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量販店の店頭には、AV機能に特化したリビングPC、ビジネスシーンで活躍する基本性能重視のスタンダードPC、Webブラウズやメールを中心に利用するライトユーザー向けの低価格PCなどなど、さまざまなバリエーションのPCが売られている。しかし、PCの操作に慣れ、機能に詳しくなってくると、いろいろ注文も多くなる。「なかなか自分に合うスペックのPCが見つからない」と感じる方も少なくないだろう。セレクションメニューによりスペックの柔軟なカスタマイズが行なえるNEC DirectのPCは、そういったユーザーにこそお勧めしたい。 ここで紹介するVALUESTAR G タイプCは、「付加機能を省いたシンプルで性能の高いPCがほしい」「ビジネス用途がメインだが、TV録画などもいろいろ楽しみたい」といった、なかなか店頭で販売されているPCではフォローされにくい、中上級者の微妙なニーズに応えるデスクトップPCだ。ダイレクト専用モデルとして展開される本機は、シンプルなスリムタワー型ボディに高い基本性能を凝縮。CPUをはじめとした主要パーツはセレクションメニューによりカスタマイズが可能で、ダブルチューナ搭載TVボードを追加できるなど、多様なニーズに応える柔軟性もあわせ持っているのが特徴だ。
高性能かつ将来性の高い基本システム
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容積14リットルのスリムタワーケースは、タテ置きヨコ置き両対応。ホワイトベースにブラックのアクリルパネルを貼った上品なデザインで、パネルの下にはUSB 2.0ポートやヘッドフォン出力、ボリュームつまみが配置されている。光学ドライブはスリムタイプを採用している | |||
筐体内部。拡張スロットとしては、PCI Express x16スロット、2本のPCIスロット(ライザーカード経由)を装備する |
また、メモリはDDR2-533(PC2-4200 DIMM)に対応。DDRの最高速であるDDR400(PC3200 DIMM)よりも高速で、消費電力も約半分ですむというメリットがあり、これから主力になることが期待される将来性の高いメモリだ。2枚1組で差すことで転送速度を2倍にするデュアルチャネルにも対応しており、高速なCPUのパフォーマンスをフルに生かすことができるようになっている。
新インターフェイスのシリアルATAに対応したHDDは、容量が3種類(80GB/160GB/200GB)から選べる。シリアルATAは、これまでのパラレルATA(Ultra ATA/100など)に比べて高速なデータ転送が行なえるだけでなく、ケーブルが細くて取り回しやすいというメリットもあり、本機のような省スペースPCにおいてはケース内のエアフローを妨げないという点でもアドバンテージになっている。
通信機能も充実している。標準装備の有線LANは、ギガビットイーサネット(1000BASE-T)に対応。100BASE-TXの10倍にあたる1000Mbps(=1Gbps)の高速転送に対応しており、ネットワーク経由で大容量のデータを転送する場合に大きな威力を発揮する。セレクションメニューでは、IEEE802.11a/b/gのトリプルバンドに対応した無線LANアダプタも追加することができる。このアダプタは無線LAN高速化技術の“Super AG”に対応しており、Super AG対応のアクセスポイントを使えば、IEEE802.11a/gをより快適なスピードで利用することができる。
その他のパーツでは、ダブルチューナ搭載のTVボードが目玉的な存在だ。1枚のカードに2つのチューナユニットを搭載しており、録画しながらの裏番組視聴、および2番組同時録画が行なえる。視聴/録画ソフトのSmartVisionも2番組対応にアップデートされており、それぞれ別々にタイムシフト操作も可能で、画質もそれぞれ調整できるようになっているだ。TVボードは、高画質エンジン“VISITAL”を搭載したもの。ハードウェアMPEG-2エンコーダを搭載し、ゴーストリデューサ、3次元Y/C分離、タイムベースコレクタ、デジタルノイズリダクションといった画質改善機能も装備することから、きわめてクオリティの高いTV映像が楽しめる。
液晶ディスプレイは3種類が選択可能で、ディスプレイなしも選べる。TV機能を生かすなら、SoundVu&サブウーファを内蔵した17インチの高輝度デジタルTFT液晶がお勧めだ。液晶前面のパネルを振動させて音を出すSoundVuシステムとサブウーファによる迫力のあるサウンドが省スペースで楽しめる。リモコン受信機も内蔵しているため、別途受信機を接続しなくてすみ、デザインがすっきりするのもポイントだ。
ボディはカバーがL字型に開く構造を採用しており、メンテナンス性も良好。シャシーは剛性の高い板金を使い、キッチリと組まれているのが好印象だ。高性能なCPUを搭載しているが、CPUクーラーをサイドカバーの通気口に直結させており、発熱を効率よく処理できている |
スリムタワー型のボディは、タテ置きヨコ置き両対応。横幅は105mm(縦置き時、スタビライザ設置時235mm)、容積14リットル弱とコンパクトにまとまっており、ちょっとしたスペースに置き場所を選ばず設置することができる。さわやかなホワイトベースにアクセントカラーとしてブルーを配したシンプルなカラーリングで、フロントにはブラックのアクリルパネルを貼った上品なデザインは、リビングや書斎など、どこにおいても違和感がない。
また、メンテナンス性の優秀さも特筆したい。背面のレバーをスライドさせてロックを解除すると、ボディがL字型に開く。ボディ内部の拡張カードやHDDもレバー式のアタッチメントで固定されており、メンテナンス作業がきわめて容易に行なえるようになっている。ボディのカバーやアタッチメントパーツの加工精度が非常に高く、キッチリと開閉/着脱ができるのも好印象だ。
高速なCPUを搭載している省スペースPCというと騒音なども気になるところだが、本機はそのあたりの処理も優秀だ。ヒートパイプをぜいたくに利用した大型のCPUクーラーを装備。ファンをサイドカバーの吸気口に直結させて、ファン回転速度をインテリジェントに制御することで、動作音を静粛に保っている。2番組同時録画など負荷の高い作業を続けるとさすがに回転が上がるのがわかるが、うまく多段階に調整されるので大きな音が長く続くようなことはない。
最小構成はPentium 4 530J、メモリ256MB、コンボドライブ、HDD80GBといったスペックで、価格は11万4345円。Pentium 4 570J、メモリ512MB、HDD200GB、DVDマルチプラスドライブに強化し、ATI RADEON X300SE、ダブルチューナ搭載TVボードを加えた構成でも23万円以下に収まる(価格はいずれも6月22日現在)。この構成でのコストパフォーマンスはかなり高い。本機は狭いスペースにも無理なく設置できる省スペース性とビジネスもホビーもパワフルにこなす高性能を兼ね備えており、ビジネスアプリを使うような家での仕事などを主目的としつつ、合間にTVやちょっとしたゲームなど楽しむといった用途に最適だ。セレクションメニューを活用し、ニーズに応じて強化していくとよいだろう。
| レビュワー・鈴木雅暢のオススメ構成
構成のポイント CPUは、Pentium 4 530JとPentium 4 550Jの価格差は1万円ちょっと、Pentium 4 550JとPentium 4 570Jとの差は5万円近い。ここは550Jをチョイスするのが買いごろのバランスだろう。メモリ、HDDも同じようにコストパフォーマンスの良いラインを選択してみた。結果、“ビジネス資料作成のための文書/画像/映像処理などをパワフルにこなしつつ、TVも快適に楽しめる少々ぜいたくな家庭用パソコン”というイメージの理想的な構成に仕上がった。ディスプレイは、17インチ高輝度デジタルTFT液晶(SoundVu&サブウーファ内蔵)がお勧め。AV特化型パソコンにも負けない映像クオリティが手に入る。 |
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(鈴木 雅暢)
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