月刊アスキー 2002年11月号 2003年1月17日
ロジクールは、新型の“MXオプティカルエンジン”を搭載したオプティカルマウスのMXシリーズを発売した。8ボタンの「MX-500」と4ボタンの「MX-300」が先行して店頭に並び、最上位機となるコードレスの8ボタンモデル「MX-700」も販売が開始されている。ここではMX-700を評価機とするが、MXシリーズはすべて同じオプティカルエンジンを積んでいる。
コードレスを感じさせない操作性
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写真1 MXシリーズ最上位モデル「MX-700」(70(W)×130(D)×39(H)mm/120g)。コードレスのオプィテカルマウスだ。左右ボタンとホイールのほかに、左サイドに2ボタン、ホイールの前後に3ボタンの計8ボタンを備える。 |
オプティカルマウスのエンジン部は、マウス下の机などの表面を1秒間に数千回という単位でスキャンし、取得したイメージをDSP(デジタル信号処理プロセッサ)がアルゴリズムに基づいて解析する。連続するイメージに存在する重複部分からマウスの動きを追跡し、位置の変化を割り出すわけだ。マウスの動きが速すぎて、スキャンしたイメージに重複部分がなかったりすると、画面上でカーソルが飛んだりするようなことが起きる。MXオプティカルエンジンでは、まずセンサを大型化して広範囲を読み取ることで、この重複部分が含まれないという問題が生じる可能性を低減している。LEDの照度パターンやレンズも改良し、マウス操作面のイメージをより細かく高画質に取り込めるようにしたという。当然、処理しなければならないイメージデータ量も増えるが、イメージ処理能力も大幅に向上させ、1秒間に4.7メガピクセルを処理する。ロジクールによれば、この数値は他社製品の60%を上回るとのことだ。
このような新型エンジンを搭載するMX-700だが、実際に使用してみると、スペック値以上にその差をはっきりと実感できる。カーソルの動きは非常に滑らかで、マウスのスリープからの立ち上りも速い。また、800dpiという高解像度のセンサが使われているため、わずかな手の動きでカーソルをコントロールできる。
カスタマイズ可能な8ボタンを搭載
ボタンは、左右、ホイールのほかに5つのボタンを備えており、計8つのボタンにユーザーが特定の機能を割り当てることができる。デフォルトでは、左右ボタンとホイールは通常設定で、左サイドの2つのボタンにWebブウラザの「進む」と「戻る」、ホイールの前後にあるボタンにはそれぞれ「クルーズアップ」「クルーズダウン」(画面の高速スクロール)、クルーズダウンボタンのさらに手前のアプリスイッチボタンには「クイックスイッチ」機能がアサインされている。クイックスイッチは、ボタンを押すと起動中のソフトの一覧が表示され、その中からソフトを選択できる機能だ。
マウスの形状は、大きさは一般的なものだが高さがあり、手を乗せる部分が大きく弓なりになっていて非常に手になじむ。両サイドのゴムの部分の手触りもいい感じだ。
MS-700のレシーバは充電器も兼ねている。充電にはレシーバにACアダプタを接続する必要があり、約4時間半のフルチャージで約10日間、約10分間のクイッチチャージで約2時間の連続使用が可能である。
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写真3 4ボタンの「MX-300」(59(W)×115(D)×39(H)mm/122g)には4色のカラーバリエーション(グレイ、黒、赤、青)がある。写真はグレイのモデル。MX-700/500に比べるとややこぶりで、上面の弓なりもゆるやか。 |
実売価格はMX-500が7800円前後、MX-300が4800円前後で、MX-700は9800円前後になりそうだ。
| Cordless Optical Mouse MX-700の主なスペック |
| 製品名 |
Cordless Optical Mouse MX-700 |
| ボタン数 |
8 |
| 解像度/速度 |
800dpi/100cm/秒 |
| インターフェイス |
PS/2、USB 1.1 |
| 対応OS |
Windows 3.1/95/98/Me/NT 4.0/2000/XP、Mac OS 8.6以上 |
| サイズ |
70(W)×130(D)×39(H)mm |
| 重量 |
約120g |
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(月刊アスキー編集部・山口)
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