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一般的なCATVインターネットやフレッツ・ADSLだけでなくADSLの8Mbpsサービスや、より高速なBフレッツ対応を謳うAtermWBR75Hは、WAN側Ethernetポートも10BASE-T/100BASE-TX通信をサポートする。そのほか、TAやアナログモデムを接続してダイヤルアップ接続を行うためのシリアルポートも装備し、CATVやADSLなどとISDNやアナログ回線の併用が可能だ。 これらを使えば、CATVインターネットでWAN側にもプライベートIPアドレスが割り当てられるようなサービスを利用している場合でも、ダイヤルアップ接続を行ってグローバルIPアドレスの割り当てを受けてストリーミングビデオやネットワークゲームを利用するといったことも可能だ。しかもこれら2種類のインターネットアクセスは、それぞれLAN上の複数のPCから同時に利用することも可能なので、複数のユーザーが同時にさまざまなインターネット上のサービスを利用したい場合でも、誰かが回線を占有してしまうということを避けられる。
アクセスマネージャで素早く
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WARPSTARシリーズの最大の特徴はセキュリティとユーザービリティを両立する「アクセスマネージャ」の存在だ。システムに常駐させておけば、WAN側回線の接続/切断やマルチアクセス機能の利用、アプリケーションプロファイリングの切り替えなどを簡単に行える。 |
アプリケーションプロファイルは、IPアドレス変換により利用できなくなるネットワークゲームやチャットソフト、ストリーミングビデオなどを利用するためのポート番号を含めたIPアドレス変換テーブルである。「Windows Messenger」や「Real Player8」「信長の野望Internet」や「ウルティマオンライン」といったポピュラーなアプリケーション用の設定があらかじめ用意されているほか、ユーザーが独自の設定を登録することもできる。アプリケーションプロファイルを切り替えることで、普段は閉じているポートをアプリケーションを使うときだけ簡単に開くことが可能になるため、セキュリティを確保しつつユーザビリティを向上させることが可能だ。
AtermWBR75Hは「クイック設定Web」機能を搭載し、WARPSTARシリーズでは初めてWebブラウザから設定が行えるようになった。これで「らくらくアシスタント」が対応していないゲーム機などからも利用可能だ。 |
ただし、パケットフィルタの設定では用語や設定方法のヘルプは用意されているが、“こうしたい場合はここをこう設定する”といった具体的な設定例は用意されていない。このため、初心者がLAN上のサーバを外部に公開するといった、セキュリティホールにつながりかねない高度な設定をいきなり行うのは厳しいだろう。とはいえ、初期設定とアプリケーションプロファイルを組み合わせるだけでも、一般的なインターネットへのアクセスで不便を感じることはないと思われる。
さて、高速なスループットを実現したというAtermWBR75Hだが、実際に編集部でftpによるWAN→LAN間のスループットを計測してみたところ、LAN側にEthernetポートを利用した場合で11.76Mbps、無線LANの場合は4.33Mbps、USB接続では3.63Mbpsとなった。Ethernetポート接続時でカタログスペックの15Mbpsには及ばなかったが、CATVやADSLで利用するにはなんら問題のない優秀な値だ。
AtermWBR75Hはアクセスマネージャというユーティリティを利用することで、あまりネットワークに詳しくないユーザーでも、セキュリティを気にすることなくインターネット上のさまざまなサービスを利用できるという点で、ほかのブロードバンドルータにない魅力を持った製品だ。アクセスマネージャを常駐させずに、一般的なブロードバンドルータのように利用することもできるので幅広いユーザーにも対応する。
価格はオープンプライスで実売価格は4万円弱となっている。これから無線LANを利用した常時接続環境を構築しようというユーザーには最適なパッケージだろう。このほかAtermWBR75H単体モデル(実売価格1万円台後半)、LANアダプタが1枚付属するワイヤレスLANベースモデル(実売価格2万円台後半)も用意されており、無線LAN機能の有無に合わせて選択できる。セキュリティ意識の強いユーザーに、ぜひ導入を検討してみてほしい製品だ。
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(アスキーPC Explorer編集部・山崎 敦)
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