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SmartVision Pro 2 for USB NECのUSB対応TVチューナボックスがバージョンアップ
SmartVision Pro 2 for USB
NEC
オープンプライス
http://121ware.com/
0120-950001


Printable Version 2001年6月8日

NECの人気TVキャプチャユニット「SmartVision Pro for USB」の新バージョンが6月末に発売される。ここでは、ソフトウェアの機能を中心とした、主な強化ポイントを紹介していこう。

 NECの「SmartVision Pro for USB」(以下SVP/USB)は、USBポートを持つPCにTV番組の視聴/録画機能を追加するTVチューナデバイス。PCと接続するインターフェイスに、転送速度の低いUSBを採用しながらも、ハードウェアMPEG2エンコーダを搭載することでフルフレーム(720×480ドット)/フルモーション(29.97fps)でのTV視聴/録画を実現する、最近人気となっているジャンルの製品だ。サポートするビデオビットレートは最大6Mbpsと若干低めではあるものの、デスクトップPCはもちろんノートPCでも利用でき、録画予約はADAMS-EPGなどを使って簡単に行える。PCで実現するパーソナルTV環境としては、もっともバランスが取れているもののひとつといっていい。

 そのSVP/USBが、機能を強化した新バージョンとして発売されることになり、名称も「SmartVision Pro 2 for USB」(以下SVP2/USB)と変更された。ハードウェア面での変更はまったくないものの、ソフトウェアレベルでは数多くの強化が行われている。

今見た映像を巻き戻して録画する!
タイムシフト録画機能を搭載

 SVP2/USBにおけるソフトウェアの強化は、主にTVの視聴と録画を担当する「SmartVision/TV」に関連している。
SVP2/USBの顔ともいえる「SmartVision/TV」。一見しただけではあまり変わっていないように思えるかもしれないが、実は画面を見ながら色調などを調整できる「オンスクリーンディスプレイ」に対応していたりと、細かなところで手が加えられている。
 今回のSmartVision/TVは、MPEG1フォーマットでの録画のサポートをはじめ、さまざまな機能強化を行っているが、特に注目したいのは「タイムシフト録画機能」の搭載と「セミライブモード」のサポート――の2点だ。
 最初に挙げたタイムシフト録画とは、タイムシフトモードでの視聴時において、過去にさかのぼって視聴できるシーンの中からユーザーが希望する任意のポイントを起点として録画処理を開始できるというもの。TVというものは、なにげなく視聴しているときに限って録画に値するシーンを発見してしまうもので、大変悔しい思いをすることになるが、SVP2/USBであればそのような場合でもしっかりと保存できる。ある意味当たり前のようにも感じるが、他機種ではあまりサポートされていなかった便利な機能だ。
 一方のセミライブモードとは、TVチューナボックスからの映像(データ)をHDDに記録する処理を省くことで、ライブ映像に対する時間の遅延の軽減を図る表示モード。SVP/USBではTVチューナボックスからのデータをいったんHDDに記録、そのデータをソフトウェアでデコードしていたため1秒強の遅延が発生していたほか、PC本体への負荷もかなり大きかったが、セミライブモードを使用すると遅延を0.5秒程度に短縮できる。わずかな差に思われるかもしれないが、これが意外と効果があり、違和感なくTVを楽しめるようになる。このモードではタイムシフトコントロールは使えないが、操作に関するストレスはかなり軽減できるはずだ。


録画ファイルのエクスポートに関する設定。長時間に及ぶ映像をCD-Rメディアなどの記録メディアに保存したい場合に重宝する。
 ほかにも、シーンの変わり目を自動検出してサムネイル化し、ユーザーが指定したブックマークと合わせて表示する「シーンインデックス」、録画した映像(記録したビデオファイル)を画質を落とすことなく指定した容量に分割する「エクスポート」――といった機能を搭載するなど、痒いところに手の届く強化がなされている。

 録画予約の設定では、これまでの「ADAMS-EPG」に加え、「ADAMS-EPG+」にも新たに対応する。ADAMS-EPG+は、テレビ朝日系TV局の放送とともに配信されているADAMS-EPGのデータを、インターネット経由で配信、PCなどで受信できるというサービスだ。これにより、ADAMS-EPGを配信するTV局がなかった地域のユーザーはもちろん、すでにADAMS-EPGを利用してきたユーザーにとっても配信時間を待たずに電子番組表を利用できるようになり、非常に使い勝手が良くなるはずだ。なお、ADAMS-EPG+のサービス開始は7月で、これと同時期に対応ソフトウェアが配布される予定だ。

 SVP2/USBは標準構成の「単体モデル」のほか、SmartVision/TVを制御するリモコンが付属する「リモコン付属モデル」も用意されている。
 対応OSはWindows 98以降で、Windows 2000も正式サポート。価格は単体モデル、リモコン付属モデルともにオープンプライス。NECの運営するWebショッピングサイト「121@store 」ならびに「アミューズプラス 」での価格設定は単体モデルで2万9800円、リモコン付属モデルについては3万3000円となっており、店頭での実売はこの価格に近いものが予想される。TVやビデオの代わりに気軽に使えるTVチューナデバイスを探している方に是非ともお勧めしたい。

 なお、NECではSVP/USBを持つユーザーに向けて、SVP/USBをSVP2/USBと同等にアップグレードする「SmartVision Pro for USBアップグレード」と「リモコンキット」も用意している。これらの販売は主に上記Webサイトを中心とした展開するという(店頭での発注も可能)。Webサイトでの販売価格はアップグレードキットが3980円で、リモコンは3580円。価格と新たに使用できるようになる機能を考えれば、アップグレードする価値は十分にある。




画質調整ユーティリティ。今回のバージョンではビットレートが表示されるようになったほか、MPEG2におけるキャプチャサイズの指定もできるようになっている。見てのとおり、MPEG1の設定もここで行う。

あると便利な「リモートコントローラ」。チャンネルの切り替えや音量の調整はもちろん、タイムシフトコントロールにも対応。コントローラの受光部は、USBでPCと接続する。

(伊藤裕也)



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