月刊アスキー 2003年8月号 2003年10月31日
エントリ向けのDTMキットからプロミュージシャンがスタジオやステージ上で使う機材まで、幅広いレンジのラインナップを揃えるローランド。同社のDTM関連製品を手がけるエディロールブランドから、オーディオキャプチャに特化したUSB接続のインターフェイスユニットが登場した。
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エディロールのオーディオキャプチャユニット「UA-3FX」。 |
「UA-3FX」は、シリーズ初代から数えて4世代目にあたる。ギター/マイク入力、マイク入力、アナログライン入出力、光角型デジタル入出力の計6系統の端子に外部機器を接続して、簡易レコーディングや古いカセットテープのデジタル化などに威力を発揮するオーディオキャプチャユニットだ。
コンパクトなボディとそのサイズを生かすためのUSBバスパワー動作、入力レベルを指先でダイナミックに操作できる2系統のスライダ、モニタリング用のヘッドフォン端子、UA-3シリーズの特徴でもある大型ロータリーエンコーダによる出力レベル調節など、基本的なデザインと機能は過去のモデルを踏襲している。そのため、UA-3FXは音楽制作に縁のないユーザーでもサウンドカードの代替機として十分活用できるが、真に使いこなすなら磨きのかかったオーディオキャプチャ機能に注目してほしい。
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写真1 エフェクトは、ヒスノイズを低減するノイズサプレッサなど古いアナログソースのデジタル化に必須のエフェクトが揃った「1.MASTERING」、ボーカルの周波数帯を弱めてカラオケの効果を生むセンターキャンセルなどの「2.LINTENING」、マイクやギター接続時に歪みなどをかける「3.PERFORM」という具合に3セット用意される。 |
従来モデルではデッドスペースとなっていた本体天面のスライダの上に4つのつまみを配置し、それぞれにローランドがBOSSブランドで培ったデジタルエフェクトが割り当てられている(写真1)。用途別のエフェクトが、4種類のエフェクトを1セットとして、3セット用意される。エフェクトは録音または再生中のオーディオストリームに対して適用できる。
さらに、UA-3FXではAD/DAコンバータのビット精度が24bitとなり、オーディオ入出力の品質が底上げされている。ADコンバータは性格の異なる2種類が内蔵され、入力されたアナログソースの内容によってDSPが両者を動的に切り替えながら動作する。同社が「AF(アダプティブ・フォーカス)テクノロジー」と呼ぶこの仕様によって、録音したデータはよりオリジナルに忠実な表現力を備えるというわけだ。
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写真2 入力ソースやサンプリング周波数、エフェクトセットの切り替えは、側面のスイッチによって行う。 |
録音用ツールとして24bitのオーディオストリームに対応した波形編集ソフト「Sound it! 3.0LE」が付属し、ソフトウェアシンセサイザ「バーチャル・サウンド・キャンバス3」も同梱されている。また、新たにドライバがWDMとASIO 2.0に対応したことで、多くのASIO対応アプリケーションで遅延の少ないレコーディングが実現する。
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写真3 背面は従来モデルから大きな変化はないが、デジタル入出力がカバー付きの端子になっている。 |
サウンドカード代わりになるのはもちろんだが、アナログソースのデジタル化やレコーディングに挑戦したくなる1台だ。
| UA-3FXの主なスペック |
| 製品名 |
UA-3FX |
| AD変換 |
24bit |
| DA変換 |
24bit |
| 対応サンプリング周波数 |
32/44.1/48kHz |
| インターフェイス |
ギター/マイク入力(標準ジャック)、マイク入力(ミニプラグ)、アナログライン入力(RCA)、アナログライン出力(RCA)、光角型デジタル入力、光角型デジタル出力、ヘッドフォン出力(ミニプラグ)、USB |
| サイズ(W×D×H) |
175×125.5×42.6mm |
| 重量 |
305g |
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(松本 俊哉)
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