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【絵で分かるキーワード】XHTML(えっくすえっちてぃーえむえる) XMLで定義しなおされた次世代HTML
【絵で分かるキーワード】XHTML(えっくすえっちてぃーえむえる)

Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2002年10月号
2003年6月8日


関連キーワード

拡張が容易なHTML4.0の後継HTML

XHTMLの仕組み
●【XHTMLの仕組み】 XHTML:XMLで定義しなおされた次世代HTML

 多くの誤解を受けているが、XHTMLは、HTMLの正当な後継言語である。つまり、HTML 4.0の次のバージョンがXHTML 1.0となる。HTMLとXHTMLの違いは、それを作成するのに使用されたメタ言語がSGMLかXMLかの相違にある。より新しい時代のニーズに即したXMLが登場した以上、SGMLの引退は当然のことであり、SGMLによって作成されたHTMLも、XMLベースのXHTMLに交代するのが自然の流れと言える。

 とはいえ、これは言うほど容易なことではない。HTMLはエラーだらけの文書を記述しても、Webブラウザが適当に何とかして表示してくれる。これは本来あるべき正しい動作ではないのだが、初期のWebブラウザがそのような設計であった。これはコンテンツを再現する互換性を維持するため、最新のWebブラウザでも継承されている機能である。しかし、XMLはそれほど寛容ではなく、XHTMLも当然ながら、寛容ではない。エラーが1個でもあれば文書は表示されず、エラーメッセージが表示されるのが正しい挙動である。しかし、現状ではまだ、そのような状況には至っていない。現在使われる多くのWebブラウザは、まだXHTMLに対応していないからだ。それでもXHTMLで記述されたコンテンツが表示できるのは、XHTMLがHTML対応のWebブラウザで閲覧可能であるように配慮されているためだ。

 たとえXHTML対応のWebブラウザが存在しなくても、XHTMLの存在意義は存在する。例えば、サーバサイドでスクリプトにより加工して送信するタイプのコンテンツを作成する場合、XHTMLとスクリプトで処理する情報を1つのXML文書にまとめて記述することができる。また、それをXML対応のスクリプト言語やライブラリを用いて処理することができ、より短い時間でシステムを開発できる。要はWebブラウザに届いた時点でHTMLになっていれば良いわけで、その前段階での処理でXHTMLは活躍できるというわけである。

 PCの世界を離れると、XHTMLの価値は増大する。XHTMLはモジュール化されており、XHTMLの言語仕様は複数のモジュールの集合体となっている。この中から必要なモジュールだけを取りだして組み合わせれば、コンパクトなXHTMLのサブセット言語を簡単に作ることができる。最低限の基本機能だけを集めた言語はXHTML Basicと呼ばれる。この言語は、新世代の携帯電話のコンテンツ記述言語として注目されている。

 XHTMLは、現在バージョン1.1が存在するが、それ単体が持っている機能面ではHTML 4.01とあまり変わりがなく、何のための新言語か分からないかもしれない。しかし、XMLベースのため、他の様々な言語との混在が可能だ。このため、ほとんど無限の拡張性があるに等しい。例えばMathMLとSVGをXHTMLと併用する場合について記述したAn XHTML + MathML + SVG Profileという文書などが存在する。

(川俣 晶)



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