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極楽PC-TV(パソテレ)はハードウェアエンコで行こう!! これからの人も、すでにの人も、絶対分かるMTVシリーズの賢い使い方
極楽PC-TV(パソテレ)はハードウェアエンコで行こう!!

Printable Version アスキー PC Explorerアスキー PC Explorer 2002年6月号
2002年6月29日


最近話題の周辺機器といえば、記録型DVDドライブとMPEG2エンコーダ付きキャプチャカードだ。特に後者は、TVチューナ搭載でハードウェアエンコードタイプの内蔵用(PCIカード)が大ヒットしている。しかし、買ってみたはいいが「どうも思ったように使えない」では、せっかくの投資も効果半減だ。そこで、2001年に最も売れたカノープス「MTV1000」を例に、TVキャプチャカードの機能を200%活用するためのノウハウを考えてみたい。

買う前に注意しておきたい
MTVシリーズの特徴

MTV1000
写真1 カノープス「MTV1000」。ノイズ&ゴーストリダクション機能付きの上位版「MTV2000」も発売されたが、その高画質と価格のバランスを考えれば、ハードウェアMPEG2エンコーダの中で今でも「定番」的存在だ。
アンテナ端子
写真2 MTVの背面とF型コネクタプラグ。単に差し込むだけのアンテナプラグではなく、ネジ式で完全に固定する。
TVチューナ&ハードウェアMPEGキャプチャカード「MTV1000」

MTV2000
写真3 カノープス「MTV2000」では、ノイズ&ゴーストリダクション機能を実現するサブボードが追加された(写真の「Triple3D」とある部分)。
 MTV1000(またはMTV2000、以下「MTV」と総称)の購入を検討している方に、まず理解しておいてほしいのは、このカードがハードウェアMPEGエンコード「しか」できないということだ。ソフトウェアエンコードタイプの機器の場合、普通は「DirectShow」または「Video for Windows」対応のキャプチャドライバ経由で録画されるため、対応ソフトウェアさえ用意すれば、MPEG1/MPEG2以外にも(さまざまなcodecの)AVI形式やWMV形式で録画ができる。しかし、MTVに限らずハードウェアエンコードタイプのキャプチャカードの多くは、AVIやWMVでは録画できない。そのため、例えば“特定の映像だけはブロックノイズが出ないAVI形式で保存したい人”や、“いったん録画したムービーを細かく編集したい人”には不向きなカードなのだ。MTVで録画したムービーを編集したり、AVIに再変換することも不可能ではないが、別途複数のツールを用意して展開/再圧縮などの面倒な作業が必要となり、作業時間やHDDの空き領域も膨大にかかるなど、MTVの一番のウリである「手軽に高画質を」という意味合いが台無しになってしまうので、あまり現実的ではない。

 また、いったんMPEGになったムービーを、MTVのハードウェアエンコーダを使って再びMPEGで再エンコードする(ビットレートを変換してファイルサイズを小さくする)ことも「基本的には」できない。
 いずれにせよ、MTVで想定されている使い方は、

  1. TVや外部入力から映像をリアルタイムでハードウェアMPEGエンコードして、そのMPEGファイルをCMカット程度の簡単な編集をした後、DVD-Videoなどに保存する
  2. DVD-RAMに直接録画またはインポートしてから、簡単な編集をして保存する

――のいずれかになる。以下、この作業の流れに沿って、具体的な手順とコツを述べていこう。



カードの装着と
ソフトウェアのインストール

チャンネル設定
図1 地上波は、受信地域を選べばプリセットチャンネル名を一発で指定できる。
チャンネル設定
図2 CATVでは自分で局名を入力すれば、以後iEPGが適切な局を自動的に探してくれ る。
地上波とCATVのチャンネル設定手順

 MTVを装着するときは、マニュアルにあるとおり、以下の点を確実に実行しよう。

  • アンテナ接続には「F型コネクタプラグ」を使う(写真2)
  • ほかのカードからできるだけ離して装着し、ガスケット(ノイズを遮断する緩衝材)をきちんと貼る

 ノイズ対策が施されたAV機器と違い、PCはノイズの固まりのようなものなので、少しでもノイズの混入を軽減するべし。決して最初に手を抜いてはいけない(録画後にノイズを除去するほうがずっと難しい)。
 MTV1000を使っていて、よりよい画質を求めるなら、「ゴーストリダクションチューナ」(GRT)を搭載したビデオデッキでS-VIDEO端子から映像を入力する手段も考えられるが、録画予約のたびにMTVと外部チューナの両方を操作しなければならないなどのデメリットも生じるので、もともとアンテナの信号が弱くてゴーストが激しく、明らかに外部GRTから入力したほうが映像がクリアという場合に限ったほうがいい。  PCIスロットにカードを差し、OSがカードを検出したら、まずドライバを入れ、その後にアプリケーションをインストールする。MTVシリーズのドライバ&アプリケーションはバージョンアップが頻繁に行われており、製品添付のCD-ROMではバージョンが古くなっていることもあり得るので、インストール作業の前にカノープスの公式Webサイト(http://www.canopus.co.jp/)でアップデート情報を確認しておきたい。ちなみに、2002年4月15日現在、ドライバとアプリケーション(両者セット)の最新バージョンはVer.1.13となっている。また、インストールの際、OSなどユーザー環境によって導入手順が微妙に違い、ひとつ間違えると正常に動作しなくなる場合もあるので要注意だ。製品添付のドライバを使うならマニュアルを、Webから入手したアップデータを使う場合には添付の「Readme」を必ず最初に読んで、そのとおりに作業してほしい。

 この特集で説明するMTVの使い方に必要なアプリケーションは、以下の5つだ(MTV1000には1〜3、MTV2000には1〜4が標準添付されている)。

  1. Recording Manager
  2. MEDIACRUISE
  3. Mpeg Cutter
  4. DVD-MovieAlbum for Canopus(DVD-RAMドライブを持っている人のみ)
  5. ソフトウェアDVDプレーヤ

 (4)は、MTV1000ユーザーならカノープスから直販で「ソフトウェアアップグレードキット」を追加購入できる。(5)を用意する理由は、MEDIACRUISE以外のソフトでMPEG2ファイルを扱う際、別途MPEG2デコーダが必要になるためだ。MEDIACRUISEでもMPEG2ファイルの再生はできるので、これ以外で見ることはない、という方には必須ではない。


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