![]() |
| |
ルータの評価ポイントは通信速度に限らず、セキュリティ関連機能や安定性など、複数の要素にまたがる。しかし、多くのPCユーザーが、どうせ買うならより高速でより高性能なものと考えるのも確かだ。ここでは今回メーカーから借用できた24製品のルータについてそのスループット(実効通信速度)を編集部で測定した。回線の違いや業者によって異なる設定などにより、必ずしもユーザーの環境と一致するとは限らないが、ひとつの参考になるはずだ。 さて、スループットというと、メーカー側でもパッケージやWebサイトに数字を掲載し、製品の宣伝に用いている。しかし、これらの数字には「SmartBitsによる測定」とか「FTPによる実測値」といった注釈が付けられている。このうちSmartBitsとはネットワーク機器のパフォーマンスを測定する専用の機械で、一定サイズのパケットを送受信しつづけ、その速度を計測するというものである。もちろん、これもひとつの目安にはなるが、現実の環境とは少々異なる部分がある。
PC2台を
|
●今回のベンチマークテスト環境はこちら!
|
グラフ2はHTTPを用いるApacheBenchというツールで、同時に10のコネクションを張り、20KBのHTMLファイルを10秒間ひたすらダウンロードするというもの(KeepAliveオプションはオン)。HTTPはFTPよりもオーバーヘッドが大きいぶん、全体に数字は下がっているが、その下がり具合にも違いがある。
最後にグラフ3は編集部に敷設したBフレッツ回線を用い、PPPoEでフレッツユーザー向けに用意されている情報サイト「フレッツ・スクウェア」にアクセスし、そこの速度測定機能を利用したものだ。フレッツ・スクウェアへのアクセスには地域IP網を経由するため、若干の数値のブレが考えられる。そのため、これは参考としてみてほしい。グラフ2同様、それぞれにグラフ1から数値は低下している。以前、数十Mbpsといった高スループットを謳う製品でありながら、PPPoE利用時は10Mbps程度まで極端に性能が落ちてしまうといった類の製品の存在も聞かれたが、今回のテストではそのような製品は含まれていなかった。
| ●PPPoEで実スループットは低下 |
(沢渡 円)
|