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VAIO VGN-UX50 PDAのようなコンパクトWindowsマシン
VAIO VGN-UX50
ソニー/ソニーマーケティング
オープンプライス(予想実売価格:約17万円前後)
http://www.vaio.sony.co.jp/
http://www.jp.sonystyle.com/
http://www.ascii.co.jp/sonyflash/


2006年5月16日

SONY Flash on ASCII
“type U”をはじめとしたソニー製品はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト “SONY Flash on ASCII”に移動します。

PDAのようなサイズにWindowsマシンを詰め込んだ初代“VAIO Type U”(VGN-U50)は、一部のモバイルパソコンユーザーの心を鷲づかみにした機種だった。その最新モデルとなる「VGN-UX50」が装いも新たに登場した。U50がキーボード外付けのタブレットタイプだったのに対し、UX50では可動式液晶パネル部の下に小型キーボードを装備したのが大きな特徴だ。発売予定日は27日で、価格はオープンプライス。編集部による予想実売価格は17万円前後(店頭モデル)。また直販モデルである“VAIO・OWNER・MADEモデル”はCPUやHDD容量、OSなどのスペック選択が可能だ。



手にしっくり馴染むグリップ感でより操作がしやすくなったUX50

「VGN-UX50」の標準スタイル(左)と液晶を上にスライドさせてキーボードを露出させた状態(右)。

 本体サイズは150.2(W)×38.2(最薄部32.2)(D)×100.5(最短部95)(H)mm、重量は約520gと、U50の167×26×108mmに比べてフットプリントが小さくなった。U50がややスリムな印象だったのに対し、本機はキーボードを搭載するため約6mmほど厚くなっている。持った感じは部材がみっしりと詰まっている印象があるが、重量は30g軽くなっている。また底部両側には膨らみが設けられていて、両手で持ったときにホールドしやすいなど、デザインの面でも使い勝手を考慮した工夫がみられる。

液晶パネルの周囲には各種ボタンが並ぶ。本体右側(右)にはスティックポインターとズームボタン、電源ボタンなどを配置。本体左側(左)にはマウスの左右ボタンにあたるボタンと、後述のアプリケーションランチャー起動ボタン、ワイヤレスLANのON/OFFスイッチが並ぶ。

多くのPDA機と異なり、本体側の左右両側面にはボタン類がほとんどなく、操作は写真のように両親指で行なう。

 液晶両側にはスティックポインターとマウスの左右ボタンに相当するボタンがあり、両手で持った状態のままマウス操作が行なえる。さらに液晶ディスプレーはタッチパネル方式を採用しており、本体を片手で持ってタブレットPCのように操作することも可能だ。2段階伸縮式のスタイラスが背面に収納されているが、タブレットPCのような電磁式ではなく感圧式パネルを採用しているため、簡単な操作ならば指で触るだけでも操作できる。ソフトウェアユーティリティーでタッチパネルをOFFに設定することもでき、液晶パネルの表面を不用意に触ってアクティブウィンドウが切り替わるといったことも避けられる。


キートップの文字はLEDにより、暗いところでも薄く光る。

 キーボードは本体を両手で持ったまま親指で打てるため、立ったままの文字入力にも対応できる。ただスライド構造のためかキートップ面がほとんど盛り上がっておらず、入力のためにはキーボード面を目で確認しなければならない。キートップの押し込み感はあるし、LEDによってキートップ部が光るギミックにより両手親指でタイプするのには問題はないが、本体を机などにおいて普通にタイピングする、という用途には向いていないだろう。

 4.5インチで1024×600ドットというワイドタイプの高精細液晶は輝度も高く見やすいが、Windowsの標準フォントでは1文字が2mm程度のサイズとなるため普通に持った(立ったまま使うと腰の高さ)程度の距離だとやや文字が小さくて見づらい。そこで用意されているのが、液晶右にある“ズームボタン”だ。このボタンを押すことでWindowsデスクトップの解像度設定はそのままに、画面の一部をワンタッチでズームアップできるようになっている。ズーム倍率は1/1.5/2/2.5/3倍で、ズーム中は画面スクロールにより別の場所を表示することもできる。


“VAIOタッチランチャー”。

 このほか“VAIOタッチランチャー”と呼ばれるアプリケーションランチャーが用意されている。このランチャーにはカスタマイズ可能な9項目のボタンが配置され、ディスプレー輝度設定や音声ボリューム、画面の90度回転などの設定が行なえるようになっている。またランチャーを即座に起動できる専用ボタンを備えており、ウェブブラウザーやメール、音楽再生機能などへのアクセス性は非常によい。



カメラ、無線LAN、Bluetoothなど機能はてんこ盛り! 様々な楽しみ方ができる!!

指紋認証センサーは液晶パネルの前面左上部(左)に搭載されている。その右隣にはカメラが内蔵されており(中央)、液晶パネルの裏側(右、スライドさせた状態)にも1つ実装されている。

 液晶上部には手前側に31万画素、裏側に131万画素のカメラ(いずれも固定焦点のCMOSセンサー)を搭載しているため、ちょっとしたスナップ撮影やビデオチャットなどに利用できる。またモバイル機ということでセキュリティー対策として、指紋認証センサーが備わっている。Windowsの起動やスリープからの復帰のたびにキーボードをスライドさせてパスワードを入力するのは、キーボードが小さい分、本機ではやや面倒な作業となる。その点、指紋認証は指を滑らせるだけでいいので手軽であり、さらに生体認証という点で安心感もある。

上面。左側に撮影ボタンがあり、その右側にメモリースティック Duoスロットを搭載。
底面。左からACコネクター、拡張用コネクター、音声入出力が並ぶ。
左側面。中央にCFスロット、その下にはUSBポートを実装する。
右側側面にはバッテリーを搭載。
別売りのBluetooth GPSユニット“VGP-BGU1”。想定実売価格は1万8000円前後。
別売りのBluetoothオーディオコントローラー。ワイヤレスで再生操作が行なえ、ヘッドフォンを差すことで音楽も聴くことができる。想定実売価格は1万円前後。

 本体に備わっているインターフェースはUSBやメモリースティック Duoスロット、CFスロット、AV入出力程度だが、Bluetooth接続をサポートしているため、Bluetoothキーボードやワイヤレスヘッドフォン、GPSモジュールなど様々な周辺機器が利用できる。ちなみに同社では別売りオプションとして、Bluetooth GPSユニットとオーディオコントローラーも用意しており、これらを活用すればナビや携帯音楽プレーヤーとして使う、といった楽しみ方も可能だ。通信環境については、IEEE 802.11a/b/gの無線LANをサポートしており、ホットスポットなどでの通信が可能。無線LANが利用できない環境であれば、CFカードの通信デバイスを用意するか、Bluetooth内蔵携帯電話機でダイヤルアップ接続を行なう、といったこともでき、モバイル通信用途にも十分対応しうる仕様になっている。

付属のポートリプリケーター。
背面。左からi.Link(IEEE 1394)、外部ディスプレー出力、USB×2、有線LANコネクタ、ACコネクタが並ぶ。また側面にはFeliCaリーダー/ライターを内蔵し、写真のように読み取り面を引き出すことで利用できる。
ディスプレー出力とAV出力、LANコネクターを搭載した小型のアダプター。

付属のポートリプリケーターにはUSB 2.0×3、i.Link(IEEE 1394)、AV出力、有線LANといったコネクターのほか、VAIOではおなじみのFeliCaリーダー/ライターも搭載する。またポートリプリケーターのほかに、ディスプレー出力と、AV出力、有線LANコネクターのみを搭載した小型のアダプタが標準で付属する。たとえば自宅では普通のパソコンとして使いたい場合はポートリプリケーターに接続し、プレゼンなど外出先でディスプレーやLANに接続したい場合は持ち運びに便利な小型アダプターを使う、といった使い分けができるのはありがたい。



プロアトラス2006”が標準で付属! 気になる本体スペックと同梱ソフト

大容量バッテリーを装備した状態(手前)。奥は付属のACアダプター。
大容量バッテリーを装備した状態で持ったところ。手前側が飛び出している感じになっているが、グリップ感は気にならない。

 店頭モデルはCPUに超低電圧版Core Solo U1300-1.06GHzを採用し、VAIO・OWNER・MADEモデルでは上記以外に超低電圧版Core Solo U1400-1.2GHzと超低電圧版Celeron M 423-1.06GHzを選択可能。メインメモリーはどちらもオンボード搭載の512MBのみで増設不可となっている。低消費電力CPUを採用するもののコンパクトな標準バッテリーのため、連続駆動時間は3.5時間とやや物足りない感があるが、ノートパソコンのように出先で長時間の利用をするというよりも、ちょっとしたウェブブラウジングやメール確認などのPDA的な使い方であれば十分といえる。ただし、音楽再生など常時作動させるような使い方ではオプションの大型バッテリーを導入したい。標準バッテリの2倍の容量を持つ大型バッテリーでは7時間の動作が可能で、本体下部の手で握る部分に装着するため、持ってみるとグリップ感は思いのほか違和感がない。ただし片方(しかも右利きの人が持つのと反対側である右側)が重くなるため、持ったときのバランスはあまり良くないのが残念な点ではある。


ちなみにVAIO・OWNER・MADEモデルは購入特典として、背面に装着する“キャリングスタンド”が付属する。

 店頭モデルのOSはWindows XP Home Editionのみだが、VAIO・OWNER・MADEモデルはWindows XP Professinalの選択も可能。Windows XP Tablet PC Edition 2005を搭載するモデルは用意されていない。プリインストールソフトとしては「プロアトラス2006 for VAIO」(プロアトラスSV同等品)により、自動車や鉄道、徒歩レベルのルート検索が行なえる。もちろん、前ページで紹介したGPSユニットと組み合わせてナビゲーション機として利用できるのも面白い。

 ノートPCというよりもPDA的な使い方を意識している製品だけに細かな使い勝手が工夫されている。両手で持ったときに操作しやすいスティックポインタやワンタッチで起動するアプリケーションランチャーにより、キーボード操作は最小限で済む。さらにペンのジェスチャーアクションによってブラウザーの“進む”“戻る”やウィンドウの“最大化”“最小化”、音楽再生の“再生/停止”“音量大/小”といった操作が可能な“VAIOタッチコマンド”も搭載されている。

 このようにPDAライクな使い方ができるUX50だが、もちろんそれだけならばWindows CE機などでもよいわけだ。しかしブラウザーや各種アプリケーションなど、フルスペックなパソコンを持ち歩きたいという需要も確実にあり、可能な限り小さなWindowsマシンを持ち歩きたいという人にとってはかなり魅力的なマシンだろう。

VGN-UX50(店頭モデル)の主なスペック
製品名 VGN-UX50
CPU Intel Core SoloU1300-1.06GHz
メモリー(最大) DDR2 SDRAM 512MB(512MB)
HDD 30GB
液晶パネル 4.5インチ(タッチパネル)
画面解像度 1024×600ドット
インターフェース USB×1、メモリースティック Duoスロット、CFスロット(TypeII)、AV入出力、拡張コネクタ
通信機能 IEEE 802.11a/b/g、Bluetooth
電源 専用リチウムイオン充電池(3.5時間)
サイズ(W×D×H) 150.2×32.2×95mm
重量 約520g

(行正 和義)




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