2005年6月2日
「LaVie G タイプTW」は、大画面でAVを楽しめるノートパソコンを設計コンセプトとし、NEC Directのラインナップに新たに加わったLaVieシリーズ最高峰に位置する製品だ。17インチワイド液晶ディスプレイというノートパソコンとしては大型の液晶ディスプレイを搭載し、自室はもちろん書斎やリビングなど、どんな場所にも調和するブラックを基調とした落ちついたデザインで、ハイグレード感に満ちたAVノートに仕上がっている。
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「LaVie G タイプTW」。LaVie Gシリーズ最高峰に位置する、ハイグレードなAVノートパソコンだ |
高級感を醸し出しているボディは、見た目だけでなく使い心地や質感も重視して設計されているのも特徴だ。最も肌と本体の触れる時間の多くなるパームレスト部分は本革調の素材が使用され、適度なクッション性と触り心地のよい暖かみのある感触に仕上がっている。また、本体後部は底面のほうが奥行きがあり、背面は斜め上を向くような形で傾斜がつけられている。トライアングルデザインと呼ばれるこの傾斜は、背面にあるコネクタ類が上から見やすいよう、そして液晶を開くときに安定性が出るように配慮されたものだ。背面にはLANやAV関連などのコネクタ類が多数用意されているが、このデザインのおかげで真上からでもコネクタを目で確認しながら接続することができる。
また、このトライアングルデザインはフロント部分にも施されており、シックなカラーリングの中にシャープさを感じさせる要因となっている。そのほかにも、AV操作用のキーをタッチセンサー式のクリアパネルで用意し見た目をスッキリさせたり、キーボードの黒部分と文字の白のコントラストを高め、さらにUVコーティングでテカリを抑えている。こうした、美しさと使いやすさを両立した「LaVie G タイプTW」は、NECが“プレミアムAVノート”と呼ぶのも頷けるところだ。キーボード両脇にあるスピーカ部分のシルバーが少々ミスマッチな感はあるものの、どんな場所でもインテリアとして自己主張するデザインと言えるだろう。
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本体の背面および前面。背面のコネクタ類は、ドッキングステーションを装着したかのような雰囲気を受ける。TV関連の入出力端子はここにあり、アンテナ端子は付属の変換ケーブルで小型化して装着する |
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側面から見ると、トライアングルデザインのためもあり平行四辺形の形状だ。右に光ディスクドライブとオーディオ出力、USB、左にSD/メモリースティック/xDピクチャーカードに対応するメモリカードスロットとIEEE1394、PCカードスロットが用意される |
大迫力の17インチワイド液晶と
それを活かす多彩なAV機能を搭載
プレミアムAVノートと銘打つだけあり、液晶はデスクトップ向け外付け製品クラスの17インチワイドパネルという、ノートパソコンとしては最大級のものを搭載する。表示解像度はWXGA+(1440×900ドット)と、16:9のDVDムービーに最適なだけでなく、複数のソフトウェアの同時使用などでも有効であり、パソコンとしての使いやすさの向上にも大きく貢献している。“スーパーシャインビューEX液晶”と名付けられたこの液晶ディスプレイは、単に輝度が高いだけでなく、液晶TV並みの色彩表現力を持ち、光の3原色を色鮮やかに表示できる。さらに、色の切り替わりスピードを高速化する“LRTC”を採用し、動きの速いシーンでも残像や映像のブレを抑える工夫が施されている。ノートとは思えないほどの大画面、そして鮮やかさとシャープさは、これまでのAVノートとは段違いの迫力と美しさを提供してくれる。
TV機能は本体に内蔵されており、デスクトップモデル同様に高画質エンジン“VISITAL(ビジタル)”を搭載するTVチューナカードを搭載する。色のにじみを抑える“3次元Y/C分離”、多重写りを軽減する“ゴーストリデューサ”といった定番の機能はもちろん、“10bit ADコンバータ”による総合的な画質アップ、細かなざらつきやゴミを除去する“デジタルノイズリダクション”、画面のゆがみを低減する“タイムベースコレクタ”など、デスクトップ向けハイエンドカードを凌ぐほどの高画質回路を装備し、クリアで美しい画像を録画できるようになっている。
録画機能はハードウェアMPEG2エンコーダを搭載し、付属ソフトの「SmartVision/TV」または「MediaGarage」により受信/録画を行なえる。前者は一般的なユーザーインターフェイスを持つTV視聴・録画ソフトで、NEC製PCやTVキャプチャカード“SmartVision”シリーズでおなじみのものだ。これに対し「MediaGarage」は、すべての操作を付属リモコンで行なえる、いわゆる“10フィートUI”対応のAV視聴ソフトである。わかりやすいビジュアルと操作性を持つ家電ライクなインターフェイスで、PCになじみのないユーザーでも違和感なく操作できる。TV関連だけでなく、音楽CDの再生やデジタルカメラで撮影した画像をアルバム表示することもできるなど、さまざまなマルチメディアコンテンツを楽しむことが可能だ。
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家電ライクなインターフェイスを採用する「MediaGarage」。付属リモコンですべての操作が行なえ、リモコン使用時の使い勝手も良好だ。TVの視聴や録画の他に、デジタルカメラの画像を表示させることもできる |
AV関連の操作は専用のリモコンが付属するほか、キーボード上にタッチセンサー式のAVコントロールボタンが用意されている。タッチセンサー式のためボタンはパネルと一体化しており、スタイリッシュな外観を損なうことなく手軽な操作が可能になっている。電源オフからWindowsを起動することなくTVやCD/DVDの視聴が行なえるインスタント機能も搭載済みで、パソコンを使ったことのない人でもワンタッチでAV機能をすぐに扱える。
AV関連で有効なデュアルチャネルメモリ対応
高速GPU搭載で3Dゲームもサクサク動く!
本機ではチップセットにATIのMOBILITY RADEON 9100 IGP/IXP 150を採用する。333MHzのデュアルチャネルに対応し高速なメモリアクセスが可能なため、メモリスピードがパフォーマンスに影響しやすいマルチメディアアプリケーションもスムーズに動作させることができる。グラフィックアクセラレータは、ATIの最新ノート向けGPU、MOBILITY RADEON 9700を搭載。ノートとしては破格の3D性能を誇り、DirectX 9準拠の最新3Dゲームも快適にプレイすることが可能だ。
NEC Direct製品の大きな特徴であるスペックのカスタマイズには本機ももちろん対応する。CPUは、Celeron M 350-1.3GHz、Pentium M 730-1.6GHz、Pentium 760-2.0GHzの中からチョイスでき、このほかにも、メモリ容量(256〜2048MB/シングルまたはデュアルチャネル)、HDD容量(60/80/100GB)、光ディスクドライブ(コンボ/DVD+R DL対応DVDマルチプラスドライブ)をユーザーがチョイスすることができる。
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カバーを閉じると一転してシルバーを主体とした明るいデザインとなる。上部にACアダプタ接続とバッテリ状態を示すLEDランプが用意される |
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キーボード上の黒いクリアパネルがタッチセンサー式のAV操作ボタン。スピーカは上部左右に配置。3.0W×3.0Wの高出力スピーカで、ノートパソコンのスピーカとしてはかなりの迫力 |
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本機はノートパソコンとしてはかなり大柄だが、クリアで鮮やかな大画面液晶は迫力があり、家電製品の液晶TVと比較してもまったく引けを取らない。「MediaGarage」がリモコンのみで操作できるというのもあり、自分はパソコンとして、他の家族はTVという使い方でも、操作方法がわからないといったトラブルは出ないだろう。バッテリ込みで4.4kgと重量はあるが「持ち運びができる」というノートパソコンならではのアドバンテージもあり、この使い方はとても現実的である。家族全員で活用し、AV専用機にも負けない画面を持つノートパソコンとして、本機ほどうってつけの製品はないだろう。また、TVの視聴・録画時にほとんど冷却ファンが動作しなかったため、動作音はかなり静かなのも大きなポイントだ。リビングで落ちついて利用するのに十分な静粛性を持っている。
柔らかで触り心地のよいパームレスト、ホームポジション時に邪魔にならずゆったりした大きめのタッチパッド、フルサイズのキーボードと、操作性は極めて快適。また、タッチパネル式のAV操作ボタンも、これまでにない感覚で面白く、録画時は“REC”マークが赤く点灯するのもなかなか洒落ている。トライアングルデザインにより、背面のコネクタ類を真上から視認しながら抜き差しできるのも嬉しいところだ。
価格はCeleron M 350-1.3GHz、メモリ256MB、HDD 60GB、CD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブの最小構成で17万6715円。Windows XPを快適に動作させるため、そしてデュアルチャネルメモリを活かすためにメモリを512MBへ変更したとしても、18万5115円となる(価格はいずれも2月10日現在)。TVは視聴と録画のみで編集は行なわないのなら、これで十分実用的だろう。動画やデジカメで撮影した画像を編集する際の快適さを求めるのならCPUをPentium Mへ、HDDレコーダ代わりとして活用するのならDVDマルチプラスドライブ(DVDスーパーマルチドライブ)もチョイスしたい。高い基本スペックと美麗で大きな液晶で、実用でもホビーでもAVでも満足のいく、まさに“プレミアムノート”と呼ぶにふさわしい製品である。
| LaVie G タイプTWの主なスペック |
| 製品名 |
LaVie G タイプTW |
| CPU |
Celeron M 350-1.3GHz/Pentium M 730-1.6GHz/Pentium 760-2.0GHz(セレクションメニュー) |
| チップセット |
MOBILITY RADEON 9100 IGP/IXP 150 |
| メモリ(最大) |
256/512/1024/2048MB(セレクションメニュー、シングル/デュアルチャネル対応) |
| グラフィックスチップ |
MOBILITY RADEON 9700 |
| 液晶モニタ |
17インチワイド“スーパーシャインビューEX液晶”(1440×900ドット) |
| HDD |
60/80/100GB(セレクションメニュー) |
| 光ドライブ |
CD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ/DVD+R DL対応DVDマルチプラスドライブ(セレクションメニュー) |
| スロット |
PCカードスロット(TypeII×2またはTypeIII×1)、トリプルメモリースロット(メモリースティック/SDメモリーカード/xD-ピクチャーカード対応) |
| 通信 |
Ethernet(10BASE-T/100BASE-TX)、V.90準拠56kbpsモデム、IEEE 802.11a/b/g準拠無線LAN(セレクションメニュー) |
| インターフェイス |
USB 2.0×5、IEEE 1394(4ピン)×1、アナログRGB、オーディオ入出力(光デジタル出力含む) |
| サイズ |
幅410×奥行き290×高さ42.2mm |
| 重量 |
約4.4kg |
| OS |
Windows XP Home Edition SP2/Windows XP Professional SP2(セレクションメニュー) |
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(宇野 貴教)
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