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Dimension 8250 RDRAM採用でPentium 4の実力を引き出しているモデル
Dimension 8250
デルコンピュータ
9万9800円(最小構成)〜
044-556-6190
http://www.dell.com/jp/


Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2002年12月号
2002年12月12日


Point
  1. RDRAM採用で高パフォーマンス
  2. B.T.O.メニューにより好みのシステムを注文可能
  3. ドライバレス設計による高いメンテナンス性

B.T.O.メーカーの筆頭であるデルコンピュータのラインナップの中で、フラッグシップモデルとなるのがこの「Dimension 8250」。高スペックを見せつけるかのように、超重量級3Dオンラインゲーム「FINAL FANTASY XI」をパッケージングしたモデルが用意されている。ビジネスだけでなくゲームユーザーもターゲットにしたハイコストパフォーマンスが特徴の、個人ユーザー向けでは最上位のデスクトップマシンだ。

自作気分でパーツをカスタマイズ

内部
写真1 プラスティックで覆われた筐体は、ドライバを使わずに開けることができる。CPUの真上には、リテールファンの補助する形でダクトが設けられ、Pentium 4の強烈な熱を外に出している。

 現在、勢いのあるPCメーカーの1つとして必ず挙げられるのがデルコンピュータだ。店頭売りは行わず購入者が直接メーカーにオーダーを入れる直販システムを採用し、オーダーの際に各種スペックを指定できるB.T.O.(Build To Order)システムがセールスポイントのメーカーだ。このデルコンピュータを代表とするB.T.O.メーカーは、家電系メーカーとは違い大量のソフトウェアがプリインストールされるわけでもなく、店頭で実際に触れられる場所も限られており、初めてPCを購入するユーザーには敷居が高い。だが、ある程度PCの知識や経験のあるユーザーには、購入と同時にスペックアップが行えたり、必要ないデバイスを外してコストを下げたりすることができるありがたいシステムだ。そのかわり、家電系メーカーのような独自性溢れる機能を搭載したユニークなマシンは少なく、質実さをモットーとするシンプルな構成のものがほとんどとなっている。飾り気を必要としないビジネスユースに適したメーカーと言えるだろう。



RDRAMを搭載するPentium 4最速マシン

前面
写真2 前面のフタを開けると、ヘッドホン端子とUSBコネクタ×2が見える。背面とあわせて合計8基のUSB 2.0端子を装備する。

 B.T.O.メーカーの筆頭であるデルは、デスクトップは最速スペックを誇るハイエンドから日本市場専用としてデザインされた省スペースまで、ノートはB5ファイルサイズのモバイルノートからA4ハイスペックまでと、ユーザーのニーズに応えるべく幅広いモデルをラインナップしている。B.T.O.によるオプション機器も豊富であり、ビジネスからホームまで幅広くユーザーをカバーしているのが特徴だ。ここで紹介する「Dimension 8250」はデスクトップのラインナップで最もハイエンドに位置する最速モデルで、デジタルビデオの編集や3Dゲームといった高いマシン性能を必要とするユーザーをターゲットにしている。

 基本システムはチップセットにIntel850Eを、メインメモリにPC1066のRDRAMを採用し、CPUはHT(ハイパースレッディング)テクノロジー対応のPentium 4-3.06GHz、およびPentium 4-2.80/2.53/2.40BGHz(いずれもFSB533MHz)の中から選択できる。RDRAMとPentium 4の組み合わせは現在最速の構成であり、超重量級アプリの利用者にはもってこいのシステムだ。メモリ規格を速いほうから並べると、RDRAM(PC1066)/DDR SDRAM(PC3200)/RDRAM(PC800)/DDR SDRAM(PC2700)が一般的だ。ここで参考までにメモリ帯域幅の実測値をご紹介しておこう。3340MB/秒(RDRAM PC1066)が最速で、以下は順に2900MB/秒(DDR SDRAM PC3200)、2700MB/秒(RDRAM PC800)、2500MB/秒(DDR SDRAM PC2700)となる。DDR SDRAM PC3200も十分高速だが、PC2700ですらあまり一般的でない状態では、最新のPC3200がまともに動作する環境を作るのは難しい。よって、安定性の高さとコストパフォーマンスを求めるなら、Intel850系チップセット+RDRAM(PC1066)を組み合わせたDimension 8250はベストの選択肢と言えるだろう。



背面
写真3 巨大な筐体にふさわしく、廃熱ダクトや電源ユニット専用の廃熱ファン用のスリットが見える。HDDやCPUの発熱を考えれば、常時稼動するマシンにはこのくらいの熱対策は必須だ。

 もちろんメモリやHDDの容量、光ディスクドライブ、ビデオカードはB.T.O.メニューによりカスタマイズが可能なので、標準と言うべきものは存在しないものの、Intel850E+RDRAM(PC1066)による最強のベーススペックに加え、豊富なB.T.O.オプションも魅力だ。ビデオカードは「GeForce4 MX420 64MB」「RADEON 9700 TX 128MB」「RADEON 9700 PRO 128MB」が、光ドライブにはDVD&CD-RWコンボドライブやDVD+RW/+Rをラインナップする。120/200GBのHDD(7200rpm/UltraATA100/キャッシュ8MB)が用意されていることを考えると、最上位のB.T.O.構成にした場合(モニタなしで23万2890円)にはビデオ編集やDVDのオーサリングといったビデオワークステーション的な使い方も視野に入ってくる。

 注目すべきは、スクウェアの人気3Dオンラインゲーム「FINAL FANTASY XI」をパッケージングしたモデルが用意されることだ。このゲームの推奨スペックは最新クラスのPCでないと太刀打ちできないほど高く、買い換え需要が起こるのではないかと言われるほど。ハイエンドマシンにバンドルするソフトとしてまさにうってつけのタイトルであり、PCの知識に詳しくないゲームユーザーにも安心なモデルというわけだ。FINAL FANTASY XIパッケージングモデルのベーススペックはCPUがPentium 4-2.53GHz、メモリが512MB、ビデオカードがGeForce4 Ti 4200で、harman/kardon製スピーカシステムが付属するなど、まさにヘビーゲーム向けの豪華仕様となっている。

 本機はハイエンド志向のスペックだけでなく筐体の作りも非常に優れている。ミドルタワーのケースはカバーの開け閉め、ドライブベイへの各種デバイスの取り付け、拡張カードの装着など、ありとあらゆる作業をドライバを使わずに行える。また、CPUに可動式のダクトを取り付けるなど、少ない風量で効率よく冷却を行い、ファンの騒音を抑える工夫も施されている。メンテナンス性と静粛性という2大要素を同時に備えた筐体である。

 アプリケーションは基本的にOSのみだが、B.T.O.メニューでMicrosoft Office XPやDV編集ソフトなどをチョイスできるなど抜かりはない。価格は最小構成システムで約10万円、FINAL FANTASY XIパッケージングモデルが22万円台とRDRAMを搭載するPentium 4マシンとしてはお買い得感が高い。ハイエンド志向のユーザーはもちろん、3DゲームでPCに入門する初心者までカバーする貴重なマシンと言えるだろう。



Dimension 8250の主なスペック
製品名 Dimension 8250
CPU Pentium 4-2.80GHz
チップセット Intel 850E
メモリ(最大) RDRAM(PC800) 512MB(最大1.5GB)
グラフィックス RADEON 9700 PRO 128MB
HDD 80GB
FDD 内蔵
光メディアドライブ CD-RW&DVD-ROMコンボドライブ(CD-R32倍速/CD-RW10倍速/CD40倍速/DVD12倍速)
スロット AGP×1(空き0)、PCI×4
通信 10/100BASE-TX
I/O USB 2.0×6(背面)、USB 2.0×2(前面)、パラレル、PS/2×2、モデム、オーディオ出力
サイズ(W×D×H) 181×447×425mm
重量 約12.7kg
OS Windows XP Home Edition

(宇野 貴教)



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