2006年1月10日
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VAIO type Tでワンセグ放送を視聴(画面ははめ込み合成です) |
ソニー(株)の“VAIO type T”シリーズは、スリムなボディーにワイド液晶パネルとDVDドライブを内蔵したモバイルAVノート。ツースピンドルノートながら重量は標準バッテリー装着時で1.25kg程度と持ち運びやすく、またボタン一押しでDVD-Videoを再生できる“AVモード”の搭載によりポータブルDVDプレーヤーとしても機能する。バッテリー持続時間も標準バッテリー使用時で約9時間(DVD視聴時は約4時間)とロングバッテリーライフで、ビジネス・パーソナルと環境を選ばず“使える”モデルである。
そのtype Tシリーズが、ラインナップを一新することとなった(詳細はニュース記事を参照)。今回発表された新モデルは、ウェブ直販/特約店のCTOサービス“VAIO・OWNER・MADE”向けの「VGN-TX91PS」「VGN-TX91S」、店頭向けの「VGN-TX51B/B」の合計3モデル。今回の新モデルで特に注目したいポイントは、なんといってもVAIOオーナーメードモデルにおける“ワンセグ”のサポートと、追加されたカラーバリエーションである。
“ワンセグ”とは、2006年4月1日にサービス開始が予定されているモバイル/ハンドヘルド機器向けの地上デジタル放送サービス(こちらの記事が詳しい)。今回発表されたtype Tの一部モデルでは、そのワンセグを視聴し、さらに録画できるのだ。
一方カラーバリエーションは、落ち着きのある赤銅色“カッパー”を新たに追加。暖色系の本体カラーは一世代前の2005年秋モデルでは採用されなかったが、2004年秋に発売された初代機では“バーガンディーブラウン”がラインナップされており、type Tのデザインシンボルのひとつとして覚えている読者も少なくないはずだ。今期は、カッパーをはじめ、従来機のホワイト・ブラックと合わせて3色から選択できる構成となった。また、カーボンの質感を活かした限定色で、従来機では受付初日に予約満了となった“プレミアムブルー”も1000台限定で再登場。限定色まで含めれば、4色から選べるようになっている。
“大人の”暖色系カラーが復活!
ここでは、VGN-TX91PSのワンセグ対応モデルのファーストインプレッションを写真で見ていこう。
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【写真1】ボディーのデザインは従来機のものを継承するが、ワンセグ対応ということで、ボディ端(右側面ヒンジ部)にアンテナを装備している。このアンテナはフレキシブル基板で作られており、適度にしなるため、よほど力が入らなければ折れないだろう |
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【写真2】落ち着いた色調のカッパー。VAIO・OWNER・MADEでは、同色のワイヤレスマウス(Bluetooth接続)も販売される |
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【写真3】ワンセグのアンテナのアップ。内側に突起が付いている |
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【写真4】液晶ディスプレーを閉じると、アンテナの突起が本体に引っかかり、一緒に折りたためる |
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ワンセグのアンテナは、液晶パネルを閉じる動作で、一緒に畳めるよう工夫されている |
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【写真5】液晶パネルを折りたたんだボディーの厚さは、最厚部が約28.5mmで、最薄部が約21mm。携帯電話機のハイエンドモデルの厚さは、多くの場合20mm台なので、だいたい同程度と考えていいだろう。ちなみに写真の「FOMA N901iC」(2005年1月発売)は26mmだ |
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【写真6】暖色系統のカラーを用いたモデルの登場は1シーズンぶり。そこで、2シーズン前の2005年夏モデル「VGN-T92S」のバーガンディーブラウン(写真左)と色を比較してみた。色の違いはもちろんだが、表面の仕上がりにも注目したい。2005年夏モデルのマグネシウム合金の天板は、表面に細かなシボ調の加工(凹凸)が付いている。一方、2006年春モデルのマルチレイヤカーボンファイバーによる天板は滑らかな仕上がりとなっている |
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【写真7】キーボードとタッチパッド、そしてFeliCaポートは従来機種のデザインをそのまま継承。写真ではやや見づらいが、キーボード左下のCtrlとWindowsキーの中間にあるキーはFnキーだ |
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【写真8】放熱用のスリットが各所に配置された底面。バッテリーを着脱するためのスライドスイッチ付近には、ポートリプリケーターを接続するためのポートも格納されている。ポートリプリケーターは、従来機種向けの「VGP-PRTX1」(USB 2.0×3、LANコネクター、アナログRGB/ミニD-sub15ピンの外部ディスプレー出力端子)が使用できる |
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【写真9】正面には、メモリースティック/SDメモリーカードポートにマイク・ヘッドフォン端子といったインターフェイスを搭載している。音量の調整もここから可能だ |
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【写真10】背面には100BASE-TX対応のネットワークポートにACアダプターからの電源入力、i.LINK(IEEE 1394)を搭載する |
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【写真11】左側面にはUSBポートにPCカードスロット(Type II)、モデムポートをレイアウト |
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【写真12】モデムポートとふたつあるUSBポートのひとつは、カバーにより保護されている |
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【写真13】右側面にはDVDドライブとアナログビデオ出力(VGA:D-sub15ピン)を搭載。なお、VAIO・OWNER・MADEでは従来どおりデュアルレイヤー対応のDVDスーパーマルチドライブと、CD-R/RW&DVD-ROM対応のコンボドライブから選択可能だ |
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【写真14】ビジネスの合間の気分転換に、はたまた外出先のカフェで――と、場所を選ぶことなくワンセグを楽しめる。ワンセグが視聴できる小型機器といえば携帯電話機が頭に浮かぶだろうが、ノートパソコンであれば可搬性は劣るものの、連続視聴時間が長い。このtype T(超低電圧版Pentium M 773-1.30GHz)は最大約4時間だが、発売中のau「W33SA」の場合は最大約2時間45分。また、録画時間は40GBのHDDでも約88.5時間録画できるので(ビットレートが約312kbpsの場合)、外部メモリーカード頼みの携帯電話機よりは強力 |
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VAIO type Tでの視聴・録画は「VAIOモバイルTV」という専用アプリケーションで行なう。
VAIOモバイルTVのユーザーインターフェイスにはコントローラやスクリーンをデスクトップの定位置(画面右柱)に固定するスタイルの“固定モード”、一般的なアプリケーションのようにウィンドウを自由に移動/拡縮できる“フロートモード”の2モードがあり、ユーザーが好みによって選択できるようになっている。固定モードではスクリーンがほかのウィンドウと重なることがないため、グルメ番組を見ながら番組で紹介されているレストランの情報をインターネットで検索し、番組が終わらないうちに電話で予約――のようなこともラクラク対応できる。一方フロートモードでは、スクリーンを自由に拡大・縮小できる。ワンセグの解像度はアスペクト比4:3の320×240ドット(QVGA)ないし16:9の320×180ドット(ワイドQVGA)だが、コントローラからの操作で最大200%まで、また、ウィンドウを操作すればデスクトップいっぱいに表示可能だ。
なお、以下のワンセグ放送の番組の画面は、すべてはめ込み合成となっていることをあらかじめご了承願いたい。
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【写真15-a】ワンセグの視聴・録画を行なうアプリケーションは「VAIOモバイルTV」。VAIOモバイルTVには、デスクトップの定位置(画面右柱)にウィンドウを固定するスタイルの“固定モード”、一般的なアプリケーションのようにウィンドウを自由に移動/拡縮できる“フロートモード”というふたつの表示方法がある。写真のユーザーインターフェイスは、固定モード(初期設定) |
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【写真15-b】固定モードのユーザーインターフェースは、映像/字幕を表示するスクリーンに、タイムシフトコントロール/録画を行なうコントローラー、チャンネル変更や録画したビデオの一覧を表示するためのタブ――といった構成。視聴・録画に必要なすべての要素がコンパクトにまとめられている |
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【写真16】固定モードではデスクトップにおける一定の領域を占有し、そのウィンドウは最前面に表示される。オフィスを使いながら・ウェブページを見ながら――というような“ながら”視聴に便利だ。ほかのアプリケーションのウィンドウは、VAIOモバイルTVが使用する領域を除いた範囲内で展開・最大化できる |
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【写真17-a】もうひとつの表示方法であるフロートモード。固定モードのユーザーインターフェースから、スクリーンおよびタイムシフトコントロール・録画のためのコントローラーを分離したモードだ |
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【写真17-b】フロートモードでは、一定時間操作を行なわないとスクリーンのみの表示になる。また、デスクトップの右端にあるチャンネル変更や録画したビデオの一覧を表示するためのタブも、スライドしてデスクトップの外に隠れるようになっている(写真では「テレビ」タブを選択し、放送局名/番組名にモザイクをかけている) |
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【写真18-a】200%で表示したところ |
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【写真18-b】200%までの拡大はスクリーン上部にある+ボタンを押すことにより行なえる |
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フロートモードのスクリーンサイズは可変で、自由に変更できる |
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【写真19】フルスクリーンで表示したところ(写真では、画面下の字幕部分にモザイクをかけている)。200%を超える拡大はウィンドウサイズの変更により行なえる |
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【写真20】画面右端のウィンドウがデータ放送。写真では、試験電波を発射している放送局がお知らせを表示していた。2006年4月のサービス開始以降は、テレビ局や番組に関するさまざまな情報などがここに表示されると思われる |
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【写真21】画面右端のウィンドウが番組情報。写真では、この放送局のこれからの番組表と、放送中の番組のタイトルと放映時間、テキストによる簡単な内容の紹介を表示している |
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ワンセグで提供されるデータ放送や番組情報は、独立したウィンドウで表示する。この表示は自由にオンオフできる |
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【写真22】テレビ番組の録画はコントローラーの録画ボタンを押すことにより行なう。録画ボタンを押して録画を開始すると、写真右下のようにその情報がポップアップ表示される |
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【写真23】録画中はコントローラーの時間を表すバー(写真、番組画面下)に録画している範囲が赤く表示されるとともに、チャンネルセレクター(写真、右のリスト)に録画中であることがアイコンで表示される。なお、予約録画には対応していない |
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【写真24】録画した映像の再生は、ビデオと記されたタブのリストから選択することにより行なう。なお、録画した映像は暗号化されているため、録画したパソコンのVAIOモバイルTVでしか視聴できない |
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【写真25】視聴中に一時停止ボタンを押すと、ライブ映像の一時停止が可能だ。停止した場所からの再生や早送りはもちろん、アプリケーション起動時から映像を蓄積することで早戻しもサポートしている。映像の蓄積については現在視聴中のものと、そのひとつ前の番組のみなので、それ以前の番組まで早戻しして視聴することはできないという制限はあるが、視聴中に宅急便が届いた・見たいシーンを見逃してしまった――というような状況で大変便利 |
(伊藤裕也)
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