラッグでWebブラウザの操作を行うなど非常に細かくカスタマイズすることが可能。パッドの機能を有効に利用することができる。

ThinkPad T30
写真a 「ThinkPad T30」本体。
キーボード&ポインティングデバイス部
写真b キーボード&ポインティングデバイス部。
UltraNav Wizard
写真c ポインティングデバイスの選択/設定を行う「UltraNav Wizard」の一部。
TouchPad Properties
写真d タッチパッドのプロパティ画面。
写真a〜d タッチパッドのドライバはSynaptic製で、多機能さでは最高級。さらにポインティングデバイス設定用のウィザードを用意するなど、ソフト面でもかなり使い勝手にこだわった設計だ。


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