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■製品レビュー
(周辺機器)
プリンタ


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BJ S600 カラー画像の高速印刷を追求した4色機
BJ S600
キヤノン販売
4万9800円
0570-01-9000
http://www.canon-sales.co.jp/


Printable Version 2000年11月24日

「BJ S600」は、6色機が中心となりつつあるインクジェットプリンタ市場のなかで、あえて4色印刷(CMYBk)を採用し、印刷速度を向上している高速インクジェットプリンタだ。

 2400×1200dpiという高い解像度の印刷ヘッドはオフセット配置ノズルを採用し、5plの微小ドロップによって4色プリンタとしては最高クラスの画質を持つ。さらに特徴的なのは、左右対象に配置されたヘッド構成により、高品位モードでも双方向印刷(用語)が可能となっている点だ。多くのプリンタでは、高速印刷は双方向印刷を使用するものの、高品位印刷は単方向印刷をしている。ひとつには印刷ヘッドの位置決めという構造的精度の問題もあるが、最近の高精度な印刷ヘッドにおいてはインクの混色が重要な問題となっている。つまりインクが紙の上に載る際に、たとえばC+Mの順で打たれた場合とM+Cの順では微妙に色が異なるというものだ。一般的にインクジェットプリンタの印刷ヘッドではCMYのインクノズルが3列に並んでいるのだが、このようなノズル構成で双方向印刷を行うと、印刷ヘッドの往路と復路においてインクが打たれる順が逆となる。混色による色の違いを回避するため高品位モードでは単方向印刷を行い、結果的に印刷速度が遅くなってしまうわけだ。

 S600では、CMYの印刷ノズルを左右対称の6ノズルとすることにより、高品位モードでも双方向印刷を可能とし、印刷速度の低下を回避している。さらに、用紙の給排紙機構に4つのモーターを装備して個々のモーターを独立制御することで排紙前に次の用紙を搬送し、ページ間で休止なく印刷することで全体の印刷速度の向上を図っている。

 従来のBJシリーズから継承する機能として、全色独立インクタンク(用語)による低いランニングコスト、半透明インクタンクと光センサを用いるインク切れ通知機能(用語)、センサを用いたヘッド位置調整機能(用語)なども備える。また、今回(10月2日)発表の製品群より新たに高発色/高耐光性インクが採用され、従来は薄く感じられた赤の発色が濃く鮮やかになっている。

 印刷速度はモノクロ文書では同等、もしくはより高速な機種があるものの、カラー印刷では現行製品のなかでも最も高速だ。画質に関しても、6色機には及ばないものの4色機としては高く、カラー印刷の頻度が高い人にはまちがいなくお勧めできる。


S600のインクシステムはキャリッジにパーマネントヘッドを装着し、さらにタンク取り付けるというBJシリーズおなじみの構成だ。

インクカートリッジの裏面。印刷ヘッド(画面上の部分)の右側の長いのが黒インクノズル、カラーノズル(左側)が左右対象の構成になっていることが分かる。。

印刷サンプル。ハガキサイズに印刷したものからフラットベットスキャナにて400dpiでスキャンした結果。元画像サイズは82×82mm。クリックすると拡大画像(スキャンしたままの画像データ、923KB)の画像が表示されます。
※ベンチマークテスト
モノクロ文書(A4、MicrosoftWord、10Page) ノーマル(文書/標準) 1分31秒
ドラフト(速い) 1分21秒
カラー画像(ハガキ) フォト 1分00秒

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