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DVDRM-i9.4G/USB/DVDRM-HX9.4G 「i・CONNECT」およびSCSIインターフェイスのDVD-RAMドライブ
DVDRM-i9.4G/USB/DVDRM-HX9.4G
アイ・オー・データ機器
6万2000円/6万9800円
03-4288-1039/06-4705-5544/076-260-1024
http://www.iodata.co.jp/


2001年3月3日

最近発売されたTV/ビデオキャプチャデバイスも好評なアイ・オー・データ機器は、さまざまな種類のリムーバブルメディアドライブを、内蔵および外付け用パッケージとして多数ラインナップされている。従来のMOドライブやCD-R/RWドライブに加えてDVD-RAMドライブの製品リリースも続いているが、今回は、同社ラインナップから、外付けタイプのDVD-RAMドライブ2製品をまとめて紹介する。

アイ・オー独自のインターフェイス
「i・CONNECT」搭載機もラインナップ

 アイ・オー・データ機器のDVD-RAMドライブのラインナップは、外付けタイプが「DVDRM-i9.4G/USB」「DVDRM-HX9.4G」の2製品、ATAPIインターフェイスの内蔵タイプが「DVDRM-AB9.4G」の1製品となっており、3製品ともに、4.7GB(片面)/9.4GB(両面)のDVD-RAMメディアに対応している。ここで紹介する2製品は、いずれも外付けタイプのもので、インターフェイスはUSBおよびSCSI-2/UltraSCSIとなっている。

 「DVDRM-i9.4G/USB」は、USB接続タイプのDVD-RAMドライブパッケージだ。ただし、本体背面のインターフェイスコネクタは一般的なUSBコネクタではなく、アイ・オー・データ機器のコネクタ規格「i・CONNECT」が採用されている。搭載ドライブは日立製作所の最新ATAPIドライブ「GF-2000」で、主なスペックは、DVD-RAMの書き込みおよび読み出し速度が2.6/5.2GBメディア使用時で最大1.38MB/秒(等速)、4.7/9.4GBメディアでは最大2.77MB/秒(2倍速)、DVD-ROM読み出しは6倍速、CD-ROM読み出しは24倍速。しかし、USB接続の本機では、USBの転送能力の問題から、DVD-RAM読み出し/書き込みとDVD-ROM読み出しは約0.6倍速、CD-ROM読み出しは約6倍速程度となる。

本体背面。ここに取り付けられているアンフェノール型のコネクタがアイ・オー・データ機器の独自規格コネクタ「i・CONNECT」。本体に同梱されているUSBケーブルのほか、オプションではIEEE1394接続キットやPCカード接続キットが用意されている。

 本機に搭載されていインターフェイスコネクタ「i・CONNECT」とは、外付けタイプの各種ドライブを、接続ケーブルを交換するだけで、さまざまなインターフェイスに対応できるように考案されたアイ・オー・データ機器独自の規格だ。現在のところ、USB、IEEE1394、PCカードの各接続ケーブルセットがリリースされており、「USB 2.0」接続ケーブルの発売も計画されている。接続ケーブルの価格は、USBケーブル「USB-iCN」(DVDRM-i9.4G/USBに標準添付)が5800円、IEEE1394コンバータ&ケーブル「1394-iCN」が9800円、CardBus対応のPCカード接続キット「CI-iCN」が9800円と、いずれも低価格。より高速なインターフェイスに乗り換えたい場合や、PCの買い替えなどでインターフェイス環境が大きく変化したときなどに、ドライブ本体を交換することなく低価格でインターフェイスの変更が可能、というのが特徴だ。たとえば、本機を1394-iCNを利用してPCと接続すると、最大転送レート400Mbps(50MB/秒)のIEEE1394のパワーにより、DVD-RAMドライブのスペックを最大限に生かすことが可能となる(実際のベンチマーク結果は次ページを参照)。

 パッケージには、UDFファイルシステムドライバとソフトウェアDVDプレーヤ「PowerDVD VR-X」、画像管理・閲覧ソフト「Ulead Photo Explorer 5.0 日本語版」が付属する。

SCSI-2/UltraSCSIインターフェイスを採用した外付けDVD-RAMドライブ「DVDRM-HX9.4G」。

 一方、同社のDVD-RAMドライブ製品の中でも最新モデルである「DVDRM-HX9.4G」は、SCSI-2/UltraSCSIインターフェイスを搭載した外付けドライブ。電源がケースに内蔵されているため、DVDRM-i9.4G/USB(ACアダプタ給電)よりも本体の奥行きが46mmほど長い。ドライブは、DVDRM-i9.4G/USBと同じく日立製だが、本機はSCSIタイプの「GF-2050」が採用されている。GF-2050は、インターフェイス以外の読み出し/書き込み速度などの基本スペックはGF-2000と同等となっている。

 付属ソフトは、UDFファイルシステムドライバとソフトウェアDVDプレーヤ「PowerDVD VR-X」、そしてDVDオーサリングソフト「DVDit! LE」。DVDit! LEは、MPEG2、AVI形式の動画ファイル、WAVEやMPEG1 Layer IIの音声ファイル、BMPやJPEG、TIFFなどの静止画ファイルを元に、DVD-Videoフォーマットのメディアを作成するソフト。本機との組み合わせで作成した場合は、DVD-RAMメディアの読み出せるPC環境でしか再生できないという制限があるが(DVD-Rドライブとの組み合わせでは一般的なDVDプレーヤでの再生が可能)、これまで「大容量のデータ保存先」という用途がほぼ100%だったDVD-RAMに新しい「楽しみ方」を提案してくれるソフトだ。




DVDRM-HX9.4Gの本体背面。インターフェイスコネクタの形状は高密度D-Sub50ピン。アクティブターミネータ内蔵で、ON/OFF切り替えはID設定ボタンの下のスイッチで行う。


DVD-RAMドライブにUSBではやや力不足
速度重視ならSCSIかIEEE1394接続!

 SCSIとATAPI(さらにUSBにインターフェイス変換)というインターフェイスの違いこそあるものの、それ以外はまったく同じスペックの日立製ドライブを採用した2製品。実際に、インターフェイスの違いがどの程度書き込み速度に影響を与えるかをベンチマークテストで見ていこう。テスト内容は、

  1. 10〜200MBの大容量ファイル4個(計500MB)をエクスプローラ上でDVD-RAMメディアにコピー
  2. 数KB〜10MB前後の小容量ファイル1428個(計500MB)をエクスプローラ上でDVD-RAMメディアにコピー

という2パターン(メディアは4.7GBタイプを使用)。比較対象として、CD-RWドライブ(プレクスター「PleXWriter 16/10/40A」)でパケットライトにより上記データを書き込んだときのテスト結果も掲載する。なお、DVDRM-i9.4G/USBについては、標準添付のUSBケーブルで接続した場合に加え、i・CONNECT規格のIEEE1394コネクタ「1394-iCN」を使ってテストマシンのIEEE1394インターフェイスと接続した場合のテストも行ったので、合わせて参照していただきたい。


データ書き込みにかかった所要時間(単位:秒)。CD-RWドライブでのテストには、CD-RW10倍速書き換え、パケットライトを使用。

 SCSIタイプのDVDRM-HX9.4Gと、DVDRM-i9.4G/USBをIEEE1394接続したときの結果はCD-RW10倍速書き換えとほぼ同程度、DVDRM-i9.4G/USBを標準のUSBで接続した場合は、CD-RW10倍速書き込みの約1.6倍の時間を要している。今回のテストでは、CD-RW10倍速書き替えと4.7GB DVD-RAMへの書き込みがほぼ同程度の結果となっているが、DVD-RAMドライブは、メディアの外周に向かえば向かうほど書き込み速度が上がっていく“ゾーンCAV方式”で記録されるので、実使用上はCD-RW10倍速書き込みよりも書き込みはやや速いといっていいだろう。

 注目すべきは、USB接続とIEEE1394接続で大きくテスト結果に差がついたDVDRM-i9.4G/USB。CD-RWドライブでも、USB接続の場合には書き込み速度や読み込み速度に大きくハンデが課せられてしまうが、DVD-RAMドライブでも、USB接続の場合にはドライブ本来の能力はフルに発揮できていない。一方、IEEE1394接続時には、UltraSCSI接続のドライブとほぼ同等の結果になっている。最近ではIEEE1394ポートが搭載されているPCも数多く登場しているので、DV機器との接続用のインターフェイスとしてだけではなく、ストレージ機器接続用としてもぜひ活用したい。

 価格は、DVDRM-i9.4G/USBが6万2000円、DVDRM-HX9.4Gが6万9800円。価格がやや高めではあるが、DVDRM-HX9.4Gは現時点で最高のスピードとDVDオーサリングソフト付属が魅力的。一方、USBの転送能力がボトルネックになっているDVDRM-i9.4G/USBは、i・CONNECTの採用により、オプションを買い足せばIEEE1394接続もでき、その場合にはSCSIドライブと同等のパフォーマンスが得られる。さらにi.CONNETC対応のUSB 2.0コネクタの登場も期待できるので、SCSIカードが不要なうえ本体価格もSCSIドライブより低価格でトータルコストが安上がりな本機を購入し、のちのちインターフェイス周りを強化していく、という作戦もありだろう。

 現在SCSIデバイスを持っているユーザーならDVDRM-HX9.4G、SCSIデバイスを持っていない人は、将来的にはi・CONNECTのオプションコネクタを購入することを前提としてDVDRM-i9.4G/USB、という選択がお勧めだ。

製品名 DVDRM-i9.4G/USB DVDRM-HX9.4G
書き換え(DVD-RAM) 2倍速(2.77MB/秒)
読み出し(DVD-RAM) 2倍速(2.77MB/秒)
読み出し(DVD-ROM) 6倍速
読み出し(CD-ROM) 24倍速(CLV)
バッファメモリ 2MB
アクセスタイム 210ms(DVD-RAM)/190ms(DVD-ROM)/150ms(CD-ROM,CD-R/RW)
インターフェイス USB(i・CONNECT対応) SCSI-2/UltraSCSI
付属ソフト PowerDVD VR-X、Ulead Photo Explorer 5.0 日本語版、UDFファイルシステムドライバ PowerDVD VR-X、DVDit! LE、UDFファイルシステムドライバ
価格 6万2000円 6万9800円

(内田)




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