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パソコン用ワンセグチューナー12製品そろい踏み 各社から製品が出そろった今が買い時!
パソコン用ワンセグチューナー12製品そろい踏み

2007年1月23日

パソコン用ワンセグチューナーは、2006年秋にロジテックから初めての市販製品が登場し(その前から日本電気(NEC)や富士通のノートパソコンのセット製品では、ピクセラが開発・OEM提供していた)、以来次々に周辺機器メーカーが販売を始めた。
当初はどこに行っても売り切れで製品が入手ないほどで、まさに奪い合いという人気ぶりだった。年を明けた現在もこのワンセグチューナーブームは続いているが、パソコン周辺機器メーカー以外を含むかなり多くのメーカーが製品をリリースしたこともあり、店頭での入手は容易になってきた。今回はそんなパソコン用ワンセグチューナーをズラリと紹介していこう。

初めにワンセグの仕様をきちんと理解しよう!

ワンセグチューナーの画面
ワンセグチューナーの画質は、VHSテープに3倍録画で記録した程度と考えれば、さほど“期待はずれ”を感じることはないだろう。画面はTVにアナログビデオ接続できるジーフォースのワンセグチューナー「G-WWT-1201B」を使って管面撮影したもの。大きな字幕などは十分読めるが、小さな文字はつぶれてしまって読めないことが多い。番組によっては字幕放送があるため、音を消して仕事や勉強の合間にながら見するには便利なメディアだ。

 日本の地上デジタル放送は、1チャンネル分の帯域を13のセグメント(区切り)に分けて扱っている。この中から携帯電話機やカーナビなどの移動体端末向け放送に中央の1セグメントが割り当てられており、この1セグメント放送が“ワンセグ”と略され、現在では正式な愛称として使われるようになった。ちなみに高画質が売りのハイビジョン放送(HD放送)は12セグメント、通常のTV放送(SD放送)は4セグメントが割り当てられている。

 ワンセグの仕様は、映像部分が圧縮規格“H.264/MPEG-4 AVC Baseline Profile”を採用し、最大解像度は320×240ドット(4:3)もしくは320×180ドット(16:9)、ビットレートは128kbps、フレームレートは15fps(毎秒15フレーム)、というもの。音声規格は“MPEG-2 AAC”で、ビットレートは64kbpsとなっている。これ以外にEPG(電子番組表)データ放送といったメタデータの送信用に約60kbpsが割り当てられており、これがアナログ放送にはないワンセグならではの特徴となっている。

 ワンセグのTV画面を視聴してみると、ビットレートやフレームレートが低いため、アナログ放送と比べて画質は決して「いい」とは言えず、特に動きが激しいサッカーなどのスポーツ中継などではカクつきを感じやすい。また、建物の陰やトンネル/地下に移動するなどして急激に受信電波が弱まるとビットレートの低下により派手なブロックノイズが発生する。

 実際、今回のレビューのためにノートパソコンに各社のワンセグチューナーを接続してみたが、いずれの場合でも拡大表示で視聴に耐えるのは2倍が限界で、全画面表示での視聴は厳しく、単に見るだけなら「従来のアナログ放送のほうが画質は上」というのが率直な感想だ。

 地デジが“ハイビジョン放送”という高画質をウリにしているのに対して、画質面でのメリットに乏しいワンセグが現在これほど受けている理由は、アンテナ込みのチューナーのサイズがUSBメモリ程度と小型で使い勝手がよく、ノートパソコンとともにモバイル(携帯・移動)しながら見るのに適しているためだ。従来のアナログ放送では家庭のアンテナ信号線をパソコンに接続するか、大がかりな室内アンテナを組み合わせないと満足な画質が得られなかったのに対して、ワンセグなら小さなアンテナを伸ばすだけで“それなりの画像”が安定して得られる

 画面の隅に常に表示させておいて“ながら見”するには持ってこいであり、手軽にTV番組を楽しめるデバイスというわけである。なお、ワンセグも携帯電話機と同様に周囲の状況で電波の受信品質は大きく変化する。ビルの谷間や周りが壁に囲まれた部屋(地下室)などで、頻繁に電波が途切れる状況だと、先にも述べたように映像と音声の品質が大きく低下してしまうので注意が必要だ。

 2006年12月には日本全国の都道府県庁所在地でワンセグの放送が始まったということだが、視聴場所の環境によっては最悪の場合まったく映らないことも考えられる。もし可能であれば、友人などからワンセグチューナーを借りて、自室など主に使いたい場所の電波状況を確認しておくほうがいい。



■接続インターフェース

 パソコン用ワンセグチューナーのインターフェースは、PCカードUSBの2つが主流だ。機能的な優劣はないので、PCカードスロットのないデスクトップパソコンでも使いたいならUSBタイプ、USBポートに空きがないとかケーブルを取り回すのが面倒という方はPCカードタイプ、といった具合に環境や好みで選べばいい。

PCカード型のワンセグチューナー
PCカード型のワンセグチューナー、ピクセラ「PIX-ST011-PC0」。
USBアダプター型のワンセグチューナー
USBアダプター型のワンセグチューナーのほうが多くのメーカーから発売されている。写真はIMJの「ON TIME TV(IM-1ST001U/S)」。


■録画機能

 録画機能を本格的に使うなら、現在視聴中の番組を保存する“リアルタイム録画”のほかに、EPG番組表や時間指定での“予約録画”機能があると便利だ。インターネット経由で最新の番組情報を入手できるiEPG対応なら、メール経由で録画予約ができるなど使い勝手がさらにアップするので、頻繁に予約録画を行なうならiEPG対応の製品を選ぶと便利だ。

バッファロー「ちょいテレ」の録画予約の画面
バッファロー「ちょいテレ」の録画予約の画面。チャンネルと日時、開始/終了時間を指定するほか、スタンバイ状態から復帰して録画を始めることができる(製品によってはスタンバイ状態から復帰しないものもあるので注意)。
「MonsterTV 1D」の録画予約の画面
エスケイネットの「MonsterTV 1D」の録画予約の画面。評価時には公開前の開発中バージョンにて、EPGからの録画予約が可能になった。

 なお、ワンセグ放送には著作権保護がかかっているため、録画した番組を再生する際は、録画したパソコンで録画に使ったワンセグチューナーを装着していなければならないので注意してほしい(ほかのパソコンに録画ファイルをコピー/移動しても、再生視聴できない)。



■視聴ソフトの見やすさ

 ワンセグ放送のTV視聴や録画番組の再生には、各チューナーに付属の視聴ソフトを利用する。そのため表示ウィンドウのデザインがコンパクトで無駄にスペースを取っていないか、チャンネル切り替えや録画/再生/停止などの各ボタンが分かりやすく使いやすいかといった操作性は、快適な視聴に大きく影響する。機能の有無だけでなく、視聴ソフトのデザインやレイアウトも十分に吟味して、自分に合うものをチョイスしよう。

「“SEG CLIP”GV-1SG/USB」の視聴・録画ソフト
アイ・オー・データ機器「“SEG CLIP”GV-1SG/USB」の視聴・録画ソフト。ケータイ向けデータ放送の受信・表示機能やEPG、録画・停止の操作パネルとてんこ盛りだ。
サンワサプライ「VGA-TV1S」の視聴ソフト。
シンプルでフレーム部分も小さなサンワサプライ「VGA-TV1S」の視聴ソフト。


■各種メタデータの表示

 ワンセグ放送では映像と音声のほかに“字幕”表示、“EPG番組表”、“ニュース”や放送番組に連動した“コンテンツ”が提供されるデータ放送が配信されている。データ放送の特殊コンテンツは携帯電話向けのものが多くPCからはアクセスできない場合もあるためオマケ的な要素であるが、EPG番組表はあるとなかなか便利だ。

■独自的な機能・特徴

 各製品にはオンリーワンの特徴を持つものがある。例えば今回紹介する中で、バッファローの製品「ちょいテレ」はコンパクトさでは群を抜いている。一方、サンワサプライの「VGA-TV1S」は外部アンテナとの接続が可能なF型端子を備え、デスクトップ(もしくはデスクトップ代替の大型ノートパソコン)では家庭のアンテナケーブルを接続することで安定した電波受信が可能となる。さらにジーフォースの「G-WWT-1201B」のようにTVにアナログ接続するというキワモノも存在する。

 ワンセグを視聴する環境によっては、機能面だけでなくこれらの独自性を重視して選択するのもアリだ。



ワンセグチューナー機能比較表

A
ピクセラ「PIX-ST011-PC0」(PCカード型)
B
ロジテック「LDT-1S200U」
C
IMJ「ON TIME TV (IM-1ST001U/S)」
D
クイックサン「QOT-W100」
E
バッファロー「ちょいテレ」
F
トライウイン「DT-007」
G
ログファーム「PCTV-hiwasa」
H
エスケイネット「MonsterTV 1D」(PCカード型)
I
サンワサプライ「VGA-TV1S」
J
グリーンハウス「W-One」
K
アイ・オー・データ機器“SEG CLIP”「GV-1SG/USB」
L
ジーフォース「G-WWT-1201B」(TV直結型)
ABCDEFGHIJKL
字幕表示×××
字幕表示の切り替え××××××××
音声多重放送の受信・切り替え×
データ放送受信・表示×××××××××
双方向データ放送サービス××××××××××××
EPG××××
(※1)

(※2)
iEPG(インターネット経由の電子番組表)×××××××××
タイムシフト視聴(※3)×××××××
録画機能
(※4)
予約録画機能(※5)××××
EPGからの予約録画機能×××××
(※6)
×
アプリ非起動時の録画・視聴開始(※7)××××××
パソコン非起動(スタンバイ)からの視聴・録画開始×××××××××
※1 将来対応予定

※2 EPG画面がダイアログボックスなので、閉じるまではほかの操作ができない

※3 一時停止のみで、さかのぼり視聴や遅延視聴ができないものは△。いずれも可能なもののみ○と表記

※4 評価時点で公開までの次期バージョンドライバーでテストした結果

※5 予約視聴(録画せず)と予約録画が両方できれば◎、予約録画のみなら○と表記

※6 評価時点で公開前の次期バージョンドライバーでテストした結果

※7 アプリケーション非起動時の録画開始が可能な製品は、いずれもタスクトレイに常駐アプリが起動している

 本表では、2006年12月末から1月初旬にかけて各メーカーから借用評価した製品、および付属ドライバー/ソフトウェアを使って評価・検証している。これらの機能はソフトウェアで実現しているものが多く、評価時期以降のバージョンアップによっては、機能が追加・変更されているケースもあるので、ある程度の目安として理解していただきたい。



スッキリと見やすい視聴ソフトを搭載
ピクセラ「PIX-ST011-PC0」

ピクセラ「PIX-ST011-PC0」
PCカード本体は、アンテナ端子部分を含めて全体的に薄めで扱いやすい形状。運搬時にはアンテナの取り外しも可能だ。
「PIX-ST011-PC0」を装着したところ
PCカードスロットからはみ出す部分がやや長いものの、それを除けば本体形状に特に不満な点はない。

 ピクセラの「PIX-ST001-PC0」はPCカードタイプのワンセグチューナーだ。付属の視聴ソフトは文字やボタンが大きく各機能の操作方法が把握しやすく、使いやすさを重視したレイアウトには好感が持てる。EPG番組表は表示スペースが小さかったり予約録画に非対応など、機能的な不満はあるものの、予約録画については今後バージョンアップで対応予定とのことだ。データ放送受信機能は標準でサポートしている。地デジ/ワンセグ製品をOEM供給してきた実績のあるメーカーならではの、完成度の高い製品と言える。

「PIX-ST011-PC0」の視聴アプリ
デザインに関しては文句なしで、直感で思い通りの操作が行なえる。現在のバージョンは予約録画に対応していないのが残念。(画面は一部はめ込み合成です)


ノートパソコンに便利なクリップ付きケーブル付属
ロジテック「LDT-1S200U」

ロジテック「LDT-1S200U」
スタイルはやや大きめのUSBメモリーといったところ。付属のUSB延長ケーブルは、コネクタ部分がクリップになっており、ノートパソコンの液晶ディスプレー部分などに固定しやすい。
「LDT-1S200U」を装着したところ
アンテナは自由に角度を変えられるため、感度調節が容易だ。

 ワンセグブームの立役者でもあるロジテック製USBチューナーの第2弾となる製品。だがEPG録画がないなど機能的にはかなり物足りないのが残念なところだ。特徴的なポイントは付属のUSB延長ケーブルで、コネクタ部分がそのまま固定用のクリップになっている。アンテナの角度も自由に変えられるので、ノートパソコンの液晶や感度のよい場所など、ケースバイケースですばやく設置場所を選択できるのが強みだ。

「LDT-1S200U」をクリップで固定
クリップで固定した裏側
ノートパソコンに付属USBケーブルのクリップで固定すると、このようにチューナーは後ろ側に隠れる形になるので、本体が目立たない。
「LDT-1S200U」の視聴アプリ
視聴ソフトはポータブルTVをイメージさせるデザイン。機能は手動録画と音声多重の切り替え程度のみと低いが、映像調整が可能な点は評価したい。


クリップ式ホルダーで液晶横にピタリと設置
IMJ「ON TIME TV(IM-1ST001U/S)」

IMJ「ON TIME TV(IM-1ST001U/S)」
「ON TIME TV」を付属クリップで固定
本体はシンプルな形状で、固定用のクリップが付属する。クリップ部分はかなり角度があるのでやや安定性に欠ける。
「ON TIME TV」のアンテナ
アンテナは根本部分が細く先端部分に行くにつれて太くなるため、耐久性が少々不安だ。

 レシーバー本体の他に、延長ケーブルと固定用クリップが付属する。このアタッチメントを使ってノートパソコンの液晶横に設置すれば、USBポート付近のスペースを確保せずに済むと同時にアンテナ感度アップの一石二鳥の効果が得られる。視聴ソフトはボタンに小さいながらも機能の文字表示があるなど、わかりやすい作りになっている。タイムシフト時の再生位置をゲージで調整できるのもなかなかよい。



「ON TIME TV」の視聴アプリ
コンパクトにまとまっており、ボタンに小さく機能表示があるなど使いやすい。映像調整機能があるのもうれしいポイントだ。


ありそうでなかったオールホワイトのデザイン
クイックサン「QOT-W100」

クイックサン「QOT-W100」
「QOT-W100」をクリップで固定
本体カラーと付属クリップの色は白で統一されている。白一色の製品はありそうであまりないので、組み合わせるノートパソコンの本体色とのマッチングこだわるに人は要チェックだ。
「QOT-W100」の画面設定
ON TIME TVと同じ視聴ソフトを採用している。コンパクトなインターフェースで使いやすく、映像調整機能があるのもうれしいポイントだ。また、最新バージョンではEPG(電子番組表)にも対応。

 外観や付属ソフトを見るとIMJの「On Time TV」とほぼ同等の製品で、こちらにも延長ケーブルとノートパソコンに挟んで固定するクリップが付属する。カラーやデザインで好みの方をチョイスすればいいだろう。視聴ソフトも同一だが、メーカーのウェブサイトから入手できる最新バージョンではiPEGによる予約録画が可能になっているなど、ソフトの使い勝手はかなり良好だ。





最小サイズのワンセグチューナー
バッファロー「ちょいテレ(DH-ONE/U2)」

バッファロー「ちょいテレ」
USBチューナータイプの中で最もコンパクトで、一見しただけでは小型のUSBメモリーと見間違うほど。ロッドアンテナは、付属の高感度タイプに付け替えも可能。
撮影サンプル1(トリミング)
コンパクトなのでパソコン本体に挿したままでも邪魔にはならない。USBカバー(キャップ)が本体とストラップで繋がっているのも、キャップをなくさないための工夫として気が利いている。
「ちょいテレ」の手動予約
「ちょいテレ(DH-ONE/U2)」の手動予約機能。

 USB接続のワンセグチューナーのパイオニア的な製品であり、今回紹介する製品の中で最小サイズのコンパクトさを誇る。視聴ソフトも高機能で、番組表やiEPGによる予約設定が可能なほか、手動予約も毎週や曜日指定が可能だ。タイムシフトとデータ放送に対応していないのが残念なところだが、これを除けばほぼ満点に近い出来映えである。



「ちょいテレ」の視聴アプリ
キャプチャカードを多く出しているだけあり、見やすさ、操作性の高さは文句なし。これでデータ放送受信機能とタイムシフト視聴機能があればさらによかったのだが。


ゴルフボール風のUSB延長アダプターが付属
トライウィン「DT-007」

トライウィン「DT-007」
アンテナがなければUSBメモリと見間違いそうな、コンパクトかつシンプルな形状。アンテナは長さこそ短めなものの、がっしりと安定感がある。
「DT-007」を付属スタンドに装着したところ
半球状でコネクタ部が上向きのUSB延長ケーブルが付属。適度な重さがあり、抜き差し頻度の高いデバイス用にうってつけの逸品。
「DT-007」をパソコンに装着
特にクセのない形状で重量もないので、スムーズな抜き差しが可能だ。

 USB接続のレシーバー本体の形状はシンプルだが、付属のUSB延長アダプターは、縦向きに挿すタイプで設置しやすく、文鎮のようにズッシリと重みがあるので安定感があり秀逸だ。視聴ソフトは、録画機能や字幕・番組表表示といったものはなく、タイムシフトも停止のみとかなり割り切った設計になっている。そのかわりか、指定した時刻になるとアプリが起動するアラーム機能を搭載する。シンプルで使いやすいため、録画は必要なくリアルタイム視聴がメインという人に向いている。



「DT-007」の視聴アプリ
視聴ソフトの機能は少ないが、その分シンプルかつコンパクトなので、見るだけの人には便利だろう。タイムシフト視聴機能があるものの、スライドバーが用意されないなど、使い勝手はあまりよくなかった。


ユニークな回転機構でUSBコネクタを保護
ログファーム「PCTV-hiwasa」

ログファーム「PCTV-hiwasa」
折りたたみ式ナイフのような形状が特徴。USB端子のカバーがなくならないので便利。アンテナはかなりガッシリしていて、長さは13.5cm(実測)ほど。
「PCTV-hiwasa」を使う
使わないときはクルリと回して収納できるが、最後に突起部で“カチッ”と固定されるため、ケースから出す際には少々コツがいる。USB端子側を引っ張るのではなく、アンテナの付け根を押すようにすると簡単に取り出せて爪を傷つけることもない。
「PCTV-hiwasa」をパソコンに装着
USB端子に装着するときにケース部分が邪魔になりそうだが、ケースを180°まで開けば本体部にかぶせるようにケースを収納できる。

 折りたたみナイフのようにUSB接続のレシーバー部分をクルっと回して、USBコネクターをカバー内に収納できるユニークな製品。レシーバー部分はかなり小さいのだが、このギミックのために全体のサイズはやや大きめになっている。視聴ソフトは、EPGは現バージョンでは利用できず、録画予約は可能でも時間指定のみで曜日や日付を指定できないなど、他社製品と比較すると見劣りする点が否めない。ライブ視聴や、今すぐ見られない番組を録画しておく、といった用途がメインの方にはお勧めできる製品だ。



「PCTV-hiwasa」の視聴アプリ
なかなかシンプルなインターフェースだが、EPG番組表がまだ未対応だったり、予約録画の指定が時間のみなど完成度はいまひとつ。


データ放送も見られるPCカードタイプ
エスケイネット「MonsterTV 1D」

エスケイネット「MonsterTV 1D」
カードスロットからはみ出す部分が盛り上がっているため、ノートパソコンのカードスロット周りの形状次第では少々邪魔になるかもしれない。
「MonsterTV 1D」を装着したところ
アンテナは着脱可能なタイプ。角度調整は写真で左方向(カードと反対側)には倒せるが、手前や奥に傾けるにはアンテナを一度抜いて角度を変えて差し込まなければならない。他社のアンテナのように360°自由に回るわけではない。
「MonsterTV 1D」の録画予約
「MonsterTV 1D」の録画予約機能。

 エスケイネットの「MonsterTV 1D」は、PCカード接続のワンセグチューナーだ。USBポートは他のデバイス用に空けておきたいけど、PCカードスロットは空いているというノートパソコンユーザー向きである。EPGやリアルタイム録画といった機能に加え、データ放送の受信にも対応する。データ放送のメニューはウィンドウ下の十字ボタンをクリックする必要があり操作性は今ひとつだが、ケータイ向けのコンテンツなのでこれはしょうがないところだ。ウィンドウの外枠をかなりコンパクトにできるのはなかなかよいところである。



「MonsterTV 1D」の視聴アプリ
コントロールパネルや番組表はかなり大きめで見やすいが、その分スペースを取ってしまう。ケータイ向けのデータ放送受信にも対応している。


F型コネクタ装備で外部アンテナもOK!
サンワサプライ「VGA-TV1S」

撮影サンプル1(リサイズ)
ロングアンテナを本体に取り付け可能。室内アンテナや外部アンテナと接続できるのもオンリーワンだ。
撮影サンプル1(トリミング)
本体サイズが大きめな上に重量もあるので、直接USBポートに挿すとやや不安定気味。延長ケーブルを使うといいだろう。

 本製品の特徴は、付属のF型変換アダプタを使って外部アンテナ線と接続できることだ。部屋の中では電波が弱くて不安という人でも、これなら安心して視聴・録画ができる。また、他社製品に比べてかなり大型の高感度ロッドアンテナが付属しており、小型/大型/外部アンテナと、自宅などの受信状況に応じて3パターンのアンテナが使い分けられる。ソフトウェアはタイムシフト視聴やデータ放送受信の機能こそないものの、EPG予約が可能などまずまず充実している。自室の電波状態が心許ない人には最適な製品であろう。

「VGA-TV1S」の視聴アプリ
DVD再生ソフトのようなコントロールパネルと番組表示部分が別ウィンドウのスタイル。両者のサイズがアンバランスなのが気になるところ。


iEPGと映像調整機能付きで“見る・撮る派”向け
グリーンハウス「W-one」

グリーンハウス「W-one」
アンテナはかなりしっかりしていて、長さも約20cmほどと申し分なし。
「W-one」を装着したところ
本体にはラバーの滑り止めカバーがかぶせられている、やや大きめなため、直接ノートパソコンのUSBポートに挿すとグラついて若干安定性に欠けそうだ。

 USBユニット本体は他製品と比較すると大きめの部類になるが、これはボディーを落下時の衝撃などから守るためにシリコン製ラバーで覆われているためだ。一見アウトドアグッズのようにも見え、シリコンのやわらかな触り心地もよい。なかなか個性的なデザインといえるだろう。視聴ソフトは最小表示でもかなり大きく外枠が邪魔に感じるが、他製品では見られない音声のブーストや映像調整機能があり、液晶やスピーカに合わせられるためなかなか便利だ。iEPGにも対応しているので録画派にも向いている。

「W-one」をUSB延長ケーブルに装着
コネクターが上向きタイプ、ケーブル部を内部収納可能タイプと2タイプのUSB延長ケーブルが付属する。
「W-one」の視聴アプリ
コンパクトなデザインだが、ボタンの機能が一見しただけでは分かりにくいのが残念なところ。予約録画やEPG番組表など搭載する機能の豊富さは合格点だ。


最後発ながら、視聴・録画の多機能さで群を抜く!
アイ・オー・データ機器「“SEG CLIP”GV-1SG/USB」

アイ・オー・データ機器「“SEG CLIP”GV-1SG/USB」
USBコネクターが本体内に収納できるユニークなスライド機構を採用。付属のアンテナは長さがやや短め(実測で約11cm)。
「“SEG CLIP”GV-1SG/USB」の付属延長ケーブルとクリップ
「“SEG CLIP”GV-1SG/USB」をクリップに装着して、ノートパソコンに固定したところ
付属のクリップに本体を載せることで、ノートパソコンの液晶パネルに固定可能。チューナーをクリップに固定してから、USBケーブルを通すという手順が必要にはなるが、装着後の見た目はなかなかスマートだ。
「“SEG CLIP”GV-1SG/USB」の録画予約
「“SEG CLIP”GV-1SG/USB」の録画予約機能。

 本体をスライドさせることでUSBコネクタ部を内部に引っ込めることが可能。このユニークな設計により、コネクタカバーの紛失を気にする必要がない。視聴ソフトの機能もタイムシフトを除けば一通り揃っており、iEPG経由やRaserMailを使ってのケータイ予約も可能と申し分のない出来映えだ。サブウィンドウをすべて開くとVGAサイズ(640×480ドット)程度にまでなり、XGA表示のノートパソコンでは画面が手狭に感じられるなど、デザインのまとまりに難点はあるものの、機能の豊富さと完成度は全製品の中でもピカイチだ。



「W-one」の視聴アプリ
搭載機能は大変充実している。ただ、すべてのウィンドウを開くと画面を大きく占有したり、番組表で番組名が切れてしまうなど、レイアウト面では工夫の余地がありそうだ。


【番外編】ワンセグTVをアナログTVで見ちゃおう!
ジーフォース「G-WWT-1201B」

ジーフォース「G-WWT-1201B」
チューナーユニットはタバコよりも若干小さい程度のサイズで、携帯性はそれなりに高い。
TVにはアナログビデオケーブルで接続
出力は映像、音声共にコンポジット端子。チャンネルや録画の操作は本体のボタンで行なう。

 本体ユニットでワンセグ放送をデコードし、その映像をアナログ出力するというかなりキワモノな製品で、ポータブルTVやカーナビのビデオ入力端子に装着して利用することを前提に開発されたようだ。そのため、パソコンで視聴するには別途ビデオキャプチャーカードなどのアナログビデオ入力機能が必要となる。本体内のフラッシュメモリーに約3時間の録画が行なえるほか、リチウムイオンバッテリーを搭載しており約3時間のバッテリー駆動もできる。ただし、バッテリーの残量が確認できないので、バッテリー駆動メインで使うには少々不便だ。ACアダプターが付属するので、バッテリーは電源が取れない場合の予備機能として割り切った方がよさそうだ。

設定メニュー
録画済み番組リスト
字幕表示や音声切り替えなどの設定メニューは、画像に重なるように表示される。録画済み番組リストがチャンネルのみで、番組タイトルが見えないのは残念。

(宇野 貴教)


【特集】ワンセグチューナー ブーム到来!!

2006-12-20

パソコンで視聴できるワンセグチューナーが各社から一気に発売されてきた。ここでは、ワンセグ視聴/録画が可能な周辺機器や携帯端末のニュース記事、レビュー、秋葉原での発売情報などをまとめて紹介する。

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