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■製品レビュー
(周辺機器)
GPS


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Mio 168 RS 専用地図ソフト付属ですぐに使えるモバイルGPS
Mio 168 RS
マイタックジャパン
オープンプライス
http://www.mitac.co.jp/
http://www.mio-tech.jp/main.html


Printable Version 2005年4月18日

7月11日に発表された「MioMap Ver.1.2J」搭載の「Mio 168 RS」については、こちらの記事に詳細がレポートされています。併せてご覧ください。

Mio 168 RSロードテスト
本製品のロードテストなど、より詳細な情報はこちらのコラボサイトからご覧いただけます。写真をクリックすると当該サイトに移動します。

マイタックジャパンの「Mio 168 RS」は、2004年春に発売されたGPSアンテナ一体型のPocket PC「Mio 168」に、新開発の専用地図ソフト「Mio Map」をバンドルした製品だ。CPUやメモリなどハードウェア的には168と同等だが、OSがWindows Mobile 2003 for Pocket PCからWindows Mobile 2003 SE for Pocket PCへ変更されている。



本体前面
本体背面
本体両側面
本体はGPSアンテナ一体型で、普段は背面にあるアンテナを回転させて利用する。5Way方式のスティックを中心とした4つ+右側面に1つのファンクションキーなど、PocketPCマシンとしては一般的な操作スタイルだ。
上面
上面にはSDメモリーカードスロットを装備。ストレージだけでなくインターフェイスともなるSDIO対応なので、無線LANやPHS通信も可能だ。カードスロットの横には赤外線インターフェイスポートを持つ。スタイラスは2段の伸張式だ。

 GPSアンテナ一体型というユニークなPDAだけあって、地図アプリケーションと連携してカーナビ/歩行者ナビとして使ことが前提の製品であり、従来モデルでも同様にロードマップ“Mappleシリーズ”を発行する(株)昭文社の「SuperMapple for Mio」が付属していた。SuperMapple for Mioとの組み合わせでは基本的に現在位置を中心とした地図表示のみを提供していたのに対し、本機向けに新開発したというMio Mapでは“ルート検索”と“ルートナビ”、“音声ナビゲーション”といったカーナビと同様の便利な機能が利用可能となっている。

 ちなみに製品にはMio Mapを収録したCD-ROMが付属するほか、Mio Mapを収録した1GBのSDカードも付属しており、スロットに挿せばすぐ本体にインストールしてナビ機能が利用可能になるのも手軽でありがたい。Mio Mapアプリケーションと収録地図データ(ゼンリン製)は、合わせて約633MBを占有し、残りの約334MBにはほかのアプリケーションやデータの格納に利用できる。もちろんWindows Media Playerなどで音楽を再生しながらナビ表示を利用することも可能だ。



付属品
製品には車載用のスタンドやシガーライターソケット用DCアダプタが付属する。スタンドや車載充電器など、ハンディGPS機などでも同様の製品はあるが、個別に買えば数千円程度するものだけに製品に同梱されているのはありがたい。

付属品で車への設置はラクラク!

車にセットしたところ1
付属する車載用スタンドは吸盤方式ながらレバーで吸盤を密着させる方式なので、かなり強く固定できる。フロントガラスに吸盤を貼り付け、アームの先端にあるマウントにMioをセットするわけだが、。スタンドのアームはフレキシブルなので比較的自由度は高く、かなり固めの曲がり具合なので走行中に角度が変わってしまうこともなさそうだ。
車にセットしたところ2
フロントガラス中央に貼り付けてダッシュボードの手前、ハンドルよりも若干奥にMioを配置すれば液晶も見やすく、内蔵スピーカでの音声案内も聞きやすい。真後ろから日光が当たるような状況ではカーナビ専用機に比べるとやや見づらくなる。

 実際にMioを車に載せて利用してみた。標準で付属する車載スタンドを使ってフロントガラスへ吸盤で固定してアームの先にあるアダプタにMio本体を差し込んで、液晶が見やすくかつ視界のじゃまにならないように角度を付ける。Mioのアンテナは背面に密着した状態から約170度(本体と平行までやや足りない程度)まで角度を変えることができ、スタンドの角度に合わせてアンテナがほぼ水平になるように調整すると受信しやすくする。ダッシュボード上にアンテナ一体型GPS機器を置く場合、金属製の車の天井によって天空の半分程度が覆われてしまうのだが、それでも受信感度はなかなか良く、ビル街に入ってもほとんど問題なかった。さすがに高速道路の高架下などの空がわずかしか見えない場所では衛星からの情報を受信できないことがあったが、そういった場所では本来のカーナビでもきつい状況であり、やむを得ないだろう。また、車の形状(フロンドウィンドウがほとんどの垂直に立っているなど)の都合で受信状態がよくない場合は、オプションの外部アンテナを取り付けるといいだろう。

GPSで現在位置を確認
GPSで現在位置を確認。
開始/目的地をセットしてルート検索
開始/目的地をセットしてルート検索!
案内は画面での指示のほか音声ガイドも用意されている
案内は画面での指示のほか音声ガイドも用意されている
GPS機能を使う、その1

 Mio Mapでは、動作モードとして“徒歩・自転車・自動車”の3種類が用意されている。開始地点から目的地点までの経路を検索する基本機能は3つとも同じだが、自動車であれば主要幹線道路の利用を重視し、徒歩や自転車ならば道路の大小よりも最短経路を重視してルートを算出するようだ。また、自動車の場合は有料道路を使うルートも検索される。

詳細設定のメニュー
詳細設定のメニュー。
地図を向きに合わせて回転する(ヘッドアップ)か、常に北を上にする(ノースアップ)かが選択可能
地図を向きに合わせて回転する(ヘッドアップ)か、常に北を上にする(ノースアップ)かが選択可能。
開始/目的地は、地図上で示すほか住所入力でも指定できる
開始/目的地は、地図上で示すほか住所入力でも指定できる
各種設定画面

 開始地点/目的地点/経由地点の登録は、地図をスクロールさせて位置をポイントしてもよいし、都道府県/市町村/番地を入力して検索することもできる。いくつかのルートを試してみたが、検索は2〜5秒程度で完了し待たされることもない。検索した経路に関しては、車での利用では、道路から1本わき道に入れば済む場所でも大きめの交差点で曲がってから細い道を使うようなルートを出力することがある。これは幹線道路→主要交差点→住宅道路の順に重視して検索するためと思われ、最新カーナビに比べるとルート検索の精度は落ちるようだ。地図データを供給している(株)ゼンリンはカーナビのデータも作成していることを考えれば、カーナビ同様の経路を出しそうに思うかもしれないが、経路検索は地図(地形や地理)だけでなくさまざまな情報によって算出するため、Mio Mapに収録されているデータのみでは難しいところもありそうだ。もっとも、Mio Mapが出力する経路が極端な回り道というわけではなく、地理に明るい場所であればあらかじめ経由地点をこまめに入力することで精度を上げることができる。

GPS機能を使う、その2
GPS機能を使う、その3
GPS機能を使う、その4
GPS機能を使う、その2

 操作に関しては、画面上のアイコンをタップするわけだが、アイコンが大きめに作られているためにスタイラスを必要とする(わざわざタッチペンを取り出す)シーンはほとんどないというのも、移動しながら使うシーンではありがたい。

GPS機能を使う、その5
GPS機能を使う、その6
GPS機能を使う、その7
GPS機能を使う、その3

 ルートが決まればあとは走行すればよいわけだが、交差点や分岐路に近づくと画面上に矢印が表示され、「××m先、×方向です」といった具合に音声メッセージがスピーカから流れるようになっている。カーナビでも“運転中の画面注視は危険”ということで音声ガイドに注力されているが、車載ユースを考えればこの音声メッセージはかなり重宝するだろう。また、カーナビ専用機と同様に、交差点を行き過ぎたり曲がる方向を間違えた場合には自動的に経路探索をやりなおす“オートリルート機能”もある。

GPS機能を使う、その7
GPS機能を使う、その8
データ取得している衛星を確認することも可能
データ取得している衛星を確認することも可能。
GPS機能を使う、その4

 Pocket PCに地図ソフトをインストールしてGPS機器を接続することで“簡易ナビ”として利用できるようにしたものはいくつかあるが、これほど車載向け専用カーナビに近い機能を実現したものは少ないだろう。


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