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■製品レビュー
(PC本体)
Windows CEマシン


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スマートディスプレイ PK-SD10 (NEC) (2003年6月25日)
SD10 (NEC) (2003年6月20日)
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モバイルギアII MC/R450 (NEC) (2000年12月19日)
hp jornada 720 (日本ヒューレット・パッカード) (2000年12月14日)
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sigmarionIII
NTTドコモ
オープンプライス(実売価格:5万円前後)
0120-800-000
http://www.nttdocomo.co.jp/


Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2003年6月号
2003年8月7日


sigmarion III
デザイン一新でますます魅力を増した「sigmarion III」。
新旧sigmarionの天板
写真1 新旧sigmarionの天板比較。左がIIIで右がII。ゼロハリデザインではないが、精悍な印象を受ける。

 sigmarionシリーズは2000年9月に登場した初代、2001年8月の2代目とも、違いの分かるモバイラーに熱狂的な支持を受けてきた。しかし、2001年11月にガンメタル/ブルーのカラーバリエーションが追加されて以降、まったく音沙汰がなかった。「このまま消えてしまうのでは……」とウワサされ、シャープのLinuxザウルス「SL-C700」を横目で見て、悔しい思いをされた方も多いだろう。しかし、苦節1年半、ついにsigmarionユーザーに至福のときがやってきた。

 「sigmarion III」をまず見たとき、「これがsigmarionか?」と思われたのではないか? ゼロハリデザインは姿を消し、ブラックとシルバーのツートンカラーに。厚みは6mm薄い21mmに、重量は45g軽い455gとなって、シャープで精悍なフォルムとなった。「sigmarionはゼロハリでなければ!」と思われる方は是非手にとって触ってほしい。引き締まった筐体に従来と変わらぬ絶妙なサイズのキーボード、そして何と言っても半透過型TFT液晶である。表示エリアは150×56mmから110×66mmへ(実測値)13.6%小さくなったが、解像度は640×240ドットから800×480ドットへ2.5倍に拡大。爪でウィンドウの“閉じる”アイコンを押せないくらい高精細だ。

右側面比較
新旧sigmarionの右側面
左側面比較
新旧sigmarionの左側面
写真2、3 インターフェイス類は、SDメモリーカードスロットが追加されたほか、USBも上り下りの2ポートになった。

 CPUは、VR4131-200MHzからIntel PXA255-400MHz(XScale)になった。メモリは合計48MBから64MBに。OSはH/PC2000(Windows CE 3.0)からWindows CE.NET Ver.4.1になり、IEは4.0から5.5、Windows Media PlayerはVer.6から8になって動画(MPEG-1/4)再生に対応。ハード、ソフト両面ともに強化された結果、1.3MBのファイルのコピーは2.9秒から1.7秒に1.2秒の短縮、「P-in Free」の64kbps接続でASCII24(http://ascii24.com)を表示する時間(2回目以降の平均)は8.6秒から7.1秒へと1.5秒短縮された。

液晶画面
sigmarion IIIの液晶画面
キーボード
sigmarion IIIのキーボード
写真4、5 画面周りには10個のハードアイコンが追加。キーボードはIIとまったく同じだ。

 さらにsigmarion IIIには、念願のSDメモリーカードスロット(SDIO対応)が追加された。従来はカードスロットがCFのみだったため、PHSカードを挿してしまうと、あとは本体メモリを何とかやりくりするしかなかった(P-in memoryという選択肢もあったが)。SDメモリーカードスロットが付いたことで、今後は何百MBのデータも怖くない。

 そして、今回新たに万能ビューワソフト「Picsel Browser」が搭載された。これはPDFにWord、Excel、PowerPoint、JPEGからプレーンテキストまで、あらゆるファイルを表示できる。さらには、なんとWebブラウジングもできてしまう。移動や拡大縮小も自由自在。このPicsel Browserのためにsigmarion IIIを買ってもいいくらいのスグレモノだ。

「Picsel Browser」
写真6 「Picsel Browser」。移動中はジャギーがかかるが、それでもあらゆるファイルがグリグリ動く。

 ただし、Pocket WordやPocket ExcelといったOfficeアプリのCE版は搭載されなくなった(WordPadのみ)。これについては“mobileCustom”での機能追加に期待しよう。


 sigmarion IIIを1度触ってしまうと、1kgを超えるノートPCをカバンに入れることなど、あまりにもナンセンスに思えてしまう。もはやモバイルにPCなど必要ない。sigmarion IIIだけを持って、街に出よう!

sigmarion IIIの主なスペック
製品名 sigmarion III
CPU Intel PXA255-400MHz
メモリ 64MB
液晶/解像度 5型ワイド/800×480ドット
カードスロット CF(TypeII)×1、SDメモリーカードスロット×1
I/O 携帯/PHS/FOMA接続コネクタ、USB(miniA×1、miniB×1)
バッテリ駆動 約4.5〜8時間(非通信時)/約3〜5時間(通信時)
サイズ(W×D×H) 189×117×21mm
重量 約455g
OS Windows CE.NET Ver.4.1

(月刊アスキー編集部・中西)



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