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■製品レビュー
(周辺機器)
CD-RW/MO/DVD


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PleXWriter 16/10/40A(PX-W1610TA/BS) 高速化に加え「メディア自動判別機能」なども新装備
PleXWriter 16/10/40A(PX-W1610TA/BS)
プレクスター
オープンプライス
http://www.plextor.co.jp/
03-3517-8061


Printable Version 2001年2月20日

ヤマハの「パーシャルCAV」による16倍速書き込みドライブに続き、バッファアンダーラン防止技術「BURN-Proof」の生みの親である三洋電機から全周16倍速書き込みのドライブが登場し、CD-RWドライブの高速化競争はまだまだ活発だ。今回紹介する16倍速書き込みCD-RWドライブは、CD-RWドライブメーカーとして高い評価を集めているプレクスターの最新製品だ。書き込み性能の高速化にとどまらず豊富な周辺機能も装備した、まさしく「決定版」的な製品である。

書き込み性能の高速化にとどまらない
プレクスター独自の高性能化がポイント

 国内屈指のCD-RWドライブメーカー、プレクスターは、この2月、ヤマハ、三洋電機に続いて16倍速書き込みのCD-RWドライブ「PleXWriter 16/10/40A(PX-W1610TA/BS)」の出荷を開始した。12倍速書き込みの前モデルと同様、バッファアンダーランをほぼ確実に防止する「BURN-Proof」を今回も搭載する本機は、書き込み性能の向上のほかにも、さまざまな新機能、バージョンアップされた機能を搭載し、ドライブ全体の充実度は一層向上している。

 基本スペックは、書き込み速度は世界最速タイとなる全周16倍速(CLV方式)、書き換えは10倍速、読み出しは最大40倍速(CAV方式)で、インターフェイスはATAPIを採用。前モデルにあたるATAPI内蔵型「PleXWriter 12/10/32A(PX-W1210TA/BS)」、SCSI型としては現行ラインナップ中最上位の「PleXWriter 12/10/32S(PX-W1210TS/BS)」(両機ともに書き込み12倍速、書き換え10倍速、読み出し32倍速)よりも書き込み速度と読み出し速度が高められているが、これに加えてCD-RWメディアの読み出し速度も24倍速から32倍速に引き上げられている。前モデルに引き続き「BURN-Proof」を今回も搭載し、2MBと決して多くはないバッファメモリ容量ながら、16倍速の高速書き込み時にもバッファアンダーランに悩まされることはない。推奨スペックがMMX Pentium-200MHz以上、メモリ64MB以上とかなり低く抑えられているあたりもBURN-Proof搭載機ならではの特徴だ。

 新たに装備された機能で最も目を惹くのは、CD-Rメディアを自動判別する「PowerRec(Plextor Optimized Writing Error Reduction Control)」だ。プレクスターの従来機種を含めて多くのCD-RWドライブには、メディア自身の記録感度などの品質を書き込み中にモニタしながら、レーザー出力を補正する「ランニングOPC(Optimized Power Control)」という出力制御機能が搭載されている。本機に新たに装備された「PowerRec」は、メディアのメーカーおよび型番、メディアの品質や特性などを自動的に判別し、レーザー出力の調整だけでなく、書き込み速度の調整(16倍速書き込みに耐えられない品質のメディアの場合には自動的に12倍速、8倍速……と速度を落としていく)も自動的に行う、というものだ。市場にはすでに「16倍速対応」の表示のあるメディアが多数流通されているが、中には対応速度表記がない格安輸入メディアや、表記は12倍速までだが16倍速でも使用できるメディアというものも少なくない上、場合によっては「同一パッケージでもメディア品質に個体差がある」といったことも考えられる。こういった場合、従来であれば、ユーザー側で成功/失敗を経験しながら速度を切り替えていく必要があったわけだが(それにしても個体差までのカバーは難しいが)、PowerRecがあれば、常時最高速に設定しておいて、あとはドライブの自動判別にお任せ、というような使い方ができるのだ。


本体背面。プレクスターのATAPIドライブとしては初めて冷却ファンが装備された。オーディオ出力はアナログとS/PDIFの2つが用意されている。

 また、プレクスターによると、従来の同社製のATAPI CD-RWドライブは、同社のSCSI CD-ROMドライブ「UltraPleX」シリーズよりもデジタルオーディオキャプチャの性能が若干劣っていたということだが、本機は、ATAPIドライブとしては初めて、SCSI CD-ROMドライブと同等のキャプチャ品質・性能を持つオーディオトラックデジタルキャプチャ機能が装備された。さらに、デジタルキャプチャ速度もCD-ROM読み出しと同じく最大40倍速まで引き上げられている(前モデルは32倍速)。オーディオソース、特にCD-Rの音楽トラックの「音質」については、その差が微妙なので優劣の判断が非常に難しいところだが、メディアへの記録品質の高さ、そしてオーディオトラックの読み出し性能についても、本機ではプレクスターならではの徹底的な「こだわり」が見られる。

「PlexManager2000」の機能のひとつ、オーディオトラックのデジタルキャプチャユーティリティ「Audio Capture 2000」。トラック情報はCDDBから取得可能で、キャプチャ後のWAVEファイルの名称は「取得したトラック名+拡張子」というようになる。

 付属ソフトは、ライティングソフト「B's Recorder GOLD」とパケットライトソフト「B's CLiP」(ともにビー・エイチ・エー)、そしてプレクスターオリジナルのCD-ROM/R/RW用ユーティリティ「PlexManager2000」の3本。PlexManager2000は、音楽CD、WAVE、MP3、AVI、MPEGなどに対応したマルチメディアプレーヤ「MVP2000」、強力なエラー補正機能と高速読み取りに対応したオーディオトラックのデジタルキャプチャツール「Audio Capture 2000」、プレクスター製ドライブ2台を使って簡単にCDのデュプリケートを行う「DiscDupe 2000」、Windowsのエクスプローラ上でオーディオトラックをWAVEファイルとして扱い、ファイルコピー感覚でオーディオキャプチャが可能な「Audio FS」からなる統合ツール。本ソフトは、プレクスター製のドライブがある環境でのみ使用可能だ。PlexManager2000を導入した環境では、読み出し速度の変更(等速CLV〜最高速CAV)、スピンダウン時間の変更、ライン出力端子の左右バランス変更などもできる。オーディオCD関連のツールでは、「CDDB」を利用したトラック名/アルバム名/アーティスト名の自動取得も可能となっている。同社製品が高い評価を得ているのは、このソフトによるところも大きく、一度使うと手放し難くなるツール群だ。

 価格はオープンプライスで、実売価格は3万円台前半となっている。人気、実力ともに定評のあるプレクスターだが、本機のスペック面の充実ぶりについては、16倍速書き込みドライブの中では文句なしのトップクラスといってしまっていいだろう。引き続き次ページでは、期待のベンチマークテスト結果をご紹介しよう。



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